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「浪速のジョー」 [ROCKな人]

先日、「浪速のジョー」の息子・寿希也が、プロボクサーを目指すニュースを聞いた。
少し嬉しかった。
あのチャンピオンの息子だ。成績はどうであれ、父親を越えようと必死になるはず・・・・。
楽しみに思う。

「浪速のジョー」のボクシングは、最高にカッコよかった。
「浪速のジョー」のボクシングは、「男」の生き様そのものだった。
女の裸体の構造は知らなくても、男の生き様のカッコよさを、まだガキの時分に教えてくれた。

あれ以降、ボクシングを見る度に必ず「浪速のジョー」と比べるようになった。

勝っても負けても、「浪速のジョー」と比べた。

結果じゃなくて、内容が全てなような気がする。勝敗に関係なく。
生き方の問題なような気がするよ。
大晦日の防衛戦が既に決まってたって噂は?(苦笑)

あそこで潔く負けたら、意気消沈せず、また闘争本能剥き出しの言葉を吐くでしょう。
そっちの方が、今日の試合後一夜明けてのインタビューより、
比較にならないくらいカッコ良かったと思う。

ボクシングのチャンピオンつーのは、強い男の象徴。
総合格闘技の比じゃないと思ってますよ。
だから、ただのボクシングのチャンピオンじゃなくて。
生き様も、男としても、そして何よりボクシングの強さも、
その時代を象徴するチャンピオンでいて欲しいと願うのです。

さんちゃんも言ってるよ。
俺も本当にまさにそう思うよ、ただこれだけ。

「浪速のジョー」のコメントが聞こえてこない。
辰吉丈一郎はなんて言ったんだろう・・・・。それが知りたい。


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鮫島義一 [ROCKな人]

あんたの気分はよくわかる。


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清原和博 [ROCKな人]

高校野球の聖地「甲子園」。
1大会5本のホームラン。

『甲子園は、清原のためにあるのか・・・』と言わしめ。
高校通算甲子園で15本ものホームランを打ち「怪物」とまで言われた男がいた。
今から22年も昔の話。
大阪の強豪PL学園の4番バッター清原和博。
KKコンビの桑田とともに、高校3年甲子園での夏、 全国制覇。

彼の放ったホームランの本数は今尚、破るものがいない。
前人未踏どころか、後人未踏の不滅の大記録とも言ってもおかしくない。

彼が幼き頃から恋焦がれたジャイアンツは、あっさりこの怪物を輪の中に入れることを拒絶。
苦楽を共にした桑田が「18」を背負い東京に行くのを、彼はどう思ったのだろう。
同じシーズンが始まるとき、彼は所沢で「3」をつけていた。

いつかの日本シリーズ。
ジャイアンツが自分のチームに屈する瞬間。
彼は1塁ベース上に涙をこらえきれず、その日本一の瞬間を待った。
愛するモノを、自分が愛したものを越えた瞬間。
なにか自分でも不思議な気持ちだったに違いない。

彼は若き頃はそれは、評判が悪かったと聞く。(若くて評判がいいのもまた問題(笑))
才能と実力に溢れた、若き獅子の中核をなす男。
齢20代前半。
すこしばかり、調子にのっても「まだ若いから」という言葉で片付けられる時間。
一流のアスリートとして結果を出してきた男には、既に「社会人」という名の枠組みでの見方が
妥当になっていると思う。
彼の若い頃の服装や車は、今見ても、ナンセンスなものが多かったんだが(笑)

高校の怪物は、12年後。
恋焦がれたジャイアンツに入団することになる。
FA。
ただ、今の清原とたがわない筋道を立てる生き方のエピソードはここでもあった。

好きな娘(読売)がいるのに、好きなのがわかっていても西武は清原に寛大だった。
西武を出るときも、清原は随分と気を遣って所沢を後にしたと聴く。
コクドの件が無ければ、西武グループの崩壊がなければ、
今ごろ、清原が背番号「3」を背負って、
スカイブルーのユニフォームを着て所沢に戻っていたかもしれない。

