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中島らも 「BAND OF THE NIGHT」 [男にBOOKを!]

今年は本を読もうと思う。
気の利いた文章なんか書けないし、カッケー文章なんて程遠い。

でも幾つかの言葉の羅列を、頭の中にブチこんで、
そっから自分の言葉として、アレンジされたら、そりゃー嬉しいもんだ。と思って本を読むことにした。

「SEX・DRUGS・ROCK&ROLL」と言う、今や死語にもなってしまった言葉がある。

「中島らも」
この人を始めて知った時は、なんかエロ本で。
僕は、この人をAV女優だと思ってた。巨乳の。
そのエロ本の表紙には巨乳の女と、デカく「中島らも」って載ってたもんだから大いなる勘違い。
そういう出会い(笑)

ところが、AV女優なんて、ドキドキするもんとは程遠く、
しかも男だと知った時は、笑うしかなかった。

先日、中島らもの本を手にとった。
「BAND OF THE NIGHT」

彼の文中の言葉を引用すると、「言語のテロリズム」
そのテロが巻き起こる本だと思う。

ジャンキーのジャンキーによる、生き様の解説書みてぇーなもんで。
これを読んだから、「ドラッグの世界がどんなんだろう?!」なんて、
興味を持つヤツなんて皆無だと思う。

ゴミ溜めの中で、蠢く虫は、その世界で暴れて生きることでそこの王様になる。
皆が王様。
彼らは、自分しか興味が持てない世界の入り口を、DRUGを使って簡単に開けてしまう。

そこで、悦を体感して、そこの世界を覗いたばっかりに、
現実世界の居心地の悪さと奇妙さに「?」マークを浮かべて、日々を歩く。

DRUGで手に入れた世界。
ゴミ溜め以外の世界への興味は皆無で、そこの居心地の良さの中を終始泳ぐ。
そういう世界だと。
ジャンキーの世界はそんなもんだと思う。

町田康は、「シラフ」という言葉を使って解説しているが、
時々、「シラフじゃやってられねぇーんだぁ!」なんておっさんを昔バイトしてた
居酒屋で見た経験がある。

おっさんは、自ら、ゴミ溜めに入って蓋をする。
マガイモノの酒を、胃の中に旅をさせて、意識をトリップさせる。

ドラッグやアルコールという異世界の入り口は、まさにPUNKなのだろうが、
そんなもんシラフな輩が覗けるもんでもない。
SEXも、結局は綺麗なもんではない。
憧れて、花がヒラヒラ舞うような世界の話じゃない。

中島らものこの本は、そういうものを、散弾銃・マシンガンの如く、「言語」で撃ち鳴らす。
その作業を繰り返す。
言葉の羅列が、像を結ばず、ただの一小節になってしまった瞬間、シラフな世界に戻ってしまう。
この本に酔う。
そんな感覚。

羅列されたことばの波に、頭はグルグルと周り、僕は結局何が本質なのかを見失う。
それで僕は、この言葉の羅列のジャンキーになり何度となく読み、
何度となく、それを整列させる。

それを繰り返す。
そうして、物語は進む。

決して暗くならず。
決して明るくならず。
物語は進む。

「SEX&DRUGS&ROCK&ROLL」
文章に表すと、結局こういう本のことを言うのかもしれない。
ぶちまける、強引さと強欲さのせめぎあい。


7STARS(セブンスターズ) [男にBOOKを!]

僕が、今のような価値観を手に入れる前に。
今から10年ほど前の話。

お金が自由になる年齢では無かった僕。
洋服(ファッション)に虚像を追いかけて、今でこそ公言してはばからない「モテタイ」って言葉。
ガキの頃なんか、リアルに思ってるから口になんか出さないで。
カッコよさを、雑誌から拾い、それに憧れて。

お金を握って、出来上がりかけてた「URA HARAJYUKU」なんつーコミュニティに洋服を
買いに出かけた。
今でこそ、当たり前なこの言葉も、当時は最先端の最先端。
APEも、UNDERCOVERも「NOWHERE」にしかなかった。

