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ザ・クロマニヨンズ@川口総合文化センターリリア [LIVE OR DIE ?]

9月14日(土)
りこと2度目のクロマニヨンズ。
4歳児が滅茶苦茶楽しめるように、最後列のチケットを確保。
最後列なら、後ろで遊べるでしょ。

久しぶりのヒロトとマーシーに興奮しながら飛んで跳ねて、手を上げて。
そしてしこたま走り回る。
誰もいない最後列の果て。
4歳児の躍動を半分無視して僕も楽しむ。
2人の邪魔はいないし、邪魔になる人はいない。
互いに楽しんで水飲んで。

吼えて、ロッケンロー!!!
帰りにネイバーフッドとバードハウス。
饒舌な4歳児。そして夜更かし。
23時帰宅。
親としては失格でも、仕方ないロックンロールだから。

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15年程前。
当時彼女のかみさんがNYのCBGBで買って来てくれた思い出のTシャツ。
それを少しリメイクして、りこのワンピースに。
いたく気に入ってくれていて、幸せです。永遠です。
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THE BIRTHDAY @日本武道館 [LIVE OR DIE ?]

昨年2月。長女とクロマニヨンズを見に行く。
最初少し聞きかじって散らかし、就寝。
アンコール起床。
ギリギリガガンガンで爆発。

あれから、10ヶ月。
年末。VISION TOUR FINALを武道館でやることを知る。
子供が生まれてめっきりライブにも行っていない。

別に妻に行くなとも言われていないが、妻が子育てしてる大変さがわかるので、
よっぽどではない限りは、1人で外出はほとんどしなくなった。

別にそれについてはなんとも思わないんだけど。
なんとなく、長女にクハラさんとチバさんを見せたかったので、
本人にそれとなく聞く。

「コンサート行かない?」
「いかなーい」
「・・・・。ロックンロールだよ?」
「ヒロトとマーシー?」
「違う。キューちゃんとチバちゃん」
「いかなーい」
「・・・・・。」

とまぁそんなやりとりをしつつも、結局THE BIRTHDAYの武道館公演に長女と出かける。

吹き付ける九段下を上がった風はいつも冷たく痛い。
ヤフオクで随分安く通路側のチケットがあったので、余計に行きたかったのもあった。
3歳で武道館も、相当だとは思いますが、
こういう経験はクロマニヨンズで経験済みだったはずですが、
思いの外、音の反響で耳を塞いであげたり。

久しぶりのTHE BIRTHDAY。
クワトロ以来ではあったのだけど、やっぱり聞きなれたあの声には、本当に染み込んだ
ロックンロールが蒸発するようで、心地よかった。

娘も帰ろうとは言わず、踊ったり拍手したり、自分なりの時間を過ごしていたよう。
しかし、まぁ我慢できるわけもなく、武道館の外周廊下を2人で散々散歩しましたが(笑

きっと覚えていないあの光景でも、僕が覚えていればいいわけで。

あのタイコがキューちゃん?と何度も聞きながら、
少し遠いステージを眺めて、スティックでたたくような真似をしていました。

前回の武道館も来ていたけれど、前回よりは凄くじっくり見れて楽しかった。
娘がいたので、真摯にライブに向き合うことはできなかったけど。
それでも、久しぶりに聞くTHE BIRTHDAYにはいつ来ても必ず訪れる安心感があります。

聞きたかったROKAも当然聞けて。個人的には満足で家路。

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THE BIRTHDAY @渋谷クワトロ [LIVE OR DIE ?]

長く時間が止まっていた。
最後に見たのは、RSRFES2008。
でも、その日の雄姿の記憶はあまりない。

そこから抜けることを考え続けた2年半の時間で。
大切なものは、少し据え置き。
生きるための未来の約束の為に。
でも本当は、そんなことは建前で。
その場を抜け出す為に、勉強をし、準備をし。

そして、先月ボクは11年働いた事業所を抜け出した。
当然、携えるすべてを携えて。
そこにいる意味に見切りをつけて。

責任のある大人になるはずだったんだと思う。
でも、ボクは自分のやりたいことを無視できない小学生のような大人で。
そこの責任感や気持ちは、どこか閉じてしまっている。
閉じた理由も閉じた環境もボクは知っているし、言い訳はしない。
でも、今はまた違う未来のために、また何かを探そうとつかもうとしてるし、
相応の努力もしてる。

そこに必要なのは、楽しむことで。
家族もある身分であっても、自分は自分で。
そこの楽しみに目をつぶってしまうと後悔に近い、自分にガッカリしてしまう。
そんなことを簡単に許せるなら、今のボクはこんなボクではなかったはず。

そんな昔の自分と変わらない価値観の今の自分を繋いで証明するのが、
ロックンロールで。
自分の信じた音というものでも、自分の存在証明をしてほしいと切望する。

前置きが長くなったけど、実に5年ぶりのTHE BIRTHDAY。

冷静に見てられるはずだったのに。
いつの間にか、叫んでしまってた。
スーツもどきの会社への衣服に身を包んで。
平日の時間にこんな格好になるとはなと舌打ちにも近い気持ちもあったけど。
結局のとこ、時間の経過の自分の身なりは関係ない。

本当にクハラさんに釘付けで。
エントランスの「PLANET KYU」の北見公演。
故郷に錦を飾るじゃないけど。
そんなクハラさんの今を想うと、こんなにも共感というか。
かっこいいなと思えるのは、なんででしょう。

もう釘付けのドラムセットで。
はにかまないモヒカンのあの感じ。
口ずさむ歌詞の口元。

飢えていたのは、チバユウスケの声ではなくクハラさんのタイコだったことを
妙に納得して、信じてしまった。
見なかったうちに。

ギターはフジイさんに代わってるわけで。
出てきたときに、アベさんと錯覚するぐらいのタッパに「!?」ってなって。
で、またギターの幅が広い。
でっかい分度器でゴンってやられる衝動。
尖ってないけど、鈍くもない。
そのスリリングさと、懐の深さにため息も出る。

