SSブログ
君にR&Rを!(インディーズ編) ブログトップ
前の10件 | 次の10件

THE ××ズ [君にR&Rを!(インディーズ編)]

少し前に、acoちゃんから。
「黒石にPUNK BANDがいるんですよ。」って話を聞いた。

BLACK STONE CITYという地味な活動をしてて
青森県黒石市の細かい部分を探ってはいたけど。
辿り着かなかった、更に深淵のとこ。

調べたら、到達。
「THE ××ズ」(ザ・チョメチョメズ)
まさかの10代の発光。
そして、まさかの女子ボーカル。

佇まいも文句なし。
黒石という贔屓から始めても、申し分ない逸材。
音、未聴(笑

もう、どうしようもなく良かったので。
VOCALのNATSUMI嬢にコンタクト。

BLACK STONE CITYのTシャツ着てくれ」と唐突にお願いして。
「いいよー」ってな具合で、プレゼント。

そんな中、CDを購入。
YOUTUBEじゃぁ伝わらない。

PA0_0103.JPG

PUNKではなく、間違いなくロックンロール。
溢れる衝動と形にしたい欲求と、イライラよりもムラムラ。
なにやっても格好のつく10代から20代初頭の
勢い任せの波状攻撃。

今も聞きながら、タイピングしていますが。
耳に障るわけでもなく、胸に響くわけでもなく。
寄せては返し、すりぬけていく。

無理してるのか、演じてるのか。
メッキがあってもスーベニア。
余所行き仕立てから、始めながら。
退屈と閉鎖を燃やせ。

数多の選択肢の中から、良いものだけを選べる平成BOYS&GIRLS。
パソコン1つで、世界はドアを開けてくれるし。
小銭で、地球のムコウ側の欲しいレコードだって手に入るし。
血眼で捜したあのバンドのLIVE音源映像だって、
クリックいくつかで簡単に無料で見れる世代よ。

何を見せてくれる。
ムキになって、必死になって探してきた昭和の残骸のボクらに。

何を謳う。

問わず。
不変と進化の後継と光景を見せてくれ。

閃光ライオットよりも。
近いステージを期待しています。
また必ず見れる機会が生まれるはず。

音源。
粗末だと言ってたけど。
問題なし。
演奏の上手い下手とか。
カッコイイとかかっこ悪いとか。
そういうんじゃないし。

通ったとか通り過ぎたとか。
通らなかったとかじゃなくて。

今生きる、今の音をグチャグチャにして。
後世に引き継がれるとか。
形に残るかそういうこと考えず。

塗れて、汚れて。
見たことも無い形を残せばいいし、それが出来るバンドだと思います。

黒石の空の下。
誰かが言える言葉じゃなくて。ありきたりな使い古された言葉じゃなくて。
黒石だから見える粗悪な部分。そして、閉鎖的な部分。負の意識。
逆に黒石だから見える、素晴らしき情景と東北の気概。

R&RからPUNKへ。
矛盾を肯定してみせてくれ、そのエレクトリックギターとマイクロフォンで。

その昔、青森の生んだ奇跡「SUPER CAR」のような。
黒石から始めて、どこまでも流れてゆけ。
岩木山はきっと今日は頂上が見えて、綺麗なはず。

楽しみなバンドがあるというのは、本当に久し振りの話です。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

Oi-SKALL MATES 「talio」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

ワタルバスター、伊勢志摩引越し。

西荻TOKYOのオイスカルメイツには、凄いニュースだったが(笑
BLOGを見る限りは、楽しそうでオイスカルメイツも変わらず精力的で。

ようやく7インチ購入。

PA0_0927.JPG

久し振りのオイスカルメイツは、変わらないし変わりようもなし。
カッコイイとかカッコ悪い次元ではなくて、一貫してステージにいるわけだから、
それでいいし、それだけでいい。

以前聞いてたときの、まとまりというかカチっとした印象は薄れ。
より初期に近い音な気がする。

WATAXから出ていて、いつもとマスタリングが異なるからだろうか。
尖ってた頃のオイスカルメイツの帰還にも聞こえる。

歌詞も変わらず、不変さを歌うし。
その不変さは、曖昧なものでもなく。
おそらくは型にはまってしまえば、それなりの生活があったと。
そんな印象もある時代が確かにあったが。
結局首輪を今でも拒否し続け。