今でこそ、色んな種類のものが溢れかえってるけど。
当時は、Tシャツ一枚にやっきだった。

上にあったのは、ビンテージキング。
その地下への階段はいつも人で埋まっていた。

当時、ふとしたところで、「セブンスターズ」の作品を目にした時は、僕には衝撃だった。
そして、様々な裏原宿の背景には、セブンスターズがいることを知る。

ほどなくして、カルチャーつーのは色んなとこに波及するもんで。
「ハイスタンダード」なんつーモンスターバンドを皮切りに。
メロコアの台頭。
多くのバンドが、姿を現し。時に消えて、違う形に再生し。
今尚、前線に踏みとどまり、唯一無二の音楽を鳴らすバンド。

裏原宿のカルチャーは、日本を代表するブランドに様を変えて。
今は「NOWHERE」も無く。
青山にUNDERCOVERは佇まいも新たに、世界に向けて作品を放ち。
APEは、更に高みを増した。

セブンスターズもまた、10周年だと言う。
あの頃、憧れ続けた「セブンスターズ」のTシャツ。
今の僕でも欲しいと思うようなデザインに、正直脱帽。

そんなセブンスターズが10年を振り返って。
ART WORKを本にした。
これは、1つの歴史書だと思ってる。

一番特筆すべきは、編集・発行・発売をセブンスターズが行ってるということ。
他の誰かの企画とかじゃなくて。
どこかの雑誌社が作ったものじゃなくて。
独自のセンスや、独自のラインをもって、創り上げた本。

凄く面白い。
これからの10年の方が、セブンスターズがキラキラ輝く時間だと思ったし。
少し、昔のことだと思った自分が情けない。

ひとまず。
11月23日
"THE BASEMENT TRACKS"
10YEARS SOUNDTRACK OF 7STARS  が出ます。

1. INTRODUCTION
2. LOW IQ 01 / Chapter 01
3. COCOBAT / DROP DEAD
4. INTERLUDE #1
5. WOWW / FEEL THIS
6. INTERLUDE #2
7. KEMURI / Beautiful World
8. INTERLUDE #3
9. MASAFUMI ISOBE (CORNER) / Full Moon
10. OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / Dissonant Melody
11. STARS (INTERLUDE #4) featuring Tica
12. Ken Yokoyama / A Decade

メンバー強烈です。
あの頃、台頭した生き残りは、研磨がかり、今のシーンに必ず名前を残すメンバーになってます。
10年という時間の長さは、
彼らにとっては、やりたいことをやりたいようにやってきた時間なんかな?
なんて思ったら、早くこのアルバムが聴きたいと心底思うのです。


岡崎京子 [男にBOOKを!]

岡崎京子の漫画には、クセがあると思う。
面白いか面白くないか、僕には極端。

でも、凄く好きな漫画がある。

「リバーズエッジ」
そして、「リバーズエッジ」の時間が、交錯する「ヘルタースケルター」
リバーズエッジの裏側で、同時に展開してるへルタースケルター。
吉川こずえを通して、2つの物語が交錯する・・・。

あぁ、麗しのタイガー・リリィ。
儚さの果て。
美しさの果て。

「リバーズエッジ」も「ヘルタースケルター」も。

緻密に計算され、感情を剥き出しに展開していく。
漫画の範疇を凌駕する、物語のスピード。

こんなにも美しい漫画に嫉妬する感じ。


Number 「633号」 [男にBOOKを!]

コンビニに「フラーッ」っと立ち寄ると、フィギアの浅田真央が表紙のナンバーがあった。
先週、前田の記事があったんで、ナンバーを買って。
そういや、次のナンバーの予告を思い出した。
んで、購入。

今回のタイトルは「天才少女伝説。」
数多の日本のスポーツにおいて、「女王」はそのスポーツの数だけある。
正直、昔に比べれば、端から見ても綺麗だったり、可愛い選手が本当に増えた。
華やかさは、更に華やかさを増してる。

ただ、女子バレーの「プリンセス」やら「姫」やらは頂けない。
そんなもん、声高らかに言ってると、ブラウン管のムコウ側の僕らが、
何か見てはいけないようなものを、見てるような錯覚に陥る。
正直、うんざりだ。

話は逸れましたが。
随分と長い間。
女子選手で、僕の印象に残る。
よもや「ロックンロール」なんて形容する選手は、見当たらない。

今回、ナンバーもざーっと読んだが、確かに安藤も荒川も、そして浅田も。
フィギアスケートでは、世界の一線にいながら、いつか風化してしまう、栄光の記憶。
「あぁ、あの娘は可愛い子だったね。」なんて、言葉しか出てこなくなってしまう気がしてならない。