初めて見た時間から15年近く経つわけで。
でもまったく飽きないわけで。
そこは彼らも前に、そして上にって。エイトビートの範囲の中で無限の伸びしろを
生きてるわけで。
その中で、僕らは世界を与えられ共感できて笑えるわけで。

ドラムの先導、弦楽器の羅列。
4人で最速で最短距離の音を久しぶりに聞いた気がした。
バンドというものを久しぶりだと感じた。

概ね、イヤホンから聞きつくした音が、つんざく声で野太くそして鋭角に突き刺さる。
待ってたし、安心した。

待ち望んでた曲の訪れは、苦い時間の朝に聞いては。
その一歩を踏み出す勇気を与えてくれていた。
ボクには、その曲があのときの自分が本当に欲しかった最終形に思えて。
欲しかったのは曲でも音でもなくこの空気。ヒリヒリするこの空気だったんだって。
そんなことを想ったら、大声で叫んでた。

かっこいいという形容詞は必要ない。
欲しいときに欲しい形をくれるのが、THE BIRTHDAY。

小細工も手加減もない。
昔と違うのは、随分独走ではなく、並走することになったことだと想う。

よく喋る様になったよね、チバさん。
でも涙がこぼれそうの「俺たちは今、渋谷クアトロだ!」は酷いよな。
昔のボソボソって、意味不明な感じがたまらなくよかったのに(笑

強弱もさることながら、高低さも携えて。
客のテンションと気持ちに繋がり方の硬さに驚きながら。
あの空間は容易には作れないと祝福すら感じる。

簡単な言葉だけど、本当にいい匂いのするバンドだと想う。
ROKAにしろ、さよなら最終兵器にしろ。

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FC東京ホーム開幕戦! [LIVE OR DIE ?]

少し時間が経ったけど。
FC東京ホーム開幕戦。

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そんなことすらうっすら理解で出かけた先の飛田給の。
埋め尽くす青と赤に感動すら覚える。

友達たちとブランケットを被り見る試合は、なんだか愛しい。
もっと寒かった気がすると重いながらもとにかく、BEER!

約束どおり1年でJ1に回帰。
そして、昨日のニュースの調べを聴けば、
なぜJ2の落ちたの?と聞きたくなる躍進。

とにかく、今野も移籍。
苦しさをカバーしてるのは、ずっと東京で戦ってきた石川や梶原含め、
いつもピッチで走ってきた選手で。
それを見事に機能させている監督の手腕に感謝。

そして、グランパスの流れも断ち切り呼び寄せる僕自身会心のゲーム。

寒さを忘れるぐらいの試合展開と。
ビールのうまさに、歓声の中に。

りりこもなれたもの。

両親の巻くタオルを自分もほしいとなり購入。
ドロンパを。
安いチラシの安いモデル、そんな写真は割愛(笑

ご満悦。
試合もご満悦。

今年は実は結構見に行く機会が多い。
試合内容を留めておけない(笑)

よくわかってないボクはいい試合=勝ったぐらいの判断の中、
ガンガンを試合を見て、笑っておこう。

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LENNY KRAVITZ - BLACK AND WHITE JAPAN TOUR 2012@東京ドームシティホール [LIVE OR DIE ?]

さほど期待感薄く。比例して寒空東京ドームシティ。
夜、平日の閑散は、会場の中も同じで。
あのレニークラヴィッツなのに、この会場のこの涼やかな状況は?
と思ってしまうほどの流れ。

一角は、入場規制(俗にいう黒幕を張って客席を消すような)が
客席にかかり、フロアにも両端には、関係者席という体のいい文字。

時間はさほど悪くないものの、
東京ドームシティホールというやや小箱での東京4DAYS。

地方も行くようで、14年ぶりの日本TOURと言っても、
何か時間の経過を感じさせてしまうのは、少々の不安も混じる。

1月からチケットは出ていたと聞くと、かなり時間をかけて
埋めたことは必須だったのだと思う。

観客の詰まらぬ感からの不安。
そして、ロートルを迎えるような心地。

結論から言ってしまうと。
ここ数年、5年としよう。

ここ、5年最高の興奮と衝動と高揚。
自分の血液が沸騰して抑えきれない声を高らかに。
スタンディングオベーションの価値相応の素晴らしいライブだった。

僕の中のレニーは「ARE WILL GONNNA GO MY WAY」にある。
多くのオーディエンスもここに気持ちが沈殿しているはずだし、
ここにどんな気持ちで持って行かれるかということが
何よりのテーマではないかと思う。
少なからず、他者に置き換えたが自分はそうである。

そこが最大の最高のクライマックス。

ギターを持たないレニーが悩ましげに歌っても。
それがいかに素晴らしく美しいメロディーであっても。
ほしいのはロックスターの指の先。
留まるロックンロールの道しるべであったりする。

その道しるべを求めて欲して。
そこにたどり着くべく道程は、非常に美しく。
脇に咲く花と花の回廊とそんな心地で。

いつかに聞いた曲から、いつの間に聞いた曲まで、
レニーの世界は自分の想像以上の自分の世界に存在していた。

ROCK&ROLL IS DEAD!
と叫んでからの転がり方。
疾走のスピード。
そして何よりセットリスト。
自分のエクスタシーよりも観客のエクシタシーを知り尽くした
ロックスターの創造は、国内で感じれる最高峰のエンターティメントだった。

圧倒、圧勝。
始まる前の不安や不信はみじんもなく、。
そこにあったのは、砕けたロックのあまりにも美しい破片だけ。
その破片の上。

観客は立ち上がり、手拍子の中に自分の興奮を込め
声高らかに、そのアンセムを叫ぶ。
恥ずかしさなど、微塵もない。
この曲が生まれたから今まで。
僕らはこの曲の虜でレニーの虜。

愛の歌を叫ぶように、そのすべてをここに残そうと本能が反応する。

かつてこんな気分はそうはない。
そして、30を超えた自分がこんな気分になるなんてと
貞操を砕かれた心地にも似てる。

そんなアンセムを聞いた夜の水道橋の夜は、冷たく。
ただ、この興奮の余韻は正直いまださめやらない。

仕事を変えて一週間目の初めての週末。
この夜を忘れない。

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ザ・クロマニヨンズ @渋谷AX [LIVE OR DIE ?]

