ガガガSP 「晩秋」 [君にR&Rを!(インディーズ編)]
少し外に出るにも、Tシャツで・・・。
なんて訳にもいかなくなった季節が好きです。
少し肌寒さを感じると、微笑。
秋生まれだからなのか、秋って妙に安堵の気持ちで満たされます。
気付けば、紅葉のニュースが流れてきて。
東京に住む僕には、紅葉の実感が無く。
景色に少し惚れてしまうような。
そんな時間は無くて。
むしろ望んでなくて。
そんな時間であっても、やっぱりこの時季が好きです。
「晩秋」
凄く好きな言葉です。
そして同時に思い出すのは「ガガガSP」です。
もはや必然です。
「晩秋」と言う言葉。
実りの秋を終えて。
幾度の出会いと別れは「春」に形容されますが、
前向きを祝福するかのような花咲き乱れる木々には、そう簡単には巡りあえず。
なかなか晴れない気持ち、抜け出せないトンネルを、「冬」とするなら。
すぐに訪れる訳も無い「春」遠く。
晩秋より更に「想いは募り」。
長く続く「冬」を1人でくぐるのは、想いが深ければ深いほど長いわけで。
すぐ爛漫に咲くほど、自分の気持ちに整理などつかず。
そして、簡単には諦めきれない気持ちが心凍らせ。
突き刺さった気持ちが溶けるのを待つ日々の長さなど、想像できるわけがない。
晩秋は、実りを終え。
木々の色を変え、やがて枯れて散ってしまうその手前の「憂鬱さ」も孕む。
最期の一花を終えた実りを。
その気持ちを忘れずに。
全てを燃やしてしまうのではなく。
次に向かう気持ちを忘れずに。
そして、また晩秋が来ても。
幾度辛酸を舐めても。
何も残らないわけじゃない。
人の付き合いは、多かれ少なかれ。
喜怒哀楽、様々な1つ1つの感情で稲穂のように垂れるはず。
積み重ねが宿る。
「落ち穂拾ひ 日あたるかたへ 歩みゆく」
与謝蕪村の句のように。
少し違う解釈ですがね(笑
様々な感情を大雑把に刈り上げても、諦めても。
細かな後悔や傷跡や、前に進む憂鬱さは小さく残る。
そういう感情こそ、忘れず拾い上げながら、前に進む。
悩みを抱えて。
解決しても、必ずまた問題は起こる。
生きてる以上は、仕方のない実情。
でも何も残さず拾い上げて。
前に進む。
そうすれば。
手元には、大いなる稲穂が残ります。
それを栄養に。
また進めばいい。
そう考えたら、辛くてしんどくても。
無駄な気持ちなんて無い。
そう想った晩秋の夕暮れ。
何時の間にか、陽は落ちて。
コザック前田の声が、大きく部屋に響く。
俺も秋生まれだから、この秋から冬へと遷ろう季節が一番好きなんだよ。すごく短い期間だよね、あっと言う間に寒くなっちゃうから・・・。
晩秋の夕暮れは~・・・俺の心を穏やかにしてくれるかな?
by ローリー (2007-10-19 07:52)
>ローリー様
そうなんですよね・・・。あっという間過ぎて(笑
既に寒いですもん。
いやいや、惑わせるんじゃないですか?
晩秋の夕暮れは(笑
by ルースターズ (2007-10-19 07:57)
>ルースターズ様、ローリー様
そうですね、春夏秋冬どれもそれぞれのよさがあって好きだけど、
私も秋生まれのせいか(ね、ローリー様)、
今ぐらいの季節が一番好きかも。
>いやいや、惑わせるんじゃないですか?
>晩秋の夕暮れは(笑
うん、赤ちょうちんがひときわ魅惑の光を放つなー、と。
違う(笑)?
by 山田虫 (2007-10-19 09:52)
>山田虫様
そんな赤い光に誘われて、フラフラしてしまう待ち焦がれた季節到来(笑
by ルースターズ (2007-10-23 08:00)