その野良加減が非常に、一環しながらも
バンドの質をぐるぐると、シェイクしてその場に出た雰囲気を楽しんでる
感じもする。

上手く演奏する以上に、このバンドの熱を体感することによって
得る何かに重きがある気がする。

オイスカルメイツの新譜のフォーマットが7インチだけだなんて。
相変わらずすぎて、言葉もない。

音楽に向き合い、決めた生き方に邁進すべく素晴らしいバンドだと。
個人的には強く想う。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

toroid [君にR&Rを!(インディーズ編)]

名も知らない草花の繊毛に付着する
風や雨粒や、虫たちに粘液や足跡や。

そのミクロ、マクロの単位を想像しながら。
退屈というよりは、気がつかない部分で。

器用さも持たず。
欲も薄く。
また、合理的でも利己的でもない。

裏道、地下道、外道、toroid。

PA0_0946.JPG

本筋というものが、理解に苦しい着メロバンドや歌手が横行する中で、
気軽に音楽に触れ、錬金試行錯誤の音楽業界の中で。
商業ベースの拒否。

商業ベースというレールから逸脱していて、
錬金を望んでも、錬金に通じない部分も少なくても存在する部分かもしれない。

ただ売れたいから、やるのではなく。
内在しているものが、そのキャパシティを越えて溢れる何かを
音にして蒸発させる作業は、排泄に似ているのかもしれない。

ただ、排泄は余分なものであって。
表現は排泄とはまた異なるが。
出した瞬間に過去であり、常に新しいものを創造消化している
という点では排泄という表現もまた然りなのかもしれない。

時間をかけた彼らは、音や表現方法どころか。
バンド名まで土に還し。

たどり着いた現在の場所を「toroid」と名付けた。

長い時間は、蝉の脱皮のように、
生き物本来の姿を変えるだけの時間にも似る。

小岩でのステージより、先日のLUSHの方が退屈しなかった。

マスターベーションの披露をするのだから、
視覚的エロスから基点となる
妙な身体の高揚を体感させて欲しいものだ。

誰かに向けて発信しているものは、酷いマスターベーションだが、
自分らの表現をするには、濃密なマスターベーションで。
要はイクためのリアルなもの。

toroidの評価というよりは、
彼ら3人の突き詰める先が、どこにあるのか。
その世界をボクも眺めてみたいだけ。

暗闇に、静か一定に落ちる雨だれに
調子外れなギターとも似つかない音が床を這い、
空洞に響く共鳴。
光は見えず、世界は小さく細かい。

自分に価値観にはまるピースの断片を模索する。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

DAD MOM GOD 「POEMS LIKE THE GUN」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