ジャイアンツへの賛否両論は多々だが、ボクは原辰徳と同じくらい愛された男だと思う。
僕自身ジャイアンツファンではないけれど、原さんが現役の頃は皆、原さんだった。
背番号「8」は四番バッターの証だった。

清原を見たくて球場に足を運んだファンも多くいるだろう。
由伸や上原とは違うオーラがあるのは一目瞭然。
野球人の能力は松井の方が上だろうが、それはすこしばかり時代も違う。
80年代と90年代では、埋めようの無い周りを取り巻く環境の違いは顕著な事実だと思う。
10年間の違いは、選手の能力にも影響してくるもんだと思ってる。

今年彼は、背水の陣でオリックスに向かった。
シーズン前、清原に関する報道は本当に、清原を期待するものが多い。
オリックスのチーム事情も影響してるし、仰木監督が逝ったことは想像以上に、
チームに影響を与えていると感じる。

ただ、殿堂入りの時もそうだが、仰木監督を慕う人間は、心底仰木監督を慕っているのがわかる。
近鉄時代オリックス時代の、指導や人柄が本当に素晴らしかったんだと思う。

シーズン前、石井(一)について、「年棒の吊り上げ」とかとんちんかんなこと言ってる
野村監督とは、止む無し雲泥の差になってしまっていた。
ヤクルト時代の信用貯蓄をテレビとかで余計なこと言ってるお陰で、随分となくしたのではないか?とも感じるような野村報道の嵐だった。

いずれにせよ、今年は清原。
人的補償で今シーズン、中日にいった小田も、今でも清原を慕っている。
暴力とか、その若いノリがチームに悪影響とジャイアンツは言うが、そんなことはない。

誰かの支えがあって、誰かのために必死になれるということ。
ヒット1本で素直に喜んでもらえるようなチームメイトがいれば、どこでも自分を信じれる気がする。
清原を取り巻く人間にはそんな匂いを感じる。

チームの勝ちは必ずついてくる。
それを無視してしまうことで生ずる、微妙な緊張感こそが悪影響だと思うし、
そのような人間をまとめあげる人間こそ、名将となる訳だと思う。

プロ野球。
少年時代の憧れの舞台は、金という対価では計れない。
その昔、川藤が給料は要らない。野球がやりたいと言ったように。

シーズン前にごねた福留の年棒の話なんか、夢の欠片もない。

サムライと呼ばれる男達がいる。
清原、前田、黒木など、金という対価より野球を選び、野球を愛する男達がいる。
次の時代にはいない男の姿だと思う。

プロ野球。
愛して止まない男達の世界。

清原今シーズン2度目の離脱。
ここで終ってはいけない。
野球をやってて良かったと神戸でホームランを打った笑顔をまだまだ見ていたい。


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背番号「7」 [ROCKな人]

さして、日本代表にも、サッカーにも興味はないが。
惰性で観てた2試合。
明らかに、背番号「7」だけは違っていた。

最期まで諦めなかった男。
誰よりも走り。
誰よりもボールを追いかけていたと思う。

本当にカッコよかったと素直に感じたのです。
結果が出ず、何も残らなかったとしても背番号「7」の「孤高」という意味が
少しだけ理解出来た気がする。

楽しもうなんて思わず、勝負に執着。
当たり前。
強いチームは楽しむことが出来るが、弱いチームは必死でやらないと。
敗因とか戦犯とか結果論とかそんなのはどーでも良くて。

「サポーター落胆」なんて言葉もあったが、落胆するしないはその人の自由で。
少なくても良い物を見せてもらったと思ってます。
勝ち負けなんかよりも、気持ちで対価を貰ったのは本当に久しぶりのことで。
欲しかったのは勝敗の結果だけど、必要なのは勝ち負けじゃないってこと。

