SSブログ

VERNER PANTON展 @オペラシティアートギャラリー [君にARTを!]

ある休日に、初台にあるオペラシティギャラリーに足を向けて。
それが月曜日だったもので、休館日・・・・・。

現在、オペラシティギャラリーでは「ヴェルナー・パントン展」が会期。

PA0_0997.JPG

パントンのその独創的で試行錯誤しつつも、見たことも無い造形が。
生活に必要な家具デザインに繋がる過程を知れる貴重な時間でした。

パントン=チェアなイメージも十分に。

原色をパズルのように組み合わせて。
はめ込み、形をそぎ落とし必要な部分も極限まで削ぐかと思いきや、
徹底的な無駄を大胆に残したりと。

「我が家にコレを!」と思っても。

浮いてしまうものばかり。
トータルコーディネイトでないと手に負えないようなアバンギャルド。
大胆すぎるデザイン。

我が家のパントンチェアでさえもギリギリ。
一般庶民には、パントンチェアでギリギリじゃねぇーの?と思わされます。

たった1つの照明器具ではその部屋を、
奇怪にそして妖艶には浮かぶ宇宙船のようには出来ない。

幾つも反復し。
繰り返し同じものを重ねることで、
居住空間を異空間に変える眩さが表出するんだと思います。

統一することで、異空間へ。
1つだけではそのアクを押さえ込むことが出来ない印象。

でも機能性を失わず。
最短距離と、そのプラスチックの反射の柔らかさの計算。
また無機質が温かみを持つ魔法のような照明器具。

火を灯す強さと柔らかさを擬似しつつも、その印象はきわどく。
またハッとさせられるものばかりで。
それは平面デザインにも直結する。

凄まじい美意識です。
故に、非日常を感じられます。

でも、何か近くに感じるのは、部屋にコレがあったら・・・・と想像して。
コレならいけるかもなと勝手に判断できるぐらいの幅があるからだと思います。

娘が一緒に行きましたが、一度もグズることなく。
吊られるフラワーポットが眼球に綺麗に映っていました。
色がハッキリしてる分、絵本を見るような感覚で、キョロキョロしながら、
時に吸い込まれていました。

ファンタジー・ランドスケープでは、更に体感も出来。
変わる色のトンネルに時々あくびもしていましたが(笑)

家具のみならず、ドローイングも凄く興味深く。
作品の完成過程を覗くことも出来ました。

VERNER PATONの世界に娘も静かに、キョロキョロしてたことが、
実はパントンの作品よりも、衝撃というか。

小さい子どもでも十分に興味を掴む飽きさせない世界でした。
初台という近くにこのようなギャラリーは、貴重。
初台自体も駅の上にオペラシティなので、交通の便もとても良いです。

にしても、オッシャレな人が多かったな(笑)さすが。

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。