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BOOT BEAT 「FULL SWING」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

楽しみにしていたアルバムを、特典の7インチの誘惑に負けて
他店では買わずに、下北沢JETSETへ。

BOOT BEAT 「FULL SWING」

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文字通りのカッケータイトル。
ボクが現在一番カッコイイと想うトラックメイカーの2ndなんですが。

ボク自身が、MANIFESTO!というMIX CDからBOOT BEATに入ったので、
アルバムの中の歌物に対する順応性が低い(苦笑)

確かにかっこ悪くは無いんですが、何か自分の中にはわだかまり(苦笑

RAPなのか、安易にこのジャンルをボクは表現できないのだが。
BOOT BEATも、ボクからすれば違う畑の素晴らしい作物なのであり。

これも含めたBOOT BEATのトラックだといわれたら、
なんとも言えないとこですが。

インストはやっぱりストレートをフルスイング。
かなたレフトスタンド上段に突き刺さる弾道。
引力に逆らうその姿。
好みです。

YEAH YEAH YEAHSの新譜も買ったりしましたが。
新譜はあまり買いにいかないというか、ビックリするぐらいの新譜への
興味の薄さで自分に反省です。
最近は中古屋で「萩原健一」関係のレコードを買うのがブームです(笑

ただ、全体的には、素晴らしいアルバム。
HAPPYでありながら、非常にシックです。
大人の社交場に紛れ込んでしまった気持ちでもあります。

7インチはLIVE YOUNGの際にハコのLIVREに
カートリッジ忘れてきたようで、
我が家は現在レコードが聴けません(苦笑)

そして、自分が感じてる以上にレコード屋の規模が小さくなってたり。

レコードの価値が暴落していたりと。
嬉しい反面、なんだか複雑です。

それでもレコード。
やっぱりレコード。

このBOOT BEATはやっぱりオススメです。
インディーズですので、レンタル屋などにはおそらく登場しません。

「2415円のご用意を」
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FRICTION 「DEEPERS」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

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新譜「DEEPERS」
待ちに待ったフリクションではありますが。

リリースが、TRIPPIN ELEPHANTから。
PASSはどうしたんだろうと謎です。

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今日のリリースにあわせて、タワレコでインストアライブ。
どうしようか迷ったけど、結局行くことにして。
FRICTIONを見てきましたが。
想像した範疇。

アルバムの曲を中心に演奏して終了。
アンコールがあったらしいですが、見てないです。
上がりきる感じも振り切る感じもなく。
暖機の状態で、終了。

ただ、暖機でもエンジンのアイドリングが上がる感じは少々。
予想した物足りなさ。
止む無し。

ただ珍しくRECKが明らかに間違えて。
そのときの2人の笑い顔が愉快(笑)

最初にフリクションを見たときには、年齢層も高く。
どう声をかけていいのやら。といった切迫感がステージから流れこんでいたのですが。
最近は、笑顔もあったり。
勢いがあるときとのメリハリを感じれたりします。

R&Rを繰り返してるうちに1周し。
気がついたら、突き抜けて。
そして大気圏でも燃え尽きない形容なきロックンロールバンド。

アルバムは、ライブほどの高揚は無いものの。
待ち焦がれた音源です。
大切にしたい気持ちです。

ライブでは馴染みの曲。
改めて、スタジオ盤で聞くと妙に馴染まないのが面白い。
ライブでしかフリクションを体感していないからだと思います。

しかしながら、やっぱりRECK+TATSUYA NAKAMURAは凄い。
個人的には「メラメラ」「DEEPERS」がやっぱり。

タワレコのインストア。
200人弱。物寂しい感じもしました。
今回無料配布も事前にHPで告知されていたりと。
アルバムの購入をしなくても、FRCTIONが見れる時間は、変えがたい貴重さがあると思います。

ボクは実は、タワレコでは無料配布を受けライブを傾聴。
CDは、ディスクユニオンで買いました。

ディスクユニオンはジャケットバッジ付。
これが圧巻のデカさです。
興奮です。

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クレイジーバッジバカなボクには、悶絶です。
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JOY HEIGHTS 「COUNTRY KILL」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