2月16日。

自分は休み、ただ何もせずに体の充電に精を出す。
何もしないことが嫌いだったのは、バームクーヘンが流れてるころ。
年を取ったのか、落ち着いたのか。
でも、なんかやるときには全力であれば、それでいいのだ。

夕方、娘の保育園に迎えに行く。
「今日はヒロトとマーシーと会うよ」と言うと
「じゃぁヒロトとマーシーとタッチする!」と2歳児意気揚々。
・・・・それは無理だろうと苦笑。

自転車での家路も、ヒロトとマーシーのことばかり気にする。
家に着き、戦闘服の「DO THE MUSTANG」の馬ヒヒーンのTシャツを勧める。
最近は親が勧めるものなど、投げる娘も洗脳し続けたおかげで、スンナリ着て。
そして、ACE ROCKERのDVDを見ながら、歌う歌う。

LIVEの時間を考えると、食事を軽くと思い、
DVDを見ながら、最後の予習に余念なく、歌う娘。

あんまんを買ったが、「食べると歌えない」というシンプルな理由から、
好物のあんまんも食べない始末。

自分以上の期待感を抱いてるのかなぁとも想うと、
じゅんわりうれしい。

バスの乗って、バスでは珍しくいつもの葡萄ではなく
マスカットのグミを食べながら、
「コンサートなんだぁー」「ヒロトとマーシーいるかな?」など。
終始ご機嫌。

かみさんとモスバーガーで合流。

雪がチラチラ、少し衣服を湿らせ舞う中、
AXの前には、フルスロットルでTシャツとタオルを巻くROCKERたちが数多。
もうボクには出来ない(笑

友人とも合流し、早々に中へ。
目当ての日付入りサインを手に入れ、のんびり会場を回る。

ボク自身は、ちっこいのが会場をぐるぐるしてたら、もう!って想う子だったけど、
今回はAXの二階席を購入したので、人がいないうちにはぐるぐるしてても、
問題ないでしょうってこと。

娘は、初めて見るライブハウスの光景に、戸惑いながら。
見たことのあるクロマニヨンズのマークをしげしげ眺めながら。

抱っこも早々に降りて走り回って。
圧倒されてる時間はほとんどなく。

開宴少し前に2階へ。
2階もいい熱気。

突きあがる拳と前説の音量に、驚きながらも。
抱っこの先でステージをじーっと眺める。

程なくステージが始まると、きょとんとしながら、
その圧倒的さに飲まれる。

見たことのある人が、人生初の爆音の中で、
聞いたことのある音楽を。
目の前に広がる光景と、そのまばゆさに。
瞬き皆無で、とにかく事態を把握しようと努めて。

そして開口。
もう音にかき消されて声は聞こえない。

「マーシーだ」そう口の動きでわかる。
指差す先にはボクがいっつも見てきたマーシーがギターを弾いている。

そしてヒロトも確認すると、あとは手拍子に知ってる部分を歌う!
周りが突き出す拳を見て、手を上げて。

何度も何度も、その姿を確認して指をさして。
2歳児の言葉。
複雑さはないから、口唇の動きでわかる。復唱しながら、何度も何度も。

聞き覚えのあるロックンロールが身体を包み。
毛穴からすら音が入り込んでくる。
そんな中での「シャイニング」「ゴーゲバゴー」では、とにかく楽しそうに
抱っこの身なのに、跳ねる跳ねる13kgが(笑

耳がその爆音に慣れた40分後。
静かに入眠。

ナンバーワン野郎もエイトビートもまだなのに・・・・。
でも入眠。
あの爆音でよく寝てしまえるものだ。

抱っこしながら伝わる体温を感じながら。
彼女は遠い意識の中にありながらも。
身体のぬくもりと重みだけで、想いをうれしく感じれる瞬間。

聞きたかったR&Rに、一番聞かせたかった人がいる幸福。

マーシーがギターを弾きながら踊るあの姿に、ヒロトのハーモニカ。
そして、極上のタイコとベース。
完成度の高さを実感しながら、それでいて高揚を抑えきれない衝動の温度。

歌う!叫ぶ!そして、突き上げる。
CDでは感じれない実際の圧の中、泳げるだけ泳いで。
そして興奮するだけ興奮して。

こんな楽しいライブは久しく記憶にない。
とにかく一曲一曲が愛しく、時間の経過が惜しい。
あの曲をやってほしいとかそんな気持ちが訪れない。

なんでもいいし、なんでもこい。

幸せな時間のてっぺんの「エイトビート」
聞き覚えがあったのか、娘が預けてた身体を起こし、
髪の毛で視界不良の中、確かにステージのヒロトを見据えて。
そのハーモニカの音色を確認した。