なにはともあれ、冷牟田竜之の帰還は素直に喜び祝福する。

DAD MOM GOD。

PA0_0926.JPG

当初、本当にこのメンツで?!と少し騒ぎになったが。
もっと冷牟田の根暗な感じの音が、支配してくれる期待感だったが。

蓋を開ければ。
硬い。硬い。
「極限の集中力、炸裂するエナジー」
その触れ込みで間違いないとこです。
オール一発録り。

転がる石は角がとれて。
その姿を流線型の繰り返しの果てに、球体にするような。
そんな転がり方ではなく。

その道筋が逆に滑らかになるようで。
聞き終わった後のいびつさと言ったら。
という感想であるのです。

「独特の太い音と疾走、爆音」
この表現もまた適切。

四谷でSANDADAを眺めて以来。
魂が完全に抜けてしまい。
R&Rに対して、貪欲さがなく。
客観的に眺めて、聞いてしまう

この態度が恒常化したために、よっぽどであっても
中毒のように、繰り返して聞くことが少なくなった。

DAD MOM GODも例外ではなく。

ただ「鉄の塔」の冷牟田のボーカルは、少しヤラレタ頃の大江慎也みたいだし、
本人もなんかそんな意識がある確信犯だと想う。

管楽器も含め、全体がFULL TENTION BEATERSの頃に近いスカパラの
硬さに類似している部分だと想う。

冷牟田の意識は、ここにあったと再確認も出来る。

今のスカパラは通過してしまったのか、この硬さはさほど見受けられない。
スカパラの進化も加えて理解できる。

スカパラでもない、SKAでもない、ROLLでもない。
ただ、冷牟田がやりたい形。

この形は、非常に難解で。
ありきたりにならない形状を発見するには、
もう世の中に音楽が溢れているし。

個人的には、消えてしまいそうな大江慎也感が好みであった。

早い、太い、硬い。このガツガツした感じを求めない自分が変わったのだろうか
と思いつつ、評価は大きく分かれる部分だと想う。

スカパラで通過した部分じゃないのか?と感じたり。
いや、これは硬質のヒリヒリするロックだと感じたり。

SEXYSTONESからのリリースが今後も続くのかわからないが、
いずれにせよ、冷牟田竜之は攻めてナンボの男だと想う。

TABOOも戻ってくると想うし、
非常にボクら世代には、胸に迫る音が繰り返されることは
間違いないとこだとは想う。

池畑潤二のタイコはやっぱり狂気だと感じさせる男のアルバム。
召集して、改めて懐深さを感じつつも。

冷牟田竜之には、スカパラが必要だし、
スカパラには冷牟田竜之が必要だと想った。

今のスカパラの器用さをブチ壊すには、冷牟田だし。
洗練された音でSKAとROLLを混ぜることの出来た、冷牟田のセンスと。
スカパラの質を今一度聞いてみたいと想ったのも、またこのアルバムを
聞いて感じた感想。


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

萩原健一 「時代おくれ」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

音楽が売れない時代だと聞くけれど。
12月には変わらず、ジョンの声やシェーンの声は響いてる。

先日、渋谷のHMVに行ったのだが、
あまりの売り場面積の縮小に愕然とした。

渋谷のHMVといえば、少年時代のおもちゃ屋さんに近い感覚。
それが・・・・。

ディスクユニオンにも衝撃だったが、それ以上の衝撃だった。
フォーマットとしてのCDがもはや時代遅れなのかと想うぐらいの
時代錯誤感が、じっとりしている心地にもなった。

音楽は変わらない。
時代時代の人の意識の問題なのかは、わからない。

少し前、ショーケンのドキュメンタリー「ショーケンという孤独 俳優萩原健一・再生への日々

番組最後にショーケンがリリースするという『河島英五の「時代おくれ」』を
歌う姿で幕が下りて。

その曲がリリースされる。
フォーマットは、itunes only 。

時代おくれの割りに、最新型。
と思いながら、先日思い立ったように購入。

1986年。
昭和の終焉真近。
作詞 阿久悠 作曲  森田公一 
唄 河島英五

河島英五の代表作。

hagijidai.jpg

「今この歌を歌えるのは、ショーケンしかいない。」って。

それはショーケンが時代おくれという意味なのだろうか。
無骨で不器用で。
粗野に見えるようで繊細で。
それで、様々な境遇を経て。

そんなショーケンの姿を投影してる意味なのか。
アウトローの没落をか?

「曲を聞けばわかるもんでも無い」と書き留めたい。

何度も何度も聞いてるけれど、

アウトローの象徴のショーケンの名残か。
平成に生きる1人の役者の生き様なのか。
歌手として、隆盛極めた男の末路なのか。

時代おくれの男が、時代おくれを歌うことを滑稽に想うのか。

どれにも答えは無い。
今のショーケンで十分だ。
なのに、過去の影など、今を生きる人に問うのは無礼だ。

今のショーケンを感じたい。
年輪の新しい部分を聞きたいし、見たい。
昭和の夕焼けに塗れて、ノスタルジックになるつもりはない。

今を生きるから、今の萩原健一が欲しい。
きっと新しいアルバムを作っても、売れないと想う。

売れる音楽が欲しいわけじゃない。
本当の、突き刺さる音楽が欲しいわけで。
新しい自分の価値観の可能性を望む。
ロックンロールっていうものは、そういうもんで。
きっと音楽と一緒に自分も太くなる。

書きたいことが右往左往してしまった。
師走の山手通りの渋滞にムカツキながら。
この曲を聴く。

小言のように。
垂れてくる。

間違いじゃないことは、確かなこと。
名曲として片付けないで欲しい。

でも、本当はカバーじゃない今を聞きたい。
nice!(5)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