まったく聞いていなかった「JOY HEIGHTS」だったが。

今ならいける!と勝手なGOサインの下。
のんびり聞く。

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TWIN TAIL然り、少し勝井色の強さを感じていたのだが。
こうやって改めて、「JOY HEIGHTS」を聞くと、
どこか似た感じもある「崖」。

加速著しい、「WORLD DISCO PART3」から始まり。
個人的には、3曲目「COUNTRY KILL」が好き。
アルバムの冠にもなってるけど。

音の強弱に歪んだ曲線が塗れて。
確かな音だけがすくい上げられるように残る雰囲気もいい。

先に言ったような、最近の流行。
中村達也的流行と違って、INUのギターの音にも近い金切りな感じも
堪らなくPUNK臭。

彷徨う漂う感じから、「COUNTRY KILL」のような
切り裂くような音まで、どこかにアクセントを感じるアルバム。

インストが多い構成ではあるけど、やっぱりライブで見たほうがこりゃぁ
面白いだろうなと思えるアルバムです。

どこかTWIN TAILではあるのは、中村達也主導のバンドだからだと。
そんなことを想います。

FRICTIONのニューアルバムが控えています。
そのアルバムは、きっと新しいフリクションでありながら。
古さを踏襲した素晴らしいものであるだろうと勝手な想像です。

昔、大好きなバンドの新譜に胸焦がしたように。
今もそんなバンドの存在が嬉しい。

JOY HEIGHTSを見る機会が欲しいなと、今更ながらに(笑

「BABY,I FEEL LONELY」
この曲に苦笑いしながら終われるこのアルバム今までに無い感じですね(笑





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TOWER RECORDS SHINJUKU 10 years anniversary comp [君にR&Rを!(インディーズ編)]

正月ヴォケ?
いやいや、もう既に週末に控えるちょびっと大変なお仕事の準備に奔走。
ボケてる暇なんて無いです。

そんなボケすら誘わない中、相変わらずアンテナ張りに新宿。
最近の流行で言えば
「やぁーちまったなぁー!!」
って感じです。

かみさんの誕生日にドロップしてたようです。
新宿 タワーレコード 10周年。
そんな記念コンピレーションの中身に唖然。

素晴らしい。
渋谷系ならぬ新宿系?
いやいや、角張渉氏の仕事です。
カクバリズムです。

メンツも素晴らしい。
正月にボケてる暇なんかなし。
それより、本当にどこ切っても濃厚な蜜が流れるような味わい。

こんなコンピ久しく聞いてないです。
21世紀になって随分経ちますが、個人的には21世紀的な感じがしつつも、
昭和の匂いも少々。
カクバリズムの仕事には、本当に敬服します。

マニアックな人間だけを拾うのではなく。
俗に言う「ブレイク」という名の爆発を、いつしてもおかしくない老若男女楽しめる
音楽の良質なものだけを、綺麗に生み出す素晴らしいレーベルです。

こんなステキなコンピが¥2000
お年玉の残りで買ってごらん。
お年玉でかすり盗られた寂しい財布にも優しい値段と品質。

本当にオススメです。
あのボッケーって聞いてもいいし。
歌いたくなったら歌ってもいい。
踊りたくなったら踊ればいい。

絶賛してもいいですか?
一家に一枚。

10年経っても聞きたくなる曲ばかりです。
2000円でコレ?もう2000円ったらぁ、有意義なんだから♪

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01.YOUR SONG IS GOOD [SUPER SOUL MEETIN’ (7’single ver)]
02.イルリメ [カレーパーティー]  / ※新曲
03.GOOD LUCK HEIWA [Monsieur Miyatake]
04.TUCKER [APEX BLUES]
05.STERUSS [尖 unreleased ver] ※未発表曲
06.二階堂和美[つるべ落とし]
07.ECD [自殺するよりマシ] ※新曲
08.9 miles [crazy]
09.キセル [春の背中]
10.HALFBY [Double Traveling]
11.MU-STARS [SCHOOL BAG]  ※未発表曲
12.TOKYO NO.1 SOUL SET [Innocent love]
13.サイプレス上野とロベルト吉野 [横浜×藤沢 酒飲みRAP feat DEEPSAWER]
14.THE BITE [グッバイ・ブルース] ※新曲
15.COOL WISE MEN feat EDDIE”TANTAN”THORNTON [ I Can See A Rainbow]
16.AFRA [HOT DOG feat TUCKER]
17.ZOOT16 [完全逆様な世界]
18.COLLETE [MEMPHIS]
19.THE HELLO WORKS [EVERY SINGLE DAY]
20.SAKEROCK [エンディング]


