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まだまだ続くから [INFOMATION]

先月、娘も産まれた中で。
仕事も突如の異動も通達され。
まだまだ途上の中で、切磋琢磨しながら新しい仕事や生活に勤しむ日々を送り。

故に、BLOGに向かう時間も薄氷で。
厚く覆われた密度の濃い時間と。
新しい環境の中、時間のやりくりと身体的疲労、山積した課題に向き合うのに
精一杯な時間を過ごし生きています。

異動もまた、一般的な流れとは逸脱し。
不条理かつ上司の傲慢さで異動をした事実。

仕事へ愛着を失い、生活の糧に成り下がってしまった経過は、
上司の人の心を無視し続け、自身の理想郷の建設だけに、
STAFFを幾らでも代替の利く駒のように扱い続ける
「残念な人間」の犠牲の代償はボクのみならず、
残ったSTAFFにも与える不信や残念さは、ここ2年ほどは加速。

結果の異動となりました。

愛すべき同僚やたくさんの仲間への、無念さも残るけれど。
それ以上に、「この残念な人の下で働かなくていい」という事実は、
何か時間の有意義さに安堵する瞬間を迎えたのも事実で。
惜別以上のものになったことは、自分でも冷たい人間になったもんだと溜息混じり。

残された人たちは、本当に残念でならなく。
あの人の下で働く意味を見出せないのだから。
それだけでありながら、変わらず高飛車に日々を邁進するのだから。
もはや理解をする気にもなれない。

そんな中。
異動の事実を同僚にも伝え。
その途中で、部署こそ違えど。
同じ仕事の目標で働く仲間が「病」だと知りました。

ボクの異動の現状や、上司の所業には
同じ気持ちを抱いてくれている方で・・・・。

何気ない気持ちで「悪口大会で飲みましょう」と 話したんですが。

それが「癌」だったことを初めて知りました。

しかも既に「ステージ2」・・・・・。

言葉が出ませんでした。

春の入職時検診で、発覚したとのことで。。
私どもの歓迎会の前日にガン告知を受け。
歓迎会は結構飲んだんですよね、わいわいと。

でも告知を受けてからずっと「闇」だったって。
「今もあんま晴れてないんだよねぇ」って少し笑って。

異動のことでギャーギャー言ってても。
異動じゃ路頭に迷っても、死にません。

年齢も30代。
本当に元気な女性で。
ステキな方です。

自分が半年気付かずに、仕事してたこと。
なんも配慮もせずにいたこと。
沢山の後悔が生まれたけれど、翌日にはボクは職場を去るわけで。

本人からは、なかなか私たちのセクションには言う機会もなく。
これを聞いて、ボクはこの事実を同僚や後輩に静かに伝えました。
ボクが出来なかったことを託しておきたかったから。

きっと、本当に身体も気持ちもしんどいままで、
働いてたんだと思います。
そういう人が身近にいて、なんも気付かない己の馬鹿さに失望しました。

おそらく、この事実を知ってたのは、上司だけだったんだと思います。

そんな中でも、残念なこの人は、
アフラックのCMの歌を歌ったりだとか。
保険の話や、ネットニュースだかなんだか知らんが、遺言やら遺言書の話だの。

近くに長く暗いトンネルの中で、些細な光も見出せにくく苦しんでる人がいるのに。
デリカシーの無い話をしょっちゅう事務所でしていたそうです。
きっと、いつでもやってるんでしょう。残念だから。

入職時。
上司は偉い勢いで、彼女のことを持ち上げてましたが、最近はパッタリでした。
きっとそういう病気の経緯もあったんでしょう。

本当に死んでしまうかもしれない不安の中で、
日々を生きてるのに。

そんな話を、ボクの離職前日に聞きました。
故に、ボクの理不尽なこの状況も、十分に理解してもらえるんだと。
そう想いました。
彼女とそんな話をしたときは、本当に嬉しかった。

ボクが10月1日に仕事を異動し。
翌週、検査に有明にと言っていた彼女の具合は、芳しくなく。
先週、彼女は退職したそうです。

本当に、神様が喧嘩してもいいから。
少しでも気休めになればと、癌封じで有名な岡山県の「玉泉寺」の
お札やお守りを取り寄せて送りました。

祈祷しなくちゃ意味ねぇだろうと言われそうですが、
そんなことよりも、神様なんとかしやがれ。ってことです。

人生というヤツは。
いち早く死んだほうがいいヤツほど、のうのうと生きやがる。

人のことを想い考えて。
優しい人ほど、病を患う。

早く彼女が全快できるように。
ボクは祈ることしか出来ませんが、祈るだけしか出来ないなら、
しっかり祈っていようと心に決めた次第です。

お札、お守りを送ってしばらく。
丁寧なポストカードが届きました。

「正直、手術のことを考えると怖い」と書かれた綺麗な字を眺めながら、
その不安や恐怖を微塵にも理解出来ないのは、死の実感を感じ得ない
ボクの日常故なんだと思います。

彼女が書いた「再復活!」の文字を。
送ったSIONのCDが、少しだけ背中を押してくれることを祈りながら。

まだ続く先の彼女の人生は、何度でも何度目での始めたらはじまりだから。

「通報されるくらいに」




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