ただ背番号「7」だけが眩しくて。
あの時見た「11」と同じ匂いがしたのです。

不屈。
単純に諦めない。
心が折れない。
絶対に足を止めない。
前を貫く姿勢。

あーいうの久しぶりに見ました。
勝利した時には、得てして見えないものなんだと気づきました。
11人のスポーツで1人のスポーツじゃないのにね。

世界で闘う意味をあの人は知っていたんだ。
だからあんなにも悔しかったんだと思う。
まだ少し背番号「7」を見たいと素直に感じた試合が、
彼の「7」を見る最後の試合にならないことを切に想う。

39歳になっても日本代表を諦めない男がいる。
あの男ぐらい、いつまでも青いユニフォームに執着して欲しい。


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村上世彰 [ROCKな人]

この人は様々なものを予見して、世の中を見透かしてきた。
語弊があってはいかんと思うが、少し書いておきたくて。

単純に「村上世彰」という男が好きです。

この人は市場も自分自身も相当細かく分析してたと思う。
このインサイダー取引じゃなかったとしても、こんな日が来る事も予見してたかもしれないし、
ライブドアの脇役幹部の顔と違って、とても精悍な顔つきに自信と強さを感じるのです。

阪神の問題も、やっぱり阪神に落ち度があるからつけこまれる。
隙間の入り方を知ってる。
お金の産み方を知ってる。
短期間に儲けすぎたと言ったが、まさにそんな感じ。
世間の空気までは読めなかったんだと思うが、金儲けという行為の最中。
「人の顔色伺ってどーすんだ?!」と思うとこもある。

10年前、こんな男の存在を誰が思っただろう。
たった数日で、およそサラリーマン100人分以上の生涯所得をあっという間にたたき出す。
この人にしか出来ない芸当だと単純に感じたのは間違いないと思う。

「喋りすぎだね」と、テレビでアホ丸出しの弁護士がゴチャゴチャ言ってたが、
あの会見ですら、意図もハッキリしてるし、時間を引き延ばし全てをブチまけることで、
茶番・情状酌量・在宅起訴・幹部の逮捕の懸念などなど、彼の目論みは昇華していたと感じた。

法律を犯した事は、当然いけないことだと思うが。
それでも尚、彼への期待を止まない。
ニッポン放送以外は、確実に彼の手腕・豪腕でお金を生んだ。

ファンドという会社を、確実に完璧にこなしてきた。
穴には、完全に落っこちたが、彼が生み出した新しい金のスタイルは、僕は単純に尊敬します。
自分には出来ないことだから。

誰もが金持ちになりたい。
そんな欲求があるはずだと思うし、彼はそれを否定せずあっさり言い切った。

「もうけたいから活動している。夢は特に何もない。楽しく生きることができればそれでいい」

それだけで、僕はこの人が少し好きになった。
偉そうなことを並べず、単純に金を儲けることを主眼として、その道のプロとなったわけで。

市場からの引退も。
ここまで潔くなければ、あそこまで会社がデカくならなかったんだと思う。

金というどっから見ても汚い世界を、爆走してきた男の存在。
彼自身もそれに塗れたわけですが、ここで終って欲しくないと。
単純にそう思わせる人なのです。


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大西良慶 [ROCKな人]

朝食を終えて。
珈琲もほどほどに。

何気無くテレビを眺めていた。
たまたま1人の老人が、我が家のテレビに顔を出した。

僕は彼を初めて目撃した。
100を超えた老人の映像。
彼の眼力にものの2秒で吸い込まれ。
彼の話す1行に、心を吸い込まれる瞬間を感じた。

気づけば。
彼の言葉1つ1つを逃したくない気持ちは増幅して。
彼に言葉の断片が、自分の生き方の答えあわせと、
これからの自分が行かんとする方向の輪郭を示したのです。
宗教なんかと嘲笑する僕ですらも。

彼の名前を「大西良慶」と言った。

思想や精神や、その他複雑に絡むものの全ては
「よく食べて、よく働いて、よく眠ること」の3つの上に成り立つと。
この3つの行いを正直に全うに行えば、何をするにしても、自然に良き方向に行くと言う。

