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及川光博 「嘘とロマン」 [君にR&Rを!(日本)]

少し前に映画も含め、「相棒」が席巻していたが。
その番宣やらCMとかボーっと見ていたら、ミッチーが聞きたくなった。

言わずもがな、「及川光博」その人。

我が家では年末になると、
必ず話題になるのが「ゆくミッチーくるミッチー」という
過去にミッチーがやったカウントダウンLIVEのタイトル。

このタイトルのインパクトがあまりに強烈過ぎて。
ミッチーに、一瞬にしてハートをつかまれたのではあったが。

あのアクのある歌い方が、どうもダメで。
コメディアン的なポジションから、ミッチーは自分の中では変わらなかったし、
ミッチーの曲や風貌はチラリと見る程度かんじる程度の中で、ずっといたんだけど。

なんか猛烈に聞きたい!となって購入。

PA0_0785.JPG

じっくり聞いたけど。

凄いっすね、少なくてもこのアルバムは。
岡村靖幸好きを公言していたけど、全体的なコンセプトも岡村靖幸に近い感じ。
歌い方もよく考えると、この流れがあるような感じもするかも。

完全にイメージを具体化してるようなこの声が、変な興奮ほとばしる感じ。

ふざけてるのか本気なのかこの曖昧さが。
TMNや沖田浩之、KOJI1200ばりの、いきなり電話の会話から入る豪快さ。

これに素直に、確信犯!だと。

音も丁寧だし、80年代のキューンソニーのなんだかほっておけないような
気持ちになる凄いアルバム。

POPでもないし、しっとりもしない。
キャラメルポップコーンのような軽さと甘さ。
そして中毒性を含んだこのアルバムは、
迷いなく、真っ直ぐな。
ある意味、コンセプトを忠実に守る及川光博の気概が垣間見える。

こんなアルバムだとは想わなかった。
ふざけてる感じが欲しかったけど、普通に聞きながら、
確信犯の本気は、久し振りに感じれる。

メッセージなどない。
でも、存在がメッセージ。
何か期待して聞くようなものでもないし、
何かをしながら聞くようなものでもない。

聞く時間や場所を選んでしまうような。
そんなアルバム。


「やぁボクミッチー」

今の人は知ってるだろうか。
及川光博のこの本気を。

BOOK OFFで250円ぐらいで買えます。
レンタルより安いです。
でも、凄いです。

現在の値段とは見合わないコストパフォーマンス。


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コメント 2

かわくぼ

僕はミッチーのアルバムは聞いたことないんですが、昔実家でスペースシャワーが映ったころ、良く見かけました。やあ僕ミッチーってのも。
なんといいますか、表現者として、やはり優れた部分があるのでしょうね。
by かわくぼ (2011-04-07 00:10) 

ルースターズ

>かわくぼくん
そして檀れいと結婚ですからね。
ミッチーさすが。とだけ言っておきましょう。

にしてもミッチーも40だったとは。
おそるべし。
by ルースターズ (2011-08-01 14:35) 

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