調べて知ったのですが、限定1000枚。
おいおい、買わなくちゃ絶対損ですよぉ。



小泉今日子もカバーしてる、ソウルセットの「イノセント・ラヴ」
これはこれでよろしいのですが。
やっぱりソウルセットの方がキュートっすね。

こんな曲まで聴けてしまう素晴らしいコンピ。
小泉今日子verは、NICE MIDDLEにて(笑


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NATSUMEN 「ONE×MORE×SUMMER×SHIT!!!」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

告知は夏だが、リリースは秋。
そんなペースも気にしない。

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NATSUMENが帰ってきた。

6曲入りだけど、なぜかタワレコでしか売っていない。
そういうのはいいよぉーと思いつつ、タワレコに足を向ける。

帰ってきてしこたま聞いてます。
11月、既に上着も厚くなったのに、
我が家には、蝉の鳴き声とけたたましいラッパの狂騒音が響いております。

フジロック06で見た彼らは、本当に凄かった。
真夏のフジロックで、感じた夏の訪れ。

2年前のボクはライブを見てこう感想を書いている。

『滅茶苦茶な中に、いくつか骨格のハッキリした筋が通っていて。
 その上に幾重にも、音が重なり形を成す。
 そしてまた、滅茶苦茶だと思っていたものが、音が鳴れば
 隠れていた筋と力強いが骨格が綺麗にしっかりとまた溢れる。

 あんな複雑に絡む音楽はなかなか拝めない。
 でも、しっちゃかめっちゃかにならず、輪郭と骨がしっかり存在する。
 あの手の音楽では、希有な賞賛に値する素晴らしいバンド』

久し振りに過去の記事も読んだが、(てめぇのブログ(笑))この印象は変わらないです。

あの・・・これ同じ曲ライブで出来るの?って思うぐらいの暴走だけど。
その暴走の下には、ちゃんと線路があるんだと思うと感激してしまう。

こういう音楽って、なかなかメディアでも拾ってもらえにくいし、
伝わりにくい部分がたくさんあると思うけど。

ボクは好きだな、NATSUMEN。
ユーモアも忘れないというか。
基本的にはやっぱり夏。

虫の声に、羽音まで聞こえてきそうな。
完全な静寂の訪れが無い夏。
夜。

来年の夏は、どこかでナツメンが見れるかな。
楽しみだ。

どこかのTUBEと同じように、夏にしかライブをやらないといいのに(笑)
そうすれば「おぉー夏が来たか!NATSUMENの季節か!」ってなるのに(笑)

しばらく聞いてます。
でもイヤホンの中は夏なのに、景色は紅葉を終えてきました。
街路樹も「はだかんぼう」です。

一暴れして、身体から湯気を帯びるライブハウスの熱気からは随分遠のいています。

でも気持ちは夏です。NATSUMENです。

ありきたりな音楽に飽きたら、夏へようこそ。真木ようこ。

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野狐禅 「鈍色の青春」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

少し疲れた気がする。
気持ちに余裕が無くて。
後輩にいまいち優しく出来ないのは、結局そういうせい。

休みが欲しいと暇さえあればつぶやいてしまう。
今日だって休みなのに。
休みというのは、週末のことじゃなくて、祝日でもじゃなくて。
気持ちがにゅわぁーってなる時を求めてるんだと思ったりもします。

こないだ行ったバザーで「野狐禅 」を買った。
1st「鈍色の青春」

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大阪で見た野狐禅は、とっても精気に満ち溢れていて。
そういう精気が妙に眩しくて目を背けてしまった。
今この世の中に、こんな馬鹿な歌を恥じらいもせず、まっすぐ歌ってる輩を見て、正直戸惑った。

だせぇと言ってしまえば、一言で終わる暑苦しさに目を背けることは簡単だけど。
彼らの音と言葉を呑んだら。
喉元が焼けるぐらいの通過を感じて、ボクは熱傷になるだろうって。