その瞬間・・・・・二度寝。

爆音の海が、静けさを取り戻し。
寄せては返すコール&レスポンスの寸前。
起床。

「りりちゃん、寝ちゃったら終わってたよ」

間違いない一言。
でもアンコールがあるからと、暗転待ち。
1階のたくさんのROCKERたちの祝福と待ち時間をじーっと眺めてる。

そして程なく。
上半身裸のメンバー登場。

これこそ、りりこが待ってた瞬間。
「はだかんぼーーだぁー!」

DVDでも見て、「とうちゃん、ヒロトはだかんぼうかなー?」って言い続けてきた
はだかんぼうのメンバーに、りりこさん大興奮(笑
裸=変でおかしい。
そういうイメージなので、もうそこでヤル気スイッチON。

もう、ジェット波越みたいな、サムズアップで充電バッチリの
極まったノリノリ。
周りの姿を見て、真似してるんだろうけど、指ちがうよ(笑

ギリギリガガンガンでもうピーク。

騒ぐ跳ねる、コッチもムキになる。
「49cc」が凄くよかった。

単純なロックンロールは凄い。
年齢とか国境とか全部ない。
その最短距離を確信的に走る感じは、研ぎ澄まされてる。

全力疾走の後。
雪は止み、寒気は容赦なく渋谷の夜を包む。

僕らの興奮は、冷めず。
そして、ここで点いた種火が、
いつか人生を照らす大きな炎になることを。
そう願わずにはいられない夜。

こんな幸せな夜が、訪れることなんて想像も出来なかった。
ロックンロールは偉大だ。

そして、この会場でいつもの仲間に会えたことも導きかもしれない。
淳一郎&豊、悦子に智子。
サンキュー。



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SHERBETS @下北沢GARDEN [LIVE OR DIE ?]

先にSHERBETSを・・・・

時に、BLOGは日記。

友達にシャーベッツを誘われた。
微塵も気が乗らなかったけど、その友達もまたBJC中毒だった人だし、
大好きな男なので、その友達と飲む感覚でLIVEに行くことを受けた。

シャーベッツとは、7年前に決別したとBLOGに書いてあった。
確かにそれぐらいかも知れない。
BJCが無くなってから、その面影を追いかけ続けて。
その亡霊の呪縛を解いたのが、この7年前のシャーベッツだった。

もう違う。

そう確信してからは、ブランキーの面影を追うのはやめた。
ベンジーだからいいとか。照ちゃんだからいいとか、達也さんだからいいとかではなく。

もう単純に音が染み込むか染み込まないかの、
単純な判断の基準で見たり聞いたりすることが出来るようになった。

期待感薄い。
2月18日@下北沢ガーデン。
シャーベッツ ワンマン。

DSC_1396.JPG

気温は1℃。差し込む夜中は0℃。

聴きたい曲の期待感は一切捨てて。
BEERを飲みながら、埋まるハコをしげしげと眺める。

友達の話は変わらずアホでいい。

気持ちはここにはない。
でもボクはここにいる。

程なく始まるベンジーのギターは、いつものベンジー。
もう15年近く聞いてるベンジーのいつものギター。
そして、いつもの声。

久しぶりのベンジーにやっぱり、この人はカッコイイと再確認。
その辺りは、随分昔から信じてる人だし、揺るがない。

ただ、細波の楽曲の中に瞬間的に海上の雷鳴のように、
カミソリソングとかが入るのだけれど、会場のテンションは簡単に上がる。


正直、ブランキーの余韻からのシャーベッツはもういい。
シャーベッツを熱心だった時間もあるけど、それはブランキージェットシティが前提にあったから
という理由は否定しない。

でもはくせいのミンクで、気持ちがぐらっとくる。

natural以降止まったはずだったのに、その日の仕事の休憩中に、
「ミラクル」がipodに入ってるのに気づく。
全然無意識。

ミラクルを少し聞いてみたので、とっさの演奏でも
「お!聞いたことがある」という感覚は少しありがたかったものの。

詩人のようなベンジーの曲には、やっぱり馴染めないので、
シャーベッツの時間は重い。
でも、想像以上に跳ねてる印象は受けた。

辛抱もあったが、その空間を漂う果て。

そして、BLACK JENNYで気持ちが鷲つかまれ。
気持ちが一気にフラッシュバックしてくる。
シャーベッツでも好きな曲が、このタイミングで聞けるなんてと。
つい口ずさんでしまう。

アンコールの「水」も。

変わらないベンジー。
だけど内面は、創造者としてはいつも多くの季節が巡ってるとは想う。

やっぱり、想いが残っていたころに、
気持ちを随分載せて聞いていた曲が突発的に聞けると、
心にあった何か栓が抜けて。
そして、融解する気持ちを実感できる。

最高でも、最良でもない。
刹那の中に、過去の思い出が一瞬できらめいて。
そしてキラキラと空から落ちるような気持ちは、
ボクの中ではきっと浅井健一を通じないと感じ得ない感情の断片だって。

そんなことを想いながら下北沢の寒波に、アルコールの余韻が飛ぶ。

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YUKI 「megaphonic TOUR」 [LIVE OR DIE ?]

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昨年、最後のLIVEは実は「YUKI」でした。
友達が譲ってくれたチケット代々木第一体育館。

代々木公園から注ぐ寒気。
想像以上にあの場所は寒いのです。

息が白く。
そして自分が抱き続けたYUKIの楽曲の期待を隠しながら、
場違いな想いで、安室奈美恵以来のコンサート会場。

JUDY AND MARYというモンスターの同じ世代にありながら、
大きなハコに行かなかったのはそういう生き方だったとしか
言いようがないし、ソロのYUKIの楽曲に思いのままを感じながら、
その偶像に当然の好意を寄せながら、初めてのYUKIのステージ。

DSC_0933.JPG

正直に書くと、しまったなと思う部分ありき。
生臭い部分がすごく感じてしまって、それが僕には厳しかったなぁと。

いろんな舞台装置を見た分、満足できないエンターティメントを感じたり。
それでいて、YUKI自身が何をしたいのかよくわからなくなってしまって。
僕が勝手に思ってたYUKIは、少し傲慢に。
それでいて奔放に。