しかしながら、根底に信じる何かがあればこそ、行える業であり。
彼は僧侶であったから、彼の根底には金比羅がいた。

人はそれぞれ、根底の何かが必要だと思う。
なにか自分が揺れた時に、自分の心底を揺らさない絶対的なものを渇望してるのだが。
人によっては、それが神様であったり仏様だったりするわけで。

僕には、数枚かのレコードが僕のその瞬間の価値観を揺らさず。
しんどい時も、レコードを信じれるような。
そんな気持ちの中で生きているのです。
宗教や神様仏様を求めない理由は、自分を揺らさずに生きれる自分がいる確信が、
あったりするからだと思ったりします。

でも、僕はある言葉を思い出した。
今も忘れられない。

カネコアツシの名作「BAMBi 」最終巻。
じじぃの最期。

「夢だ理想だなんて騒ぐから どいつもこいつもワケわかんなくなっちゃうんじゃねぇかなあ?」
「犬猫みたくただ生きるってだけで、いいじゃねぇか?」

犬猫も同じ。
「よく食べて、よく働いて、よく眠ること」
人間界とは少し性質が違ったりして。でも、そんなことを深く考えず。

ただただ、そうやって生きる事ができれば。
何をするにしても、深刻にならず。
明日のご飯。
明日の仕事。
明日のために眠る事。
それだけで、暮らしは成り立ったりするのだとそう感じたり。

僕は少し思い出すのです。
この言葉の深い意味を。
そして、その答えを今日、大西良慶という人から貰った気がしたのです。

いくつかの生きる為の選択肢の中に、何か新しい想いが灯ったそんな昼下がり。
結局、その後、僕は掃除をしたりするわけです(笑)


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クハラカズユキ [ROCKな人]

昨日、クハラカズユキのタイコを聴いた。下北沢シェルター。

でかくなりすぎたバンドの解散の末路とは、時に期待と不安をごっちゃごっちゃに混ぜ込んで、
バンドが無くなった以降のメンバーの活動を待ち焦がれる。

正直、チバさんが既にROSSOで動き、
チバさん以外は、おそらく小さいハコがメインに活動をすることになるだろうと感じてた。
あんなに実直で素晴らしいR&Rを奏でるレディオキャロラインですら、大きなハコでワンマンとなると、少ししんどいのかなとも感じる。

TMGEは、カサノバスネイクを境に完全に音が変わったと思う。
ギアでの兆候は、バンドの方向を確実にしたと回顧。

明らかに変わったのは、タイコの音。
明らかなクハラカズユキの覚醒であり、クハラさんのタイコが完全にミッシェルの中で、
欠けてはならない音になった瞬間だと思う。
くしくも、この時からから始まったモヒカンは、
彼のイヌミチへのはじまりを象徴するかのような、シンボルにも感じる・・・。

BJC解散以降の中村達也は、様々な場所にステージを移し、タイコを日本中に響かせている。
ロザリオスというインストメインの発想での活躍は、BJC以降の彼自身の如実な形だと思うし、
タイコ叩きのバンド解散以降の概念を完全にブチ壊した。

一方、カサノバ以降、BJCとの接点も増えたミッシェルにとって、時にFESで達也とツインドラムを
叩いたりする時間の存在など、クハラさんの意識の中に確実に中村ISMが入っていたと思う。
確か、いつだったか、ミスターバイクでの対談もあったな。面白かった。
バイクを買いに行った話とか(笑)

クハラさんが、解散以降に、木村カエラなどで叩いてた事は知ってました。
お抱えというよりゲストなんだろうなーと想像。
それは真実。

「うつみようこのバンドに参加」
誰じゃい!と思ってた僕が馬鹿。メスカリンドライブでしたね。
昨日聞いたんですけどね。すんごいっすよ。うつみようこ。

脇を固める強力に、このバンドが只者ではない空気を孕み、
暴発しそうな気がしてたんですが、勝手にゆるーい感じだと思ってた訳です。
とんでもない。

昨日の1曲目の「移民の歌」スッ倒れそうでした。
ストーンズのカバーからオリジナル。そして、村八分「夢うつつ」のカバー。

そしてそれをクハラカズユキが叩く。
もう、なんか妙な感動。チバユウスケの後ろならこんな光景絶対見れない。
絶対に。
そんな光景と、妙にZEPPでのミッシェルが浮かぶ。
その違和感の心地よさに夢うつつ。