そんな熱傷をボクは耐えられるのだろうか?って。

泉谷しげるの「春夏秋冬」というアルバムを買ってから,
随分経って聞い時にも同じ気分だったと思う

飾らず、伝えようとせず。
ただ言葉を自分のままに、羅列しながら大切な言葉と想いはてめぇで拾えって。

BLOG見たけど、すっげぇいいなぁ。
本当にいいなぁー。
この人こうやって生きてくんだろうな。

この人の見る風景は、大地に根を張った物の見方だ。
風雨にさらされても。
飛ばない覚悟と、飛ばない気質だ。

昔耳にしたときには、なんとも想わなかったのに。
今聞くと、今必要だって想ったりする。
事務所を離れて、独立したって聞いたら、
更にこの歌の全てにリアリティーと泥臭さが加味されてしまって。
キラキラしだしてる。

人生の度々には、「昔耳にしたときには、なんとも想わなかったのに」って
そういう気持ちになったりする瞬間があって。
青臭いけど、そういう感じが「日々生きてるってことで、日々の積み重ね」だと想う。

時間の経過で求めるものが違うのはいい。
でもいっつも同じ服着てた方がいい。

それが人の中身っつーもんだなって。
当たり前なこと、当たり前に想ったりしたから。

負けないように、負けないって誓いたいって思います。
でもやっぱり休みは欲しいです(笑
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ENTITY OF RUDE [君にR&Rを!(インディーズ編)]

知らぬ間に、「ENTITY OF RUDE」の音源が出てました。
おそらく会場から売り出し。
インディーズ扱いなので、一般流通あるのかな。
ロザリオスのHPにも、今のとこ情報無いですが。
Tシャツなどもドロップしてました。

ZEPPでのWEEKEND LOVERS楽しみです。

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01 STREET VENUS
02 SCREAMING OF THE GUN

TWIN TAILよりも明らかに獰猛。
大群で押し寄せる感じ。

昨今のセッションの中では非常にまとまった感じで、GROOVY。
聞き易さが垣間見れます。

大幅な革命は無いものの。
こういう少しずつ変化してる過程が、幾つものユニットから聞けるのは
とても面白いと思います。

きっと思いつきのままにやってるんだろうな。
こうやってすぐ形に出来るのは、才能だと想います。
また環境や人徳もあるのかな(笑)

にしても、底なし。
中村達也。
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6EYES 「RETURN」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

気がつけば。
 買ったばかりのipodで。
  この曲ばかり聴いています。


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TWIN TAIL 「すべては許されている」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

RSRFESに行きます。
準備を整えました。
あとは行くだけです。

何しに行くのか?といわれれば。
石狩の夜に落雷のような中村達也を見に行くためです。
その動機は、1999年から変わりません。

しかしながら、今回「TWIN TAIL」がキャンパーに・・・・・・(涙)
山下洋輔まで・・・・・・。
少しうなだれ。

ただ、11日の東京キネマ倶楽部のTWIN TAILには向かいます。
JOY HEIGHTSを聞きに行かなかっただけに。
FRICTIONの狂気にどこまで他のバンドの中村達也が凶暴で牙を剥くのか。
それを確かめに。

ようやく。

PA0_0190.JPG

TWIN TAIL 「すべては許されている」
発売。

昨晩から少し作業をしていて、終始一貫したBGMとして部屋に響いています。
ジャケットは滝。
意味は、スリーブに書かれています。
こんなとこで書く必要もないですが。

個人的に、このTWIN TAILの映像を担う「豊田利晃」監督は、覚せい剤の懲役を終え。
このような形で帰ってきたが、先の空中庭園も映画としては非常に質が高かったし。
文句も無かったが、覚せい剤。

このような形でのカムバックは、導かれたという表現が適切で。
(そういや、スリーブにも同じようなことが書いてあった)

何度も捕まるバカならまだしも、
浄化と贖罪を済ませたのならば、復帰の道が拓けなければ。
そういった意味で、BJC時代からマネージャー藤井氏の仕事と着眼は、
ビジネス以上のそれこそ、中村達也同様よりも金よりも質に近い、
血液のような通った確かさがある。

