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7STARS(セブンスターズ) [男にBOOKを!]

僕が、今のような価値観を手に入れる前に。
今から10年ほど前の話。

お金が自由になる年齢では無かった僕。
洋服(ファッション)に虚像を追いかけて、今でこそ公言してはばからない「モテタイ」って言葉。
ガキの頃なんか、リアルに思ってるから口になんか出さないで。
カッコよさを、雑誌から拾い、それに憧れて。

お金を握って、出来上がりかけてた「URA HARAJYUKU」なんつーコミュニティに洋服を
買いに出かけた。
今でこそ、当たり前なこの言葉も、当時は最先端の最先端。
APEも、UNDERCOVERも「NOWHERE」にしかなかった。

今でこそ、色んな種類のものが溢れかえってるけど。
当時は、Tシャツ一枚にやっきだった。

上にあったのは、ビンテージキング。
その地下への階段はいつも人で埋まっていた。

当時、ふとしたところで、「セブンスターズ」の作品を目にした時は、僕には衝撃だった。
そして、様々な裏原宿の背景には、セブンスターズがいることを知る。

ほどなくして、カルチャーつーのは色んなとこに波及するもんで。
「ハイスタンダード」なんつーモンスターバンドを皮切りに。
メロコアの台頭。
多くのバンドが、姿を現し。時に消えて、違う形に再生し。
今尚、前線に踏みとどまり、唯一無二の音楽を鳴らすバンド。

裏原宿のカルチャーは、日本を代表するブランドに様を変えて。
今は「NOWHERE」も無く。
青山にUNDERCOVERは佇まいも新たに、世界に向けて作品を放ち。
APEは、更に高みを増した。

セブンスターズもまた、10周年だと言う。
あの頃、憧れ続けた「セブンスターズ」のTシャツ。
今の僕でも欲しいと思うようなデザインに、正直脱帽。

そんなセブンスターズが10年を振り返って。
ART WORKを本にした。
これは、1つの歴史書だと思ってる。

一番特筆すべきは、編集・発行・発売をセブンスターズが行ってるということ。
他の誰かの企画とかじゃなくて。
どこかの雑誌社が作ったものじゃなくて。
独自のセンスや、独自のラインをもって、創り上げた本。

凄く面白い。
これからの10年の方が、セブンスターズがキラキラ輝く時間だと思ったし。
少し、昔のことだと思った自分が情けない。

ひとまず。
11月23日
"THE BASEMENT TRACKS"
10YEARS SOUNDTRACK OF 7STARS  が出ます。

1. INTRODUCTION
2. LOW IQ 01 / Chapter 01
3. COCOBAT / DROP DEAD
4. INTERLUDE #1
5. WOWW / FEEL THIS
6. INTERLUDE #2
7. KEMURI / Beautiful World
8. INTERLUDE #3
9. MASAFUMI ISOBE (CORNER) / Full Moon
10. OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / Dissonant Melody
11. STARS (INTERLUDE #4) featuring Tica
12. Ken Yokoyama / A Decade

メンバー強烈です。
あの頃、台頭した生き残りは、研磨がかり、今のシーンに必ず名前を残すメンバーになってます。
10年という時間の長さは、
彼らにとっては、やりたいことをやりたいようにやってきた時間なんかな?
なんて思ったら、早くこのアルバムが聴きたいと心底思うのです。


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コメント 2

カエル女

おそらく(実際に)年がそれほど離れていないので、10年前の姿が私とかぶっていてちょっと笑えました。
今でも私はそれほど自分を確立できていなくって、あのころとそんなに変わっていない気がするのがちょっと悲しいですが(笑)。
by カエル女 (2005-11-22 22:19) 

ルースターズ

>キャエルちゃん
10年前は、ひたすら追いかけてました。
虚像を。
でも追いかけてたものが、虚像ではなくて。
真性に素晴らしいもんだと理解出来た瞬間は、
最高にHAPPYです。
7STARSは、そんな気持ちになるものがあったりします。
by ルースターズ (2005-11-22 23:55) 

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