メッセージを隠しながら、それでいて強気にと思っていたら、
愛の宣教師みたいな感じになっていて。

マーシーの「こんなもんじゃない」じゃないけど、
愛だのなんだのって、散々教わってしまったし、それなりの答えも
もう出てて。

今更金払って、誰かに問われる説き伏せられる話じゃなくて。

よっぽどの愛をYUKIが歌ってるんだから、わざわざMCで愛してることを伝える
必要性を感じなくて。
もっと楽曲信じて、オーディエンスにぶつけ続けてくれてよくて。

受け取った?
受け取れた?
それならそれでいいよって突き放して。
答えはあなたたちの中にあるよ。ってそれだけでいい楽曲のなのに。

母性のような心地で、叫ばれても興ざめしてしまったのが僕の感想で。

でもオーディオから聞こえてくるYUKIをまた聞くと、
凄く穏やかな気持ちもやってきて。

でもそれはリアルなYUKIを見たちょっとした失望感も加味するわけで。

まぁそんな感想も今更なんですけどね。

JOYから始まったSET LISTに不満はなくて。
少し出ない声も、その空気を切迫させるようで凄くよかったし、
ステレオのような声や臨場感は望んでないし。
そこにある本気で向かってくる感じは見ていても清清しかった。

ある人が音楽聴いて「かっこいいってなんだよ」って言ってた。
YUKIにも音楽聴いてかわいいってなんだよってそんな風に思えた。

彼女の楽曲は漣で。
誰かの中の物語に類似したものが訪れては打ち返す。
そんな日常の中の、少し灯る感情の情景を照らす感じで。
決して月夜の光じゃない。

見えない中で灯る部分で。
そこを気づくか気づかないか。
感受性の物語で。
自分に充てたときの感情の問題で。
全部の曲がいいと思うわけじゃない。

はまったときの揺れは著しく。
聞き続ければ色を変えながら感情が揺れ動くような。
瞳を閉じてしまうような。

任せてもいいような気持ちにもなる。
コンサートでそれを感じ得なかったのは残念だけれど。

それでもあのコンサート以降、よりYUKIを聞いてる。
想い抱いた違う感情を探すように。
そして見つけれてると思う。

こういう気持ちで音楽を聴けるのかと、少し新しい発見をしたりして。


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EXILE TRIBE 二代目J Soul Brothers VS 三代目J Soul Brothers ~EXILE TRIBE~@さいたまスーパーアリーナ [LIVE OR DIE ?]

K-POPを始めとする「コリアンエンターティメント」の放送や報道のあり方が、
苦言や批判がネットで嵐を巻いていますが。

先日のふかわりょうのように、公共的且つ影響力が甚大なテレビなどの報道機関の
放送の良し悪しやその選択は、大人になれば出来るかもしれないけれど、
小学生や中学生には、それがすべてになってしまう。との発言には共感をしてしまう。

確かに20年前に比べれば、ネットのおかげで選択肢も本当に増えたし、
血眼になって買ったレコードの曲も幾つかのクリックで、動く姿付で見れてしまう。
小遣いを貯めて買ったCDは、ジュースを諦めるだけで簡単に手に入ってしまう。

こんな便利な時代のこども達は、きっとこども達なりに選んで、
見聞きするものの、PUBLICなものが偏重していると、根底自体が非常に柔らかな土壌に
なってしまうのではないか?と考えるのです。

少なからず、K-POPがどうのというより、報道の仕方や誇張された表現だったり、
その人気の尺度を大きく報道しすぎる感じは頂けない。

欲しい人はダウンロードして聞けばいいし、見ればいい。
正直、ボク的にはエンターティメントとはいえ、日本語で愛をイントネーション曖昧に
歌われても、なんも響くものはないし、尻を振って踊ることなんて、どこにでもあるだろう。
とその程度にしか思えないし、思わない。

大げさにしすぎてる部分が、鼻につくという感じ。

男前に国境は無いし、美人にも国境はないけれど、
これだけ、韓国の芸能が入ってくると、先ずは自国のをと。
どうでもいい話題だからこそ、軽くつまむようにその様相を眺めておく程度なのだけれど。

その摘んだ先。
先日、招待を頂きまして、さいたまスーパーアリーナにて、
J SOUL BROTHERSを観て来ました。

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「おいーっ!?」と叫びたくなりませんか?(笑)
ボクも同じです(笑)

東京ドームではコンプレックス。
苗場ではフジロック。そんな中です(笑)

二代目 J SOUL BROTHERS VS 三代目 J SOUL BROTHERS

ってまったく知識のないまま、EXILEでしょ?!違うの?みたいな感じで会場に向かいながら、
さいたまスーパーアリーナってキャパがデカすぎやしないか?と想いながら、
京浜東北線の車内にはチラホラ、目当ての若い子らが。

会場に着き、圧巻。猛烈な人!!
スーパーアリーナは客席を動かせるから、小さい方でやるのかと思いきや、
会場に入りさらに圧巻。

ボクの住んでる国で、ボクの知らないムーブメントがこんなにも渦を巻いてるのだと、
正直ビックリしかありませんでした。

「ロックンロールじゃないじゃん」ってそういうことなんですが。

いつか、ボクがもう固まった頭でゴリゴリだった13年ほど前。
売れてる音楽に猛烈な嫌悪感を抱き、その存在自体を否定的に捉えていた頃。
ある兄ぃから。
「でもさ、売れてるって凄いよ、幾ら俺らが好きなR&Rバンドが頑張っても、
 20万人の前でLIVEは出来ない。20万人集めるって本当に凄いことだよ」
と当時のGLAYを引き合いに話したことがあって。