今、クハラさんは恐ろしいくらい真っ直ぐなタイコを叩いてる気がする。
色んなもんを猛烈に吸収して、ハイスピードで爆走してる。
MJQもqybも、うつみようこも。
全てが、ミッシェルとは違う時間軸の中で発生してるR&R。
こんなにも充実した空気があるだろうか。
ミッシェル解散後に、クハラさんのこの道を誰が想像しただろうか・・・。
ロッキンブルーズのコラムも素晴らしい。

ミッドナイトバンクローバーでも数曲、チバさんイマイさん後ろでタイコとして参加してるらしい。
時間を同じくして、このうつみようこを神輿にした「YOKOLOKO」の新譜も出る。
レコードも出るなんてステキ。

同じ来月19日の発売は、クハラさん自身の活動の充実を物語ってると思う。

素晴らしいタイコ叩きです。
ハコの大きさや客の数は、この人には関係ないのです。
そして、音楽のジャンルすらも。
勝手に関係付けてるのは、僕らのほうなのです。

彼はそこにドラムセットがあって、彼を欲し、彼自身も欲した仲間と
ただただR&Rの真っ最中なだけなんだと思います。

もうすぐで、ボクはきっと彼がミッシェルガンエレファントでタイコを叩いてた事を忘れると思います。
それぐらいの素晴らしさです。

もう彼には、「TMGE」という冠は要らない。
達也に「BJC」という冠が必要ないのと同じで。

もうすぐで、あと2回も見れば、僕の中で「クハラカズユキ」が誕生する。


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バカボンのパパ [ROCKな人]

こないだ、呆れるくらい悩んだことがあって。
本来、悩む事なんかしないんだけど。特に、人間関係。
切り捨てられる事、怖くないんだけど。

友達って少なくて。
友達って大切で。知り合いやら仲間は多いんだけど。
友達に期待して、頼る部分があって。
裏切られたりするとさ。

そういうモヤモヤが、1年に1回くらいは発生して。
そういう時、「俺は、どーすりゃいいんだぁっ?!」ってなっちゃう。

タバコとBEERとR&Rで解決できたら、どんなに楽だろうね。

でも、ある友達にふとメールしたら。
こう返って来て。

「いつかバカボンのパパのようにこれでいいのだ、
って言える日がくるかどうかはわからないけど、 そんなのが素敵だとおもう。」

「これでいいのだ」

この一言で済めば、最高だよ。
バカボンのパパって凄い。

彼に気づかせて貰ったこの言葉で、随分救われた。
赤塚先生って凄い。

友達のことだけじゃなくて。
大人になって、余計なこと考えるようになっちゃって。
でも、「これでいいのだ」って笑えるような答えがいいね。
良くても悪くても。

「これでいいのだ」って。
そこに良いも悪いもないと思うんだけど(笑)
だから凄い。

「これでいいのだ」
どんなことに対しても、そうやって笑える大人に、なりたいです。
適当じゃなくて。滅茶苦茶な答えだけど。
でーっかい器で物事を捉えて。
でーっかい器って、「これでいいのだ」ってことかもなって。
そんな風に感じた後、悩みごとが小さいことに気づく。

そして、僕は一歩「バカボンのパパ」に近づいたかなって(笑)


野原しんのすけ [ROCKな人]