頭脳警察「俺たちに明日は無い」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

先日、あるご婦人から「俳句」を薦められた。

目の前の情景を、文字通り「五・七・五」で詠むというアレであります。
コレが非常に厳しくて。

頭の中で脆弱なボキャブラリーがぐるぐると回る訳です。
その瞬間にも、銀杏からは生命の1葉1葉が、引力に吸い寄せられているのに。

出来上がった句を詠み返し。
改めて、何が言いたいか、表現がまわりくどい人間であって。
的は得てないわなと、痛感するのです。

最距離で、その風景を飲み込むのは、困難な業だと。
そんなことを思いながら。

日々「真っ直ぐ」に飢えて生きてるような気がしています。

最近の中で、真っ直ぐすぎて自分でも戸惑うのが、
頭脳警察「俺たちに明日はない」

51I4t3kki3L__SL500_AA240_.jpg

先日の騒音寺以前に入手はしていたのですが。
なんだか日々労働に向かうバスの中で聞き続けています。

真っ直ぐなんですよね。
オブラートもクソもない。

クソなもんは、クソでキライなもんはキライ。
この単純明快な旗を立てられない社会の成員な、ボクやらボクらは。

蜂起することよりも、言えないわな・・・という
後ろ向きな選択肢を選んでしまう。
染み付いてるわけではなくて、今の生活や今の流れを手放せないから。

渋谷の街には、流行という大河が流れていて。
師走の喧騒に塗れて、多くの人々がその浮ついた空気の中を
泳ぎながら、また歩きながら日々がとうとうと、流れていく。

そこにアクの強いメッセージの必要性など感じなくて。
18年ぶりに世界に堕ちたこの新譜も。

従来の頭脳警察と変わらず、風刺を超えた棘や刃物を突きつけてても、
その鋭敏な痛みに無関心な人々ばかりで。

辛辣で、的を貫く言葉の多くが、滑稽に見えてしまうぐらいの
世の中なんじゃないかと。
そう感じたりする。

今まで意味が飲み込めなかった「コミック雑誌なんかいらない」の意味と今が、
ボクには存在していたけれど、今はとてもよく理解できる。
この曲が生まれた時代と現代。

この時間と時代にあって。
結局変わらない世の中と、街に吹き抜ける革命の匂いがあるか無いかだけで。
何も変わらない景色なんだと。

長く生きる人々との接点の中で。
この国の印象や心象は、そうは変わらないのかなと勝手に感じている。

汚れた大河ではなくて。
ずっとこの色で始まってたということ。
最初から今も。

真っ直ぐを思い返しながらも、自分の原点にはならない。
その強い言葉のメッセージと意味を、今は噛み締めるしか出来ない。
ただそのすべてが苦いわけでもない。

中途半端に声に出すわけにはいかない。
覚悟も混じる。

この国の根幹はさほど変わってやしない。
満ち溢れた希望の明日はなくても。

今の悲観や挑発など。

愛だの恋だの言えなかった時代となった
68年前の今日のはじまりを。

僕らは幸せです。
どんな世の中であろうとも、
戦争や内戦の無い国の時代に生きるのだから。

戦争が無いからこそ、「俺たちに明日はない」と言えるのかもしれません。
「明日は変えられる」という意味も孕む、「俺達に明日はない」なのだから。
希望の光射し込む言葉。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

clammbon feat THA BLUE HERB 「あかり from HERE ~NO MUSIC NO LIFE~」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

少し前に、勝手にしやがれの武藤昭平がタワレコ限定でシングルを出した。
アイゴン(プロデュース/ギター) 
ウエノコウジ(ベース) 
クハラカズユキ(ドラム)
という豪華なメンツでの、シングルではあったが。

改めてボーカリスト武藤昭平よりも、野暮ったく歌い。
タイコをパカァーンと抜ける感じで貫く彼のスタイルが好きなことに気付く。

あまりに綺麗にまとまっていて。
少し泥っぽさと野暮ったさが綺麗になくて。
逆に物足りない気持ちになった。

これに始まり。
525円で続くタワレコ限定のシングルには悩まされる。
微妙にツボが続くのが、やっぱり悩ましい。

そんな中、久し振りに新譜で。
シングルで。

clammbon × THA BLUE HERB
あかり from HERE

PA0_0982.JPG

クレジットは、clammbon feat THA BLUE HERBではあるが。
楽曲自体は、THA BLUE HERB feat クラムボンに近い印象ではあるけれど。
曲はクラムボンのmitoが担当。
THA BLUE HERBの良さと原田郁子の個性は綺麗に整えて。