凄く衝撃だった。確かにそうだと思った。

売れてるというのは、相応の魅力がある故であり、
少し前なら、「EXILE?死んでもいかないね」と話すだろうが、
もう30歳を越えてみると、一度は見てみたい、金は出したくないが(笑)となってくる。
こういう機会は大切にするようになってる。

いつかの安室奈美恵のコンサートを見て、パフォーマーという、
つまりはダンサーの重要性が十分に理解できた。
安室奈美恵を要しても、数万人の規模のコンサートでは、安室1人でも成立しない。

舞台装置とパフォーマーがいるからこそ、あれだけのステージに昇華できると
ボクはあのコンサートでとても強く感じた。

その前後かなんかに、EXILE増員のニュースを聞き、
「正解!」と思ったもんです。

CDだけ聞いてたら、ダンサーなんか要らねぇじゃんってなるけれど、
このEXILEがいかに、コンサートに重きを置いてるのか十分に理解できる。
歌番組ではガチャガチャしてるように見えるけど、これが数万人単位のハコになった途端。
その存在感は際立ちます。

ネットで、あれこれ言ってる多くは、この類のLIVEを見たことがない人だと
ボクは想います。

ボーカルの学校は金にならないけど、ダンスの学校は金になる。
その為、ダンスという部分が注目され、且つ魅力的なものでなければいけない。
そういう部分では、EXILEは国内ではトップクラスでしょう。

マドンナにしろマイケルにしろ、1人ではなく多くのダンサーとステージを構築してきたのは、
ただのバックダンサーではなく、そのステージをより密度の濃く、濃密なものするために
欠かせない部分であるとボクは想います。

バックダンサーでさえ、その能力は高いものなのだから、
そのバックダンサー1人1人がアイデンティティを持って、1バックダンサーではなく、
固有名詞としてファンを獲得したほうが、バックダンサーを雇用し続けるより
遥かに営利も大きいし、そして知名度も上がる。
有利な部分が多い。

EXILEの商法には、正直理にかなう部分が多い。
このLIVEで冊子を貰ったが、EXILEの関連企業というか仕事は本当に凄い。
マネイジメントの域を裕に越えている。

PA0_0109.JPG

少し話は逸れたが、そのEXILEの増員された部分。
つまりはパフォーマーが二代目 J SOUL BROTHERS。

知識もない、興味もない、曲はわからない。
そんな中での開演でしたが、手抜きの無い舞台装置。
そして、ひきつける映像。

スタートして黄色い声援。
思えばこんなキャー!!とか言うコンサートは初めて。
イケメン、いい身体程度では、数万人も集まらないでしょう。
何かひきつける魅力!と、必死に探しながらでも身体はボッケーと見ていましたが。

ダンスは確かに迫力がありました。
ダンスとは無縁な生活だし、今後もそうですが、見ていて「ワァー!」ってなる感じは
わからないでもない。

結局、ユーロビートという古典的なダンスミュージックがTKの時代で
凄く日本人に馴染みが出てきて、進化してきながらJ-POPになって。
それにR&Bが混ざってきて、J-POPもまたPOPSと共生しながら、
少しずつ混血になってきて。

その今の進化の過程が、きっとこのEXILEなんでしょう。

歌は、興味が無い特有の「全部同じに聞こえる」というまさかの展開ですが、
歌よりも、ずっと招待してくれた人のパフォーマンスしか見ていなかったので、
「上手いなぁ・・・・」から徐々に「かっこいいなぁ・・・」
「・・・・・好き!」みたいなとんちんかんな方向へとシフト(笑)
正直、凄くいい座席だったので、余計にね(笑

会場縦横無尽なので、とにかく近くに来るとキュン!みたいな(笑)
15歳女子な気持ちで、見ていました(笑

ただ映像の煽り方は少し誇張かな、やたら「伝説」という文字が多かったけど、
表現するなら「物語」じゃないのかな。大きくしすぎだろうと思ったり。

やっぱりサポートでこども達がと言っても、ダンスがメチャクチャ上手いんだけど、
このこども達の人生最高の瞬間が今日じゃなければいいなぁとか勝手なことを
想像したりして、なんだか邪念も確かに多かったかな(笑
(是非、こども達には将来、さらに自分自身が主役のパフォーマーになれたらいいなぁとか
 勝手に思っていました)

とにかく会場が一体になって、旗がなびく。
駅伝の新聞社みたいな旗が売ってるんだけど、みんなそれ振ってるんです
これも1個500円だから・・・・・「ワァー!」みたいな感じ。
LIVE会場でドリンク代別で500円徴収と同じかと思ったら、納得しちゃったけど(笑)

そんな中、アンコールも含めて、3時間。

常々このパフォーマーたちならば、ダブルヘッター2試合先発で投げきれるんじゃないか?
と思えるほど、凄まじい体力だなと驚嘆しました。

PA0_0108.JPG

EXILEに憧れて、パフォーマーを志したり、コンサートに来たり。
そういう部分を否定してはいけないし、何かと比較するようなものでもない。

今国内において、EXILEという媒体のエンターティメントは動員から見ても、
国内トップクラスだし、そのトップクラスを同じ時代生きるなら、見ておく機会はありがたい。

EXILEではないものの、その直下のエンターティメントは通ずる部分であり、
正直、否定はできない。

見ていて、ボクのような人間から見ても三代目は二代目に比べて、オーラが無い。
そういった意味でも、二代目がEXILEに入り、研鑽してきた経験や感覚が感じ取れて、
場慣れしてるというか、大きく見えた。
何も知らなくても感じるのだから、随分とここには差があるのだと思う。

ただ動員も熱狂も、J SOUL BROTHERSでこれならEXILEだったら、
失神者、あわよくば興奮死してしまう人が出てしまうんじゃないか?と心配になる。

ショーアップとして安室奈美恵以上の高揚は確かにないものの。
これがEXILEなら違うのか?と感じてしまうほど。

あれこれ書いたが、きっとAKBのコンサートも近い部分はあるんだろう。
TVでの口パクがコンサートではどうだかは知らないが。
(台湾のアイドル JOLINはLIVEでも口パク(笑))