日本中を感動に巻き込んだであろう、マラソンの高橋のレースですら、僕は見てない。
興味が薄かったのだと思う。

女子のスポーツは、とても華やかだ。
でも、そこに込められた一瞬が、華やかさにかき消され、頭の中で離れないほどの
印象が薄い。
なんもかんもを、インプリンティングしてしまうような・・・。

ただ、一般人が到底辿り着けないプレッシャーと葛藤と。そんな中で戦い続けて。
そして結果を出すために、想像を絶する練習と努力をしていることがわからないほど、
僕は馬鹿ではない(笑)

ただ、「強くて、美しい」
そんな光景を見てみたい。
圧倒的な強さじゃない。
努力したことが、見え隠れするのも嫌いじゃない。
涙が見たいわけじゃない。
一瞬の花のような美しさも、その美しさに見とれるけど。

一度見たら忘れらない。
10年後も、同じ気持ちになるような、そんなシーンが見たい。

可愛いだけなら、グラビアを見るよ。
魂を揺さぶるのは、グラビアにはムリだわ。
そんな選手が見たいと切望して・・・・。


リリー・フランキー「東京タワー」(と、うちのかぁちゃん) [男にBOOKを!]

昨日は、「感想なんて書かない」と書いたが、書き留めておくことが必要だと思った。

昨日記事を書いた後、≒4時間ぶっ通しで、続きを読み倒した。
正直、鼻水垂らしながら、朝の4時に涙した。

リリーさんが抱く、「オカン」に対しての思いには、涙なしには読めなかった。
男は皆、「マザコン」だ。
強烈に。少なくても、僕はそうだ。
身体の中のどこかで、母親の姿を見て、追いかけてる。

女の子と暮らしても、「かぁちゃんの方が・・・・」なんて思ったりすることが無いという輩とは、
僕は仲良くすることなんて、出来やしない。

かぁちゃんは、僕みたいな輩を生んだばっかりに、金を使い、神経を遣い、愛を渡し、時間や・・・・・
本来、自分に割けるほぼ全てを、子供の為に費やす。

「母親」だから当たり前だ!と、言うかもしれないが、それは違う。

与えられてるほうも、当たり前だなんて感じてるヤツがいるのなら、
ソイツに「母親」を愛する資格なんて無いし、言い方はよくないが、クズなヤツだと感じてしまう。

母親の愛は、無償じゃない。
そう思って、母親に接するといろんなことが、優しくなったりするもんだと思う。
僕が恩義を感じる事の定義は、
「その瞬間に、自分が成し遂げることが明らかにムリな時に、助けてもらった全てが恩義に変わる」と思ってる。

生まれて、かぁちゃんと一緒にいる時間において、困難な物事なんか山ほどある。
だから、かぁちゃんには返しようのない恩義と、共に過ごした時間が山のように折り重なってる。
それが、「母への想い」の大半を占める。
友達に対しても、そうやって恩義が生まれたりする。

僕自身の「かぁちゃん」に対しては色んな想いがあるし、書き連ねることは出来ない。
もっと心に余裕があって、なんもかんも曝け出せるようにならないと、書きたくない。
いわば、最終題材みたいなもんだと勝手に考えている(笑)

今回、この本が読めてよかった。
涙することは久しぶりだった。むしろ、号泣だった・・・。
笹塚は僕の住んでるとこ。
リリーさんの大切な情景を、容易にイメージ出来たことで、僕はより一層気持ちが揺れた。
遊歩道も知ってる。

リリーさんのおかんが、行っていただろう商店街も、僕がよく行く商店街。
そんな偶然が重なって、更に涙が溢れた。

いつかじゃなくて。

母が、いつ逝ってしまっても後悔しないようにすることが、僕の目標だ。
母親と出歩く事は、昔から恥ずかしくないし、結構出かける。
今も出かけるようにしている。
昔と違って、自分がお金を出せる分、少し母より優位に立った気がしたり、
母が知らない美味い店なんかで、メシ食うと少し得意になったりする。

色んな軋轢を越えた僕とオカンの関係は、今は至極、素直な関係だ。

「親孝行したいときに親はいない」
どんなに金を使っても、どんなに色んなとこに出かけても、決して清算できない「恩義」という対価。堅苦しいものじゃなくて。
これからも支払い続けるが、決して苦痛な時間でもないし、むしろ大切で楽しい時間。

