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「RAY」 [君にMOVIEを!]

以前は本当に映画をよく見に行ってて・・・・。
最近はご無沙汰ですね。映画にも余計な邪感が紛れてて・・途中でうんざりしてしまうことが多い。

僕はLASTが大事。
例えば何年も費やした人生を長くて3時間で振り返るんだから、綺麗で後味がしない、
「この後は?!」みたいなことを感じるラストは嫌い。
100本見て1本くらいっすね。感動するの。
裏切られるのが凄い好き。


んで、「RAY」
ネタバレ容赦です。
正直に。「成り上がり」な感じ(苦笑)
南部の差別の激しい時代、そして弟の死、失明、母との別れ、バンドセッションからの離脱、
ソロの成功、ヘロインでの破綻と家族・・・・。

レイ・チャールズという稀代な男を、この映画で全てを語ることは不可能。
当然。
僕は、これだけ沿うならば、4部構成くらいにして撮って欲しかった・・。
少年時代・青年時代・全盛期・壮年期・・・。
内容は、SPEEDが速すぎてもっと掘って欲しかったとこも多多あった。

南部での差別のことを掘ったら、ジョージアでの話も膨らんだだろう・・。
弟の死を掘り下げたら、彼が失明してからの強さの話もあっただろう・・。
マスターの保有権なんて契約の話もとんでもないことだ・・。
家族との軋轢も、もっと音楽の話をより、強くしたんではないか?と思ったり・・・。

でも欲張りなんだろうか(笑)

ジェイミーフォックスの、主演男優賞は間違いない。
本当に素晴らしかった。
でも、作品賞は、ショウビジネスのアメリカでも獲れない。
やはり、内容的には速すぎた。深くなかった。感動が押し寄せない感じ、僕には。
速すぎる、本当に展開が。

「自分の音を見つける」と、言うセリフがある。
これは、僕も好きな言葉。
以前ある漫画で、同じようなことを言っていた。
「誰にでもR&Rはある。自分だけのR&Rが」
今回「RAY」を見て知ったことは、そうは無い。
偉大なる男のMOVIEは、僕にとって再確認させてくれた。

僕はRAYのような音楽家ではないし、才能もない。
でも自分だけの音を持ってる。
必ずしも音楽のことだけが「音」じゃない。

自分らしさを持つこと。
盲目でなくても、彼は注目されただろう。
彼の奏でた音楽はR&Rだ。幸せな気分になるし、誰でも踊れる。
そんな音楽を作った彼を尊敬する。
かっこいいなんて、言葉で形容できない偉大な男の足跡を少しでも垣間見れただけで、
映画を見て良かったと思う。
今日は半休。昼から仕事(笑)


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