少なくても、今回のこのコンサートは手抜きは無かったし、
TVで見る大衆聴衆とは違って、ヒリヒリ感じる部分はあった。

何もアンテナを張らなければ、すぐに終わってしまうが、
緊張と何かを得ようとしてみていたので、正直疲れた。
開演前に空腹2本のハイネケンもよくなかった(苦笑)

韓国のエンターティメントも、日本のこういうカルチャーも。
そして、FUJI ROCKに代表される正統派も。

それぞれの想いをそれぞれが抱けばいいわけで、
それを否定したり、批判するのはゴールの無いもので、答えもない。

自分が好きなものを好きなように愛せばいいし、
10年後も愛せないようなものなら、自身でそんなもんと想いながら消費すればいい。

放送のあり方には、正直うんざりする部分は数多だが、
少なからず努力の上に存在する、何かしらの活動を何かと比較して卑下するような感覚は、
自身を貧しくするし、何も芽生えない。

ボクは今回のコンサートを見て、正直。
変わらず興味もないし、歌も知らないが、EXILEを見てみたいと思ったのは事実。

そういう好奇心はひとひらです。

この公演さいたまだけで8日間ですからね・・・・半端ないです。

***

2011年夏
EXILEの想い・信念を受け継いだ2組の
夢のBATTLEの火蓋が切られるーー

二代目J Soul Brothers VS 三代目J Soul Brothers
~EXILE TRIBE~

さいたまスーパーアリーナ
★7/30(土)開場/17:00 開演/18:00
★7/31(日)開場/16:00 開演/17:00
★8/1(月)開場/18:00 開演/19:00
★8/2(火)開場/18:00 開演/19:00
☆8/4(木)開場/18:00 開演/19:00
☆8/5(金)開場/18:00 開演/19:00
☆8/6(土)開場/17:00 開演/18:00
☆8/7(日)開場/16:00 開演/17:00
お問い合わせ:ディスクガレージ 03-5436-9600

【年齢制限】
6歳以上有料、5歳以下入場不可


お招きありがとうございました。
年齢制限があったので、りりこは行けなかったけど、
りりこも連れて行きたかったなぁ・・・・。

画像のグッズは、頂き物です。
残念ながらりりこさんは、旗を数回振ってブン投げて終了しました(笑)


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氷室京介 「KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME “We Are Down But Never Give Up!!”」 [LIVE OR DIE ?]

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(画像はリッスンジャパンより)

2日間動員11万人。
50歳の男が25年以上も前の歌を歌うコンサートに、これだけの人間が動く。

その客観的事実は、曲げようもない真実。

朝から、8年前の「21ST CENTURY BOOWYS vs HIMURO」を聞いて見て。
夜の帳が下りる時間まで待つ。

BOΦWYのアルバムや映像を見てしまうと、きっと過度な期待が膨らんでしまうと
判断した部分。ここは正解だった。

BOΦWYを見ると、聞くと自分の期待度が上がってしまう。
折角の時間なのに。「あれも聞きたかった」とか余計な欲で、終わった後の
テンションを下げたくなかったのが、本音。

PA0_0481.JPG

自分はBOΦWYを見れなかった。
20年前に買った「わがままジュリエット」のCDSの頃には、もうBOΦWYはなくなっていた。

今夜BOΦWYを聞けるが、BOΦWYではない。
氷室京介なのだと。

でも、あの氷室京介なんだと。
そう心が高鳴る気持ちを沸騰させながら、DVDを見続ける。
http://roosters.blog.so-net.ne.jp/2006-10-29

このDVDよりは確実に質の高く、そして勢いのある時間を過ごせる。
そう想うだけでも、相当な期待の中で呼吸が出来る。

「なぜ4人でやらないのか?」「今がそのときなのではないか?」
そう感じた人間の1人でもあるが。

それは50歳にもなる氷室の今が、過去を押さえ込めるような。

さほどメディアに露出せず日本国内で、氷室京介自身が廃れることなく、
今にあり続けるその時間の経過を、素直に讃えるべきだし、
そこでBOOWYにこだわる必要もないと判断できるほどの今は、紛れも無く素晴らしい。

それでこそ、氷室京介なのだと想う。

チャリティーではあるが、氷室とBOΦWYという関係だけでも満員になる事実。
あとは聞き手の判断だけ。

4人でも氷室で東京ドームはいっぱいになる。それも客観的な事実。

そんな中。
東京ドームで氷室京介を。
そしてBOΦWYを聞けるなんてことを。
12歳の俺に教えてあげたいぐらいの興奮。

11時から物販が始まるとアナウンスがあったが、
開演は18時なのに?と想いながらも、17時に到着。
なるほどと思えるぐらいの物販のSOLD OUTの数。
そして、人!人!人!!