そうやって考えると、そしてこの本を読んだら。
僕が考えてる気持ちは、間違いじゃないとリリーさんは書いてくれたような気がした。
リリーさんほど怠惰ではなかったが(笑)、さんざん迷惑をかけた時間が無いとは言わない。

母親への想いを素直に、書いたり言えたり。
普段から言える男でありたい。
テレビのスペシャルみたいに、あからさまに振り返って涙するのは嫌い。

僕がリリーさんと違うこと。
母親に対して「愛してる」と言えることかな(笑)
決して、軽い言葉にならないように、気をつけてる。

「自分が考える最悪の日」とリリーさんは書いたが、僕にとっても同じ。
自分が考える最悪の日に、いかに自分がしっかり立っていられるか。
そんなことを、考える。

母に対してというよりは、自分の後悔を少なくするが為の、エゴな感じもするけど。
それでもいいと思ったりする。

かぁちゃん。俺、今日も元気です。
かぁちゃん、元気ですか?


リリー・フランキー 「東京タワー」 [男にBOOKを!]

昔は、文章を書くのが好きだった。
小学校の頃、作文で優秀賞も貰ったことなんかもあった(笑)

何時の間にか、文章を書くのが「おっくう」になってた。
BLOGという媒体は、昔「書く」ということが、好きだったガキの頃を思い出す。
今は、マイペースだから毎日書こう!なんて思っても無い訳で。
妙なプレッシャーなんかもない。

こうやって文章を書いてるけど、本の虫じゃなかった。(漢字は書けるほうだけど)
本を読まないから僕は、「言葉」を知らない。

自分の中の感情を、上手く表現出来ない、もどかしさは、いつも付きまとう。
ムカツクのよね(笑)
町田康の小説なんか読むと、嫉妬を通り越して、ムカツクわけでございます。
なんで、こんな言葉が出てくるのだろうと・・・。
そして、面白いのだろうと(笑)

勝手なイメージだけど・・・・、
作家さんの描く言葉は、至極丁寧かつ上品に、モノを例えていく。
それは、時に日常的な言葉を、完全に度外視してそのものを確実に。
そして上品に外堀を埋めて、表現していく。

しかしながら、僕が必要なのは、「日常の言葉」。
この言葉を多様して極端な話、ちょっとした中学生でも、笑いがこみ上げたり、
切なさに涙するような表現を渇望している。

愛だの恋だのファンタジーだのに、想いを馳せるような歳じゃないし。
そんな気分になることなんか、ほとんどない。
ただ、単純な日常の裏側であったり、その人間のプロセスを知りたいと思ったりする。
そうやって、活字を買うことが増えた。
通勤もバイクなんで、通勤時間に読むことなんかもなくて。

でも、先日買ったのが

リリー・フランキーの「東京タワー」

僕は、リリーさんが好きだ。
言葉は、ありふれてる。
僕の中で記憶の彼方に、飛んでいってしまっている言葉が、1ページの中に詰まっている。
それが毎ページなのだから。
言葉も、決して複雑過多な使い回しはしていない。
僕らがテレビや新聞などで、見かける「今」の言葉が、笑いを誘う。
そして、思いを波の様に、行ったり来たりさせる。

まだ、読んでる途中なのに、リリーさんのことが書きたかった。
「どこにも属さず、誰にも媚びず。美学を持ち続ける男」
彼は万人に見放されることを、微塵も恐れていないのだと感じる。

僕が好きなリリーさんの言葉。
「一度きりの人生、ビビッときた車を照れずに乗る。コレです。」
そういって、リリーさんは、ヤフオクでヤンキーが乗っていたセンチュリーを買ったそうだ(笑)
ボロは着てても、心は錦みてぇな。
武士は食わねど、高楊枝みてぇな。

僕も、金がねぇのに、バイク買いました。
先日HONDAで、新車のバイクが陳列されてて。
僕のバイクより、至極低価格だったり、性能が良かったり、燃費が良かったり。
更には、排気量が相当上だったり。
僕のバイクは完敗でしたが、僕には何も感じないし、響かない。
一度きりの人生。
欲しいものは手にいれたい。金で解決できるモノであるなら。
働けばいいだけだし(笑)

話は逸れました・・・。

リリー・フランキー「東京タワー」
しっかり読んでも、感想なんて書きません。
僕はこの本が面白いのを、知ってる。
こんなに、痛快で。愉快な言葉で表現する人は、そうはいない。
世界が違う。
でも、そんな世界を垣間見る。
1ページ1ページが愛しい本は、本当に久しぶりです・・・。

=追記=
結局、感想は書いたりする・・・。
http://blog.so-net.ne.jp/roosters/2005-07-23


夏木マリ 「81-1」 [男にBOOKを!]