重なる感じは、今まであったようで、確かにあった確信は無い。
やっぱりブルーハーブの芯の強さというか。
信念というか、混じりそうで混ざらない簡単には、
スタイルが曲がらない感じはモロで。
丁寧にクラムボンが包んで。
柔らかな印象を残している。

詞は共作。
伝えたいものは、互いにキッチリと残して浮かび上がらせている心地。

詰めた言葉の節々に刺さる感情の棘がチクリとし。
歌詞カードを眺めながら何度も聞くと。
何度でも印象が変わる感じは否定しない。

THA BLUE HERBだけだと。
ボクは何か物足りなさというか、その強さが眩しくて。
日常の中に彼らの音楽を溶かすことは出来ない。
常に、挑戦し続けることは難しく、弛むことが日常の中にあり。
気軽さはTHA BLUE HERBにはない。

クラムボンは、妻が恒常的に聞き続けているので、
我が家では馴染みが深いが、個人的には持ち歩いて
聞きたい瞬間は薄い。

この曲は、ボクの中の2つの個性が綺麗に中和され。
日々の中で恒常的にまた気軽に言葉を噛める、音楽を楽しめる1曲の
発見になった。

個人的には、素晴らしい組み合わせで。
このような試みを知れて、また聞けてラッキーでした。

やっぱりYOUTUBEや、ネット配信ではなく。
ジャケットを開いて歌詞カードを開いて。

試聴機の中で見つけた感情のひらめきを、自宅でスピーカーから流れる
音との整合性を確かめて。
スピーカーの方が勝ったなと感じれる久し振りの買い物でした。

強くも無く。
優しくも無い。
でも、そこにあるものは確かに強さも優しさも感じれる矛盾を孕む1曲です。



nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

カーネーション 「幻想列車」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

8月が終わってしまう。
フジもライジングもサマーソニックも、SION YAONですら行って無い。

冷夏の名のように。
たぎった汗だくで全力少年のような夏はボクには無かったと思う。

そんな終わりに、ある方から懐妊一報。
最近、直江政広を聞いていた。
虫の知らせだろうかと笑った。

なんだか今年の夏は、この方から頂いたCDを。
直江政広とカーネーションをよく聞いてた気がする。

PA0_0865.JPG

なんだか夏っぽい感じがしてて、せめて気分ぐらいは夏休み。
勝手な足掻き。
短い通勤時間で数曲頭に流し込んで。
足取り重く職場に向かうのが、ちょっとした日課だったという節もある。

少しずつ涼しい風に吹かれながら、9月の訪れを待つ。
幻想列車をのんびり聞きながら。

頂いたこのCDを含め、繰り返し聞く機会多し。

優しくて柔和で、時々アクがあって。
そんな感じ。
でも音は非常に爽快。

出来れば、海沿いで聞きたいものだが。
ここは東京ジャングルの真ん中。
残念ながら、暑さ紛らわす扇風機に煽られながら。

今の気持ちをなんとなく吐露しては、少し手を止めて。
夏の終わりを偲ぶ。

なんもしてない夏というのは、初めてかもしれない。
残った夏休。

やっぱり夏は精一杯遊ばなくちゃいけないです。
失敗。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

RIDDIMATES 「seven gods in a ...」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

音楽とは無縁な生活のような暮らしの中で。
恒常的にまた、日常的に耳にする曲に飽き飽きしながらも。
会社への道のりを惰性の音で埋める。

なんも感じない時と言うのは、些細なことに気がつくものであるわけで。
日々の暮らしはそれなりに、何か喧騒の中にいるということで。

我が家には、妻がいて。
その妻が、たどたどしくピアノを弾く音や生活音が妙に、
喧騒ということになるのかもしれない。
家の中では、気付くことなぞ家事のことでしかないが。

求める参考書があって、久し振りに新宿に行ったが。
もうアンテナだとか、そういう問題じゃないくらい取り残されてんなぁと
そんなことを実感するものばかりで。
追い討ちをかけるのは、欲しいのは旧譜というこの感じ。