PA0_0480.JPG

色んな想いがあって今にある人たちがたくさんいて。
こんな大きな場所で、そういう空気を感じれるのは初めてだった。

おそらく「X」とかもこんな感じだろう。
それぞれの想いが容姿に出るのは、非常に見ていても心地の良いものだった。

ゲートをくぐると2階席なのに、猛烈な人。
見たことないぐらいの人が廊下に溢れ。
そしてドームを埋める。

事前になんとなくな感じで調べず行った座席は、
最上段通路側(隣の人はどっかに行ってしまったので隣も空いていた)

PA0_0478.JPGPA0_0476.JPG

ある意味、潔くて笑えるぐらいの席で。
正直、中途半端がなくて自分でも気に入った(笑

見たことも無い景色で。
感情移入も客観視も可能なまさに自分向き。

埋まっていく席を眺めながら。
決して派手ではなく、東京ドームにしてはこじんまりしすぎている舞台装置が、
今回のGIGの意味を明確にしてくれている。

開演前。
長い黙祷。
静寂に包まれながら、この日皆がスタートラインに立つ。

THE CLASHが流れながら、
拍手が巻き起こり、SEの終わりまで引っ張り続け。
それを曲の度に繰り返す。

約束の時間15分超過後。

圧倒的な迫力でDREAMIN’が始まり。
既に総立ちになっていた客席から、歓声と拳があがる。
5万5000人の興奮が弾けた瞬間。

『KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME “We Are Down But Never Give Up!!”』
1.DREAMIN’
2.RUNAWAY TRAIN
3.BLUE VACATION
4.ROUGE OF GRAY
5.TO THE HIGHWAY
6.BABY ACTION
7.JUSTY
8.WELCOME TO THE TWILIGHT
9.BAD FEELING
10.“16”
11.LONGER THAN FOREVER
12.MEMORY
13.B・E・L・I・E・V・E
14.季節が君だけを変える
15.B・BLUE
16.MARIONETTE
17.PLASTIC BOMB
18.DOWN TOWN SHUFFLE
19.BEAT SWEET
20.RENDEZ-VOUS
21.ONLY YOU
22.IMAGE DOWN

Encore
23.ON MY BEAT
24.HONKY TONKY CRAZY
25.NO.NEW YORK

最上段でも凄く良く見える視力をくれた両親に感謝したい(笑)

PA0_0479.JPG

このセットリストを見てもわかるように、それでも余計な欲はあふれる。
でも20年待った25曲。
十分すぎるくらいのACTだったし、十分すぎるぐらいBOΦWYだった。

ほとんどMCをせず。
音楽だけで存在証明を高らかに。
そして気持ちを更に高い場所に持ち上げるように。

想像以上にBOΦWYは体にしみこんでいる。
当然なのではあるが、それを実感できた。
最上段ゆえの音の悪さはあったが、横に余裕があった分。
あれだけオーディンエンスのカラオケ常態はあまり自分に害はなかった。

むしろ、布袋のパートをムキになってコーラスするような感じは
見ていて楽しかったし、自分もムキになった。
そんなもんだ。
(個人的に、この夜唯一。BAD FEELINGだけは少し違和感があったのは、
 自分が想う以上に、布袋のBAD FEELINGがしみこんでるんだなと笑えた
 布袋もまたBOOWYがなくなっても、BADFEELINGを演り続けた結果かな・・・)

足りないものを嘆くより、与えられた時間に何を刻み何を残すかだと想う。
BABY ACTIONなんかは、そこまで伸びるのか!ヒムロック!と大興奮になってしまった。
最初から最後まで顔は緩みっぱなしだった。
リフを聞いただけで、笑顔になれてしまう。


古くさいウォークマンから聞こえてきた自分の幼い頃がフィードバックしてきた。
それだけじゃない。
いろんなことが走馬灯のように去来して、泡のようにはじけてまた浮かんでを繰り返して。
今まで感じたことも無かった。

興奮してる気持ちと、走馬灯の中を走る自分の目の前には氷室京介がいる。

「16」が静かに始まって。
映像でみた記憶も曖昧なのに、曲は覚えてる。
聞きながら、あの頃は・・・だなんて考える。

「この曲を作ったのはハタチぐらいだったけど、もう“シックスティー”に近くなったよ」
と翌日氷室が笑ったそうだ。

時間が経ってるのに、この気持ちが揺れるのはなんだ?!と理解出来ない部分が
あの場所にはたくさんあった。

ON MY BEATが流れて消えて。
現実に戻る終わりを感じた。

ネットにはたくさん。「メンバー4人で・・・・。」なんてこと書いてあったけど。

  今日ここからポジティブに考えて、
  復興の波が広がっていけばいいなと思います。
  来月にはここで<友達>もやるんで

そう口を開いた瞬間の東京ドームの歓声は、
すべてを悟れるぐらいの一言だったし、もうそれでいいと。
そう想えばいいわけで。

僕らが知ってる氷室京介は、僕らが知ってるままの氷室京介だった。
25年以上の前の曲。23年前の最後。ボクが知った20年前。
そして、今以ってあの頃と変わらない。
何1つ期待を裏切らない氷室京介だった。

その事実は強く言いたい。

BOΦWYを見たいという事実は隠さない。
でも何一つ変わらず、むしろ色んな経験値があがり。
またそのブランドを崩さず走り続けてきた氷室京介の今に素直に感動した。

1つの失望もなかった。

21世紀の氷室の前に。
BOΦWYはやっぱり過去。

 自分が昔、所属していたボーイというバンドの、
 自分で自分の曲をコピーするっていうのもすっげー緊張して。
 バンドのメンバーもオリジナルのメンバーに敬意を表しながら、
 すっげー大変な思いしながら頑張ってくれたと思います。

あの氷室京介をみたら、4人のメンバーでなんて言えないぐらいの
ステージだったと想います。

東京ドームという大きなハコで。
観客のアイデンティティを感じず、自分の中だけでじっくり昇華できるとは
正直まったく想ってなかったので。
あの座席に感謝と。

そして、このセットリストを見返しながら。
またずっとBOΦWYしか、氷室しか聞けなくなっています。
そういう時間が、幸せだと想います。

LIVEが終わり。
大塚でBEERを飲んで。
友達を呼びつけて、笑いながら飲んで。
帰りの電車で恥ずかしさすら感じないぐらい、
誇らしく買ったバスタオルを主張させて帰りました。

幸せな夜でした。

中学生の頃に感じた気持ち以上を得られる時間というのは、
生きている実感です。

ありがとう、ヒムロック!!!


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