男に生まれたからには、女の子にモテたいでしょ?
「モテたくねぇよ、俺は!」つーヤツは嘘つきだ。

「モテる」つー単語も様々だ。
「1人の人が自分を愛してくれれば、それでいい」という人がいるなら、
厳密に言うなら、その1人の人には「モテたい」という意味になるでしょう。

愛し愛され生きるなら、モテたいのさ。
皆、そうさ。
ただ、隠してる人、薄っぺらな人、あからさまな人・・・・・それぞれ形は違えど、
老若男女問わず、同性に対してでも、誰もが「モテたい」はずだ。

何度も書いてるが、僕の憧れは「小泉今日子」と「夏木マリ」
たまたま、2人は女優さんで、女性としても、人としてもただならぬ空気を身に纏い、
男女問わず、周りを引き付ける引力も持っている。

でも、そんな2人に対しても、無謀にも、
どういう存在ならば、「その気持ちを揺らせるか?!」と思うのは普通だと思う。

小泉今日子や夏木マリでなくても。
これが、普通の生活の中でスゴーク好きな人が出来て。
そのスゴーク好きな人が、「何が好きで、どんな人が好きなのか?」と
興味を抱くのが当たり前なように・・・・・。

そんな気持ちに1つの答え。

夏木マリ 「81-1」

ここに僕の憧れの人が、「男とは?」の答えをくれた。

僕は、この本を持って、自分を揺らそうと思う。

いいんじゃないかな?

僕自身が、歳を重ねても、錆びないために。

夏木マリ様
貴方の言う「男」にはほど遠く。
貴方の言う「男」になれるか、わかりませんが・・・・。

この本を読んで、「男」を磨くことにします。
せっかく男に生まれたのだから・・・・。


小泉今日子 「SWITCH JUNE 2005」 [男にBOOKを!]

先日、「いい女」を主題にしたBLOGを目にした。
なんてこたぁない生活とアイテムを、晒したもんだった。
俺みたいな輩には、この内容がどうやったら「いい女」に繋がるのか
まったく理解できねぇーっす。(まぁ、理解したくもないが(笑))

僕が「いい女」と感じる女性は、随分と長い間変らない。
夏木マリと小泉今日子。

少し前、CMのキャッチコピーに「さびない人」というコピーが使われてて。
僕は凄く関心した。

小泉今日子の凄いところは「カッコいい」ところ(笑)
しかしながら、写真やインタビューで読んだ、偶像に過ぎない。
でも、彼女の写真からは、目に宿る強さや優しさを匂わせる表情の強弱。
そして、その凛とした姿から、1枚の写真で小泉今日子とわかる絵の強さ。

時代に逆らわず。
時代に煽られる時には、しっかり煽られ。メディアに踊らされる時は、しっかり踊りきり。

80年代・90年代と、アイドル・シンガー・女優と歩みを進めていた彼女は、流れに逆らわず。
ある種自分の根底のスタイルを変えず、楽しんでその流れに乗り月日を過ごしてきた。
唯一無二の「小泉今日子」という今の姿が、その結果。

「カッコいい」という定義は、男にだけ、当てはまるものじゃない。
小泉今日子然り、夏木マリ然り。

このSWITCHを覗くと、女性の「綺麗」とか「美しい」とか「可愛い」とか、
そんなありふれた言葉で、彼女を表現出来ない。
ただただ、カッコいい。
女性の感じる見方をするならば、とても40歳手前には見えない。
そう感じるのもまた「小泉今日子」だからとしか言いようが無い(笑)

「さびないひと」というキャッチコピーの秀逸なところは、
資生堂のCMだったにも関わらず、「さびない女」にしなかった事。
括りは既に、「女性」ではなくて、「人」という括り。

本当は、「いい女」は最上ではなくて。
「(カッコ)いい人」が最上なんだと思う。
それは決して、ボーイッシュとか、立ち振る舞いが男っぽくてとかじゃなくて。

やっぱり、歩んできたプロセスは、人間の括りを大きくすると思う。
絶対真似できない「小泉今日子」というプロセス。
男から見ても、小泉今日子のカッコよさには脱帽ですよ(笑)

実際のところ、「いい女」という表現も、35歳を過ぎてからの言葉なような気がする。
今後、誰もが通る虚飾かつ泡のような時代を越えて、辿り着くであろう結果がこうあるのなら、
本当に素敵だわ。


FREE&EASY [男にBOOKを!]

