THE　BIRTHDAY　「TEAR　DROP」：君にロックンロールを！：SSブログ

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THE　BIRTHDAY　「TEAR　DROP」　[君にR&Rを！（日本）] [編集]

TOURファイナルに「武道館」の選択。
THE　BIRTHDAYの腕力に少し微笑。

素晴らしいアルバムの到来は、まさしく興奮。
ミディアムテンポの曲であっても、その手腕は完璧。
贔屓しているわけではなく。

齢４０も近くなれば、昔とは違う叙情の中、
凹凸滑らかながら、尖ったものを感じれる矛盾の中に
存在する無形財産にも近い珠玉のロックンロール。

１ｓｔとも違い、完成しつつある感性の衝突。
「あ・うん」の呼吸の中に存在する無意識なグルーブの緩やかさ。
８ビートだけが、ロックンロールじゃなくて。

いかような楽曲であっても。
そこに存在する衝動だとか。
そこに感じれる高揚だとか。
そして、そのバンドの在り様だとか。

総合的に勘案しても素晴らしいバンドの２ｎｄアルバム
「ＴＥＡＲ　ＤＲＯＰ」

「ＬＯＶＥＲＳ」の伸びやかな美しさだとか。
曲にならない数多くの断片の存在が、
リハの重用が、バンドのキャリアに存在する若さと青さを塗り替え。
熟練と勢いそのままに。
ライブを続けて転がるローラーロマンティック。

いずれにせよ、このアルバムはチバユウスケにとっては、
ある種、現時点で吐き出せる最良の形じゃないかとそう想います。
いつだって、そう想うのですが。

いつもとは違う趣を感じるのは時間の経過。
言葉も随分物語に近く。
カラッカラに乾いた風に流れる言葉の無意味さは薄くなり。
「シャロン」の時に聴いた美しい風景の中でのぽつりと呟く言葉が
ちりばめられ。

意識しなくても、言葉は心に馴染む。

速くなくても、硬くなくても。
そこに確かな音があって。
それが何か？と聞かれたらこれがロックンロールだよなって
そんな風に感じれるのが至極、己が守られている安心感すらある。

僕も１０年、年をとった。
ミッシェルと逢って１０年経った。
あの頃の１０代の僕に感じられた気持ちの合致は、
あの４人が作る紡ぐものの中に求めて、存在して。

今、３０歳を手前にして。
今のチバユウスケの織り成す言葉の多くは、
あの頃乾いた金属のように響いた音の振動よりも。
今だから、響く柔らかで鋭利なＴＨＥ　ＢＩＲＴＨＤＡＹの声。

僕も変わっている。

変わらない不変を信じていながら、実際は少しばかり変わり始めている。
むしろ少しではないのかもしれない。

変わっている流れの中で、自分の信じた音楽を奏でている人間も変わっている。
大丈夫。
彼らがまだまだ好きで。
それがたまらなく感じれるから。

一緒に変わって、一緒に流れている感じの勝手な期待と依存は、
僕の人生の風見鶏として回る。

このアルバムは、僕の人生で１つの指標だと感じて。

「武道館」と呆れたが、放棄したくなくなった。
R&Rというならば、一度は武道館で。
やれる時に武道館で。
観れるなら、武道館で。

大丈夫。
きっと大丈夫。
どんなキャパでもこのアルバムは、素晴らしい。

演奏が鳴れば、場所は関係ない。
いつだって彼は、彼らはそうだったから。

2007-09-16 09:59 nice!(5) コメント(6)
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ようやく購入しました。今から聴くところ。
LIVEのほうは、今月末の『たくたく』に行ってきます！
by TBM (2007-09-17 00:14)

こんばんは。
まずはお引越しのお祝い、「おめでとうございます！」
あとＰＣ環境も落ち着かれたようで、なによりです。

本日ヨコハマ・ベイ・ホールに行って参りました。
あんまりよかったので、ぐうの音も出ません。
エトウも次は武道館です。

真夏から真冬へ、どうかわってゆくのか楽しみでもあります。
では、また！
by 江東イズル (2007-09-18 02:36)

武道館のLIVEっていいもんだぜ！
音は反響するから悪いけどさ。。。

THE MODSの初武道館のアンコールは
MODSコールとアリーナ席全員でブーツ足踏みだぜ？
ダンダンッダンダンッ！！ってさ
な？想像してみろよ？興奮するぜ！
だってあの場所は元々体育館だしね。

聞けばTHE BIRTHDAYの武道館LIVEはアリーナ解放なんだろ？
ぶっ飛べるはずだな。
by tetsuya (2007-09-21 15:24)