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YUKI 「megaphonic TOUR」 [LIVE OR DIE ?]

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昨年、最後のLIVEは実は「YUKI」でした。
友達が譲ってくれたチケット代々木第一体育館。

代々木公園から注ぐ寒気。
想像以上にあの場所は寒いのです。

息が白く。
そして自分が抱き続けたYUKIの楽曲の期待を隠しながら、
場違いな想いで、安室奈美恵以来のコンサート会場。

JUDY AND MARYというモンスターの同じ世代にありながら、
大きなハコに行かなかったのはそういう生き方だったとしか
言いようがないし、ソロのYUKIの楽曲に思いのままを感じながら、
その偶像に当然の好意を寄せながら、初めてのYUKIのステージ。

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正直に書くと、しまったなと思う部分ありき。
生臭い部分がすごく感じてしまって、それが僕には厳しかったなぁと。

いろんな舞台装置を見た分、満足できないエンターティメントを感じたり。
それでいて、YUKI自身が何をしたいのかよくわからなくなってしまって。
僕が勝手に思ってたYUKIは、少し傲慢に。
それでいて奔放に。

メッセージを隠しながら、それでいて強気にと思っていたら、
愛の宣教師みたいな感じになっていて。

マーシーの「こんなもんじゃない」じゃないけど、
愛だのなんだのって、散々教わってしまったし、それなりの答えも
もう出てて。

今更金払って、誰かに問われる説き伏せられる話じゃなくて。

よっぽどの愛をYUKIが歌ってるんだから、わざわざMCで愛してることを伝える
必要性を感じなくて。
もっと楽曲信じて、オーディエンスにぶつけ続けてくれてよくて。

受け取った?
受け取れた?
それならそれでいいよって突き放して。
答えはあなたたちの中にあるよ。ってそれだけでいい楽曲のなのに。

母性のような心地で、叫ばれても興ざめしてしまったのが僕の感想で。

でもオーディオから聞こえてくるYUKIをまた聞くと、
凄く穏やかな気持ちもやってきて。

でもそれはリアルなYUKIを見たちょっとした失望感も加味するわけで。

まぁそんな感想も今更なんですけどね。

JOYから始まったSET LISTに不満はなくて。
少し出ない声も、その空気を切迫させるようで凄くよかったし、
ステレオのような声や臨場感は望んでないし。
そこにある本気で向かってくる感じは見ていても清清しかった。

ある人が音楽聴いて「かっこいいってなんだよ」って言ってた。
YUKIにも音楽聴いてかわいいってなんだよってそんな風に思えた。

彼女の楽曲は漣で。
誰かの中の物語に類似したものが訪れては打ち返す。
そんな日常の中の、少し灯る感情の情景を照らす感じで。
決して月夜の光じゃない。

見えない中で灯る部分で。
そこを気づくか気づかないか。
感受性の物語で。
自分に充てたときの感情の問題で。
全部の曲がいいと思うわけじゃない。

はまったときの揺れは著しく。
聞き続ければ色を変えながら感情が揺れ動くような。
瞳を閉じてしまうような。

任せてもいいような気持ちにもなる。
コンサートでそれを感じ得なかったのは残念だけれど。

それでもあのコンサート以降、よりYUKIを聞いてる。
想い抱いた違う感情を探すように。
そして見つけれてると思う。

こういう気持ちで音楽を聴けるのかと、少し新しい発見をしたりして。


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