錬金すればいかようにもなる方法を持ちながら、手段にしない。
中村達也の音楽も同じで。
自分のやりたいことを試行錯誤しながらやっていく。

何者にも拘束されない王様。
圧政も虐殺もない。
統治することもせず。
ただ存在だけで、期待感を抱かせる。

話は随分逸れたが。
TWIN TAIL



期待以上の濁流と清流、やがて静流、そしてまた増水氾濫。
やりたかった形の確かさは、RAVENのときより感じられる「照井利幸」の業。

個人的には、夜中に聞きたい。
故に、EZOでの選択も映像(VJ)との兼ね合いもあるからだろうが、
金曜の夜中というシュチュエーションなのだと納得。

豊田監督の仕事は、さすがにCDでは感じられない。
しかしながら、ここに映像が加わったならば・・・・・。
と想像しただけでも、異世界への誘いを期待する。

SANDADA同様。
この絡み合う音の蔓。
伸びあいながら、上に向かう絡んで、曲がって。
真っすぐも時々に。
とにかく前に、とにかく先に。
光を求め伸びる植物のような貪欲さと真っ直ぐさ。
誤魔化しゼロのそのまま。

このような設計図が中村達也にはあるんだろうなと実感した。
ギターと手法を用いず、ヴァイオリンという楽器はギター以上に鋭利で。

その矛先が、ギターと違い切断面が広く。
空間を切り裂くには、適切な楽器だと実感する。
ROVOの勝井祐二も凄いが、TWIN TAILの勝井祐二また凄い。

誰もが快感を感じる音楽ではないものの。
BLANKEY JET CITY~ロザリオス。
中村達也は進化をやめない。
進歩を忘れない。

どこに辿りつくか、ボクらには見えない。
でも中村達也の中には、もう地図は出来上がってるのかもしれないが
それすらもわからない。

ボクらは中村達也の船に乗っている。
行く先など、どこでも構わない。
信じて進む先を見据えるだけでいい。

TWIN TAIL。
ウルトラマンの怪獣の名前を真っ先に思い出します。
ただ、怪獣よりも獰猛なツインテール。

壊獣とでも書きたいとこですが、威圧感は無く。
さしずめこのアルバムは、懐柔な感じと・・・。

炸裂する内在よりも、炸裂しそうな内在を懐柔できることの方が。
まったくもって手に負えない。


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EXTRUDERS 「hustle and bustle」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]

嫌になるくらいである。

小さい頃。
ほぼ一日を費やして創り上げた砂の要塞。
夕方5時の鐘に遮られ。
自宅での悶々。

翌日には、あの穴から水を流し込んで。
あそこに湖を作る。
あの道には黒い水が、とうとうと流れるはずだと。
設計図通りの要塞の完成を夢見て。

眠りについて、しばらくの時間夢の中泳いで。
翌日意気揚々と公園に向かうと。
作ったはずの要塞が跡形も無い。

必ずここにあったはずだと、探しても見当たらない。

作ったものが壊れ。
壊れたはずが、どこかに生まれ。

溶けたはずが、凝固して。
切り裂いたはずが繋がって。
つけたはずが、離れて。
形を想像したものが、綺麗に消えて。
浮かんで破裂して、流れて落ちて。

そこに繋がる道は、明日にはまた違う道。
一貫した主張の裏腹は、砂上の楼閣のように。
濁った砂の中に、消えて浮かんで。

複雑なのか、単調なのか。
そこに言葉が楽器に変わる。
単調の中に渦巻きとぐろ巻く音の輪廻。

死してもまた生まれ変わる。
同じものとは限らない。
変化しながら変態して。

そこに辿る全てを「0」にする。

そう実はこの音は「0」なんじゃないかと錯覚する。
実際にこのDISCはあって。
音は存在するのに。

ディスクの果て。
散々歩いて迷ったはずなのに。
出口を出たら同じ場所。

真夜中に聞けば更にわかる。
ここは真夜中。
昼間に聞いても真夜中。

動きはスローで。
言葉は薄いほうがいい。

やりたいことをやりたいように。
言葉も音も。
レーベルもレコーディングも、全てを「0」から創めた彼らに。
きっと創り上げようという気持ちは白濁。

退屈だというならそれで。
奇怪だというのならそれでも。

体のどこかの細胞が、この音に異常に満たされてる感じだけは確実に伝わる。

21世紀に不必要でありながら、不可欠な矛盾。
もう音楽は進化を辿れない。
細胞単位の発狂こそ、閃光。

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