新しい音は洗練されたものばかりで。
ただ洗練とやさぐれの間に流れる精錬。

そんな印象を基本管楽器には持たないのだが。
試聴した瞬間に恋したので、購入した。

RIDDIMATES 「seven gods in a ...」
SIWI-120 / SKA IN THE WORLD RECORDS

しかも丁寧に7インチまで♪

PA0_0724.JPG

楽しいというイメージの管楽器が、インストなのに随分と鋭い。
ニヤニヤして聞くというよりは、目じりにしわが寄ってきて。
「ッキャァー!」
ってBEERを煽りたくなる。

硬派だなと苦笑い。
こういう硬派は、8ビートとよく混ざって。
なんともいえない気持ちになるのは請け合い。

明日は偶然にも、セレクターを頼まれてるので、
このRIDDIMATESを攪拌させてみる。

フロアに着火させるには、十分すぎる着火剤な予感は今も消えない。

久し振りに試聴して音源を買った。
色々聞いて、色々目にしたけれど。
正直なところ、SKAに管楽器にハズレは少ない。

きっと音楽家がマジメな証拠じゃなかろうかと、素直にそう想う。
管楽器の演奏者特有の、ギラギラしながらもキラキラした目が好きだ。
管楽器の鈍い金属の光に差し込む眼光が好きだ。

少し笑ったときには恋に落ちそうだ。
そういえば、明日はOi-SKALL MATESの「恋は突然に」も必要だ。

梅雨が明けたら、夏だ。
春のつぼみが咲く夏だ。

恋をしようよ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

BOREDOMS 「SUPERae」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

雨が続く。
水道道路に流れていく雨水が少しだけ川になってる。

なんとなく傘を差したくなくて。
足取りを速めて歩く。

でも濡れた分だけ、自分のなんかが洗われたらラッキーだなって。
訳のわからねぇーことを考えられるぐらい、
何かが充足されている朝が続いた。

そんな朝の会社への道のりに、ボアダムス。
跳ねる暇なく、会社に着く道のり。
時間も短い。
だから、頭ぐらいは寄り道させておきたい心積もり。

今も聞きながら。
枕のムコウに行ってしまいそうな意識を繋ぐ
最高のロープであるのは、自分でも実感してる。

PA0_0684.JPG

ボクのバイブル、「NU」で絶賛されていたBOREDOMS「SUPERare」


あたま寄り道のつもりが、いつのまにかお祭りに変わって。
このバンドの良さに気付いたのは、これを買って随分後のことでした。

今は思いついたままに聞くことが多い。
何か自分に余裕が無いと聞けない1枚でもある。

ただボッケーっとしてる時でさえ。
なぜかBGMはやたら、アッパーだったりするボクには、
ボアダムスは、ボッケーとしてるときには向かない。

脳みそがアイドリングを始めて、違う世界に勝手に飛んでしまう恐怖があるので、
簡単に自分を解放できない欠点が、存在するのであります。

このアルバムを聞きながら、時計の針の進むのを気にせず
明日の仕事を気にしない、金曜日の夜をまたぐのは至福な幸せです。

意味があるんだけど、周りから見たら「?」の浮かぶことを、
少し真剣にやってみたくなるもんです。

これから佳境。
でも、いつ死んでしまうかわからないって妙な脅迫観念と。

「このままでいるわけにはいかない」って。
ボクの中の革命家が叫ぶから。
マニフェストに沿って、ボクもボクに問う。
ボクはボクであって。
ボクにしか出来ないボクの何かがある。

きっと皆同じだと想う。

革命家になれなくても、こうやってボアダムスのファンファーレを聴きながら。
なんか楽しいことが。
それもなんだか、想像もしえない規模のなんかが起こるかもしれないって
錯覚しながら、夜を泳ごう。

明日は結婚式に行く。
雨で寒い。
湿度も高いし、場所だって遠い。朝も早い。

それでもボクはしばらくボアダムスを聞きながら、
ボクの夜にしか出来ない、ボクの夜を過ごす。

今を生きなくて、いつ生きる。
V∞REDOMSの音から、何か心と振動して妙な感情になる。

今、きっとボクはとてもPOSTIVEだ。ってそう想う。

nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽
前の10件 | 次の10件 君にR&Rを!(インディーズ編) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。