SSブログ

toroid [君にR&Rを!(インディーズ編)]

名も知らない草花の繊毛に付着する
風や雨粒や、虫たちに粘液や足跡や。

そのミクロ、マクロの単位を想像しながら。
退屈というよりは、気がつかない部分で。

器用さも持たず。
欲も薄く。
また、合理的でも利己的でもない。

裏道、地下道、外道、toroid。

PA0_0946.JPG

本筋というものが、理解に苦しい着メロバンドや歌手が横行する中で、
気軽に音楽に触れ、錬金試行錯誤の音楽業界の中で。
商業ベースの拒否。

商業ベースというレールから逸脱していて、
錬金を望んでも、錬金に通じない部分も少なくても存在する部分かもしれない。

ただ売れたいから、やるのではなく。
内在しているものが、そのキャパシティを越えて溢れる何かを
音にして蒸発させる作業は、排泄に似ているのかもしれない。

ただ、排泄は余分なものであって。
表現は排泄とはまた異なるが。
出した瞬間に過去であり、常に新しいものを創造消化している
という点では排泄という表現もまた然りなのかもしれない。

時間をかけた彼らは、音や表現方法どころか。
バンド名まで土に還し。

たどり着いた現在の場所を「toroid」と名付けた。

長い時間は、蝉の脱皮のように、
生き物本来の姿を変えるだけの時間にも似る。

小岩でのステージより、先日のLUSHの方が退屈しなかった。

マスターベーションの披露をするのだから、
視覚的エロスから基点となる
妙な身体の高揚を体感させて欲しいものだ。

誰かに向けて発信しているものは、酷いマスターベーションだが、
自分らの表現をするには、濃密なマスターベーションで。
要はイクためのリアルなもの。

toroidの評価というよりは、
彼ら3人の突き詰める先が、どこにあるのか。
その世界をボクも眺めてみたいだけ。

暗闇に、静か一定に落ちる雨だれに
調子外れなギターとも似つかない音が床を這い、
空洞に響く共鳴。
光は見えず、世界は小さく細かい。

自分に価値観にはまるピースの断片を模索する。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

DAD MOM GOD 「POEMS L..MEMORIES OF BLUE ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。