いやぁ、色々ありすぎて、ゆっくりパソコンの前に座れなかったが、ようやく。
んな訳で、更新はしたものの、会社のパソコンで昼休みにやったり(笑)
忙しい・・。仕事も遊びも、諸々も。今週末も更新厳しいな(苦笑)
桜咲いてますね・・・。

最近呑みすぎなんで、普段はあまり呑まないよう心がけております・・・。
でも、週末は花見です・・・。
んな訳で、今日は本にしようかと・・・。

唐突ですが、オシャレって、凄く良いもんだと思います。

オシャレって、例えば異性にモテたいが為のもんだったりするじゃないっすか?(笑)
まぁ、女性雑誌にすんげぇ露骨なキャッチフレーズな雑誌が多く、中吊りですら、
エロ本見てるような、照れくささが匂う雑誌には、笑ってしまいますが・・・。
(でも、マジメに見てる人多いから、失礼だな・・。すんません)

昔は、やっぱり、右も左もわからないから、メンズノンノやらスマート、ファインボーイズ、
ブーン、ポパイ、クールトランス・・・・数多のオシャレ雑誌の示す方向が、オシャレで。
ひいては、女の子にモテるとか思ってた時代(笑)
そんな時代も、いつの間にか過ぎ去り、やっぱり高くてもホンモノが欲しいと
思うようになり、気が付いたら、革ジャンやらブーツやら、モテなさそうな男臭いの
ばかり(笑)

ちなみに、僕は「モテたい」という言葉が凄く好き(笑)
だって、モテたいでしょ?!みんな(笑)
なのに、オシャレしたり、良いものつけたり、なんやらかんやら、努力する。
素直に、俺モテたいんだけど・・・・。みたいなのは凄く面白い(笑)
だって、たまに「それ、いいですね」と、所持品を誉められると、
僕は「じゃぁ、モテるかな?」と聴く(笑)それが、なんか面白い。
なんでも「モテるかな?」と聴く。
「モテる服下さい」と、いつもいく洋服屋さんでも言う(笑)
本当に、心からモテたい訳じゃないが、そういうやりとりが、みんな普通はすげぇ隠すのに、
それをストレートでやるとこが、好きだな(笑)

話は逸れましたが・・・。
んな、モテたい僕(笑)が読む雑誌は「FREE&EASY」
今は定期購読に変えました。
面倒くさい。毎号買うし。発売日の前に来るし。定期購読いいねぇ。

世の中にはこんな面白い物や、こんなにカッコいい服があるのか?!と
教えてくれます。
またこの雑誌、1点ものが多く、普通の雑誌と違い、あくまでイメージみたいな感じ(笑)
雑誌に載ってるイメージを膨らませながら、洋服屋さんで色んな物を見る。

おもちゃ屋さんでもそう。楽しい(笑)
参考書みたいな。同じ物があると、少し嬉しかったり・・・。

新しい発見もあったり・・。んな訳で、今日はFREE&EASY。


ブラックジャック (BLACK JACK) [男にBOOKを!]


例えば、僕に人間とはこうあるべきだと、そして男とはこうあるべきだと
教えてくれたのは、ブラックジャックだったと言っても言いすぎではないと思う。

コミックは、小さい頃から本当に何度読んだかわからない。
でもTVアニメは見ていない。ドラマも。
僕の「間 黒男」は、コミックの中にしかいない。

本当に好きなんで、あんま書けない(笑)
語り出したらキリがない。1話1話解説できるくらい、読んだし(笑)

何か辛い時とか、迷った時はブラックジャック。
だから僕のブラックジャックは、辞書みたいなもん。
困ったときは、それを読めば答えが載ってる。

今のアニメを見てるKIDSは、羨ましい。辞書がテレビでやってるんだから。
ブラックジャックを知らない、読んでない人は羨ましい。
だって、これから初めて読めるんだから・・・。


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