昨日はやることもやらず、ホケーっと時間を過ごしていたわけ。
野球もやってないし、まぁ普段あんまテレビ見ないんですがね。


映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

たまたま、つけたテレビに「野原しんのすけ」が映ってたわけです。

まぁ、暇つぶしにホケーっと見てたら、PTAからクレームがくる漫画の
5歳児のあまりに男気溢れる発言の数々に、もう引き込まれまして。

最後は、涙しながら見ました・・・・。
最初に言っておくけど、まったく恥ずかしくない涙です。
あれ見たら泣くよ。

嵐は呼ばないよ、涙を呼ぶよ。
ロケンローだぜ、しんのすけ。
5才にしてロケンローがわかる、史上最高の幼稚園児。
男気溢れる男だよ。

大体ですね、女好きな男は、時に義理堅いヤツがいるんですね。極稀ですがね。
大抵そんな輩は、鼻血でるくらいカッコいい。
ルパンもそんな匂い。
5歳にして、ルパンの匂いを漂わす男。

ホケーっと見てたのに、いつのまに、
「おい!野原!わかってるじゃねぇか?!」
「カッケーよ、しんのすけ!カッケーよ!!」
ってな具合になり、漫画ですからね。
大体、LASTはわかるもんです。

ところがですがね、とんでもないLASTが待っていまして。
最後は涙・・・・。
悲しすぎるぜ、クレヨンしんちゃん。
時折、見せる優しさにグッときましたね。
そして、男気には共感して(笑)

ボロボロ泣いてしまった。
いやぁ、寅さん超える日も近いよ。
しんのすけ。
早く大人になって、カッケー大人になってくれ。

あえて、
「野原しんのすけ」は、ロックな男だ。


ROCKERS [ROCKな人]

結局、僕の単車は「KAWASAKI」で。
中型免許しか無い。

でも、知り合いの方のトライアンフなんか見てしまうと、本当に魂を掻き毟られる。
そんな想い。

「ROCKERS」の写真を見た時、僕は本当の「男」のカッコよさを知った。
イギリスで生まれたカルチャーは、イギリスで昇華され、
ブルーカラーの男達は、一張羅として「革」を纏った。
彼らには、その一枚しか無いわけだ。

単車も。
本当に無骨としか形容できない「鉄」と「ゴム」の塊の呼吸は、
自分の命を削りながら、スピードの中でしかその存在を証明できない。

僕にとって、憧れても憧れたり無い「ROCKERS」という文化。
「ROCKERS」ってそういう男達の生き様だったんだと思います。

ところが、昨今。
ルイスレザーは、UAの大量買付けなどで高騰。
一張羅が一張羅では無くなる始末。
俺にはUAで、ルイスレザーを買う気にはまったくなれない。
挙句、ギャルソンに見られる布地のルイス。
まぁ、ファッションとして完全に昇華されてしまったわけですね・・・・・。

ACEに至っては、R NEWBOLDを見て愕然とした。
多量のACEのコラボ作品が店にならぶ、どれも見てくれは同じだが、魂がこもっていない。
背中の大きなACEのクラブは、何も語りかけず。

「見てくれ」ばっかりなのである。
結局、版権を手にしイギリスではなく、日本で作ってるらしい。
しかも、指輪などは銀ではない、なんやらわからん素材で、
ただただ「ACE」で「ROCKERS」なだけ。
ACEクラッシック(横浜)で、買ったようなドキドキなんか無いし、ファッションになってしまっていた。

ショックだった。
憧れ続けたものが崩壊した瞬間だった。

近年、本当にルイスの革の質が変わったり、大量にコラボのものが増えたり。
憧れ続けたものが、金で変わるそんな状況にはウンザリだ。

流行なんかじゃない。
あの時代、疾走し続けた男達の魂を継承するような品の数は極めて少ない。
持ってる人間は、ROCKERSに憧れて手にしたんだと思う。
手放すわけが無い。

ポールスミスには、うんざりだ。
そして、金にはうんざりだ。

ポールスミスも、もともとはブルーカラーだったはず。
成功を収めて、彼はホワイトカラーとなった。
彼にとっても、本国イギリスの聖域なはずなのに。

ROCKERSは生き方だ、ファッションじゃねぇ。


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