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石井琢朗 100号ホームラン (とカレーライス。) [君に広島東洋カープを!!]

少し前に関内に行った時に足を運んだのだが。
食えなかったカレーを食うことにした。

横浜の大通り公園沿いにある「バーグ」というイカレタカレー屋である。

PA0_0739.JPG

ボクは学生時代は、横浜に住んでいた。
その学生時代おそらく最も食った外食メニューこそ、家系ラーメンなぞではない。
「バーグ」のスタミナカレー(焼き)で、通称「やきおおもり」であります。

最初に食ったのは、杉田ではあったが。
以降、支店にも夜な夜な行ったり。
カレー食いにふらふら杉田に行ったり。
戸部には後輩が住んでて。ソイツと食ったりと。

横浜青春の味であったが、
大学を卒業して一度食ったときは、「あれ?」と思い。

世界で一番美味いと思ってた食い物が、
大味で変哲もない学生カレー・・・・そんな気持ちになってたが。
久し振りに昨日食ったが、もう量もおかしいが、味もなんか美味かった。
大盛りはもう食えないなと反省したが。

学生時代に食ったあの味とギラギラした感じのあるカレーは、
あの店が消えてなくなるまで、横浜では喰いたいなと。
改めて想ったのです。

いろんなメニューがあります。
誘惑されず、スタミナカレー(卵焼)これを注文すべし。

PA0_0740.JPG

勢い任せの20代に連れて行かれます(笑)

そんな腹いっぱいの中、伊勢崎町を後にして。
ふらぐら歩いて、関内。

横浜スタジアムに着く頃には、赤いグッズの人が沢山いて。
なんだかほっとする。

先発が三浦大輔と聞いて、スタメン石井琢朗がよぎる。
琢朗の地元後援会が応援に来ているとはなんかのニュースで読んでた。

かみさんがうちわが欲しいというので、物販で琢朗のうちわを買って。
席に戻るとき。

2人のおっさんがいた。
そのおっさんの1人はカープの帽子を被り、琢朗Tシャツ。
もう1人のおっさんは、同じスタイルだったが、違う琢朗Tシャツ。そして琢朗タオル。
おっさんに共通してたのが、Tシャツを綺麗にズボンの中に入れていたこと。

ただそのおっさん2人の井出達が凄くカッコよくて。
雰囲気があるんですよ。
背中を見ただけで。
着慣れてる感じもあるし、無理しない自然のカッコよさというか。

そういや、琢朗後援会が来てるって聞いてたから、その関係の人かな?って想った。

おじさんで無理してカープのTシャツ着てる人とかって、
なんだか雰囲気が居酒屋の大将になってしまうんですよね(苦笑
若い人もそうだけど。
ただのカープ好きのあんちゃんやおっさんにならないように。
着こなしは大切。
伊達でありたいものです。

そんなまさに伊達な初老2名に敬服し。
席に戻り。
暑さを紛らわすうちわの風。

そしてスタメン石井琢朗。

BLOGを読んでみてもわかるように。
特別な日の特別な一打。
そして、記念すべき100号ホームラン。

http://takuro.aspota.jp/2009/07/post_258.html

マクレーンのホームランの余韻と。
その騒ぎの収まらないスタジアムの空気の震度の中。
その瞬間は起きた。

一瞬も目をそらさず。その目の前で。

ライトスタンドに放った綺麗なライナー。

その余韻を破って。
スタジアムに大歓声で沸く。

待ちに待った石井琢朗のホームラン。
少し興奮気味にダイヤモンドを回る背番号「25」と電光掲示板に
100号のお祝いと。

打率は2割を推移してる。
勝負強いというイメージでも、ヒットの量産のイメージも。
過去のものでありながら。
緒方・前田のいないグランドで、ボクらの視線の先に、
石井琢朗がいるだけで、スタジアムに行く価値がある。

守備に着いた琢朗は、先にライトスタンドに頭を下げて。
一塁側に再度頭を下げた。

そのときにカープのファンは先に。
大きな放物線を描いたマクレーンを讃え。

琢朗がベイスターズのファンへの謝辞が終わり。

「タクロー」コールの中。
カープ移籍第一号
100号。2202試合目、9530打席目での史上最遅となる100号。
そして、チームが5点差とビハインドを広げる功績を、大声で祝福した。

琢朗は同じように深く、そして丁寧に頭を下げた。

今更ではあるが。
石井琢朗は、本来は横浜でその野球選手生命を終えたかった男だと想う。
FAではなく、自由契約という事実上の戦力外の中で、広島に来た。

横浜への複雑な気持ちは、移籍当初BLOGで顕著に見られた。
2000本安打を放った名選手が、一から新しい球団でプレーをするその気概を感じたくて。
沖縄キャンプに石井琢朗を見に行った。

琢朗のホームランを、実に嬉しく想い。
そのダイヤモンドを回る赤いユニフォームに喜びを投げた。

先にBLOGのURLを見ればわかるが。
ライトスタンドに突き刺さった打球をベイファンは琢朗に戻したと。

横浜は不遇のシーズンではある。
でも昨日は実に多くのファンが、横浜の逆転劇に痺れ。
村田の一撃というおまけ付。
最高のゲームを見て家路に着いたのだと想う。

横浜のファンは、実に温厚で。
そして温かい。
本当に野球の好きなファンが実に見守っている印象と。
選手を温かく送る術を知っている。

石井然り。
選手がファンに敬意を払ってくれれば。
ファンは、それに最大限に応える。

談話など、誰もが耳にする情報で喜んだりしない。
スタジアムで起こる事実とその気持ちがファンを熱くする。

一喜一憂のため。
スタジアムに幾度も足を運ぶ。

琢朗は次の打席。
1アウト1塁。
カウント2-3から、セカンドゴロ併殺という結果だった。

気性はそんなに穏やかではないイメージだが。
ヘルメットを投げ、外野付近まで転がる。

昨日の最後の打席。
チームは凄惨な逆転負け。

ただ、梅雨のまとわりつく空気と流し込むBEERの爽快と。
選手に感じる感謝にも似た気持ちを貰い。

敗戦にイライラしながらも、石井のホームランを思い出し。
ニヤニヤと球場半周、駅に向かう琢朗ユニフォームを着たあたくしでした。

そして、ホームランを打った次イニング。
興奮の結果。
衝動買い(笑)

PA0_0742.JPG

球場での正しい大人のリストバンドの使い方は。
酔って締りがなくなってきた口から少し溢れるBEERを拭う為の物です。





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コメント 6

ぶっさん

最後の打席、ヘルメットをあんなにたたきつける琢朗。
思いの強さ、深さは、他の選手とはちと違うんだなぁとしみじみ思いました。
このリストバンド、新井のじゃないよね??
by ぶっさん (2009-07-07 21:45) 

muramura

私は前日観戦しました、
琢朗さんの、レフト線へおっつけるバッティングと
そして、捕ってから正確にびしっと行くスローイング健在でした。
試合結果は、散々でしたが...
by muramura (2009-07-10 01:23) 

もんた

琢朗の100号ホームラン、見たかったです。
球場の雰囲気味わってみたかった・・・。
翌日の試合、華麗な守備見られてよかったですけど。

今度横浜行く時、カレー食べてみようと思います。

by もんた (2009-07-12 12:47) 

ルースターズ

>ぶっさん
しみじみ、BLOGでも書いてるけど。
剥き出しだよね(笑
以前、梵がヘルメットだかブン投げて怒られて
ファーム!みたいのあったけど。
それとは違うもんなぁー(笑
by ルースターズ (2009-07-16 20:25) 

ルースターズ

>muramura 様
今の3連戦は散々です。
佐伯にホームスチールって・・・・。

もはやね。
石井のとこに打球が飛んでも安心。
ココ最近、味わったことの無い絶大なる守備の安心感です♪
サイコー!!!!
by ルースターズ (2009-07-16 20:27) 

ルースターズ

>もんた様
琢朗には感謝しかないですよ。
やっぱり打率悪いけど(笑

でも守備の安心感は破格です。
そしてこのカレーも破格です(笑
by ルースターズ (2009-07-16 20:28) 

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