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安室奈美恵「BEST FICTION tour 2008-2009」@代々木第一体育館 [LIVE OR DIE ?]

1978年生まれの30歳ならば共感出来る筈の、過去の安室奈美恵の記事

それを踏まえ。2月21日
おそらく最初で最後の安室奈美恵のライブ。

幾つかの疑問を勝手に解決した上で。
(※幾つかの疑問は別記事
 「NAMIE AMURO 「BEST FICTION tour 2008-2009」@YOYOGI」にて)
1つの結論としては、「安室奈美恵は凄い。」
これを最初に言っておきます。

PA0_0553.JPGPA0_0552.JPG

にしても凄いライブだった。
11分おして始まったライブ、
大きな花道。
大掛かりな舞台装置に、大型の正面モニター、左右2台の大型モニター。

幾重にも変わるそのモニターが、代わる代わるの衣装と舞台装置、そして空気を包む。

ダンスについては、圧巻としか言いようがない。
何より凄いと感じたのは、ヒールを履いたままでのダンス。
とにかく、最初から最後までヒールです。
しかもヒールが高い。
これだけで普通じゃないのは伝わると思います。

序盤からヒートアップさせて、客の熱を受けるはずが。
場所は代々木第一体育館。
さすがに、奥の奥まではね。と思ってたんですが。
正直びっくりしたのは、奥のお客さんもすっげぇノリノリなんです。

広いステージを心得た舞台装置は、左右の客の飲み込みかたを知っていたし。
MCを一切しない代わりに、笑顔と手を振って答えていた。
これまたびっくりなのだが、安室が手を振ると、その場所が石を投げた後の波紋のように
客は全員ぶっわぁーと手を振り歓声に塗れる。

花道に一歩踏み出した瞬間に、会場が沸く毎回。

DO ME MOREのPVの延長線上に物語は展開する。
「WELCOME TO BEST FICTION」

全ては、現実ではなく、夢。
フィクションであるというコンセプトは非常に面白い。
ただ、リアル(ライブ)の構築の仕方が、フィクションの感じを崩さない。
失望させないクオリティ。

SET LIST(【安室奈美恵】BEST FICTION tour 2008-2009@代々木ライブレポ参照)

01. Do Me More
02. Violet Sauce
03. ALARM
04. SO CRAZY
05. NEW LOOK
06. Hello
07. GIRL TALK
08. shine more
09. Full Moon
10. Luvotomy
11. Put 'Em Up
12. It's all about you
13. Wishing On The Same Star
14. ROCK STEADY
15. FUNKY TOWN
16. No
17. Say the word
18. White Light
19. Hide & Seek
20. Queen of Hip-Pop
21. Sexy Girl
22. WANT ME,WANT ME
23. Top Secret
24. BLACK DIAMOND
25. WHAT A FEELING
Encore
26. WoWa
27. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK
28. Baby Don't Cry

全28曲。2時間半のステージ。

深紅円形ベルベットな風合いなカーテン。
3つの円形膨らみ。
投影されるジャケットロゴ。

開くカーテンと漆黒の王朝のようなイス。
始まる曲。

即座に始まる緩やかなダンスからの加速。
SET LISTからもわかるが、ほとんどがダンスナンバーで「PLAY」からの引用も多い。
手練れのダンサーを従え、ステージを縦横無尽。
花道は、キャットウォーキングなど気取ったものではなくて演舞場。

NEW LOOKまでの加速。
NEW LOOKでの衣装と舞台の回転、気持ちも回る寸前。
銀色のヒール。
TWIGGYでもこんなことしてなかろう。

早いスピードで変わる衣装で世界観というよりは、
場面をわかりやすく切り替える。
左右モニターは安室奈美恵を追いかけ。
センターのモニターは、背景の仕事。

金色に光るミラーボール。
主張するヒールとMOON。

星は並び、ダイヤは鈍く銀色。
伸びるスチールバー一直線。
蔦の様に絡まるダンサー。

回るタオル。
降りあがる腕。

下には、安室奈美恵が衣装が変わるたびに衣装が変わるファン4人組。
この子たち凄かったな。
もはや感動すら覚えたよ。
おんなじ衣装なんだもん。
自作なんだろうな当然。

色んな資料みたり、目に焼き付けたりして。
自宅で自分で縫ってる姿を想像すると、なんだか共感してしまう(笑

開始から55分後の「SAY THE WORD」


前回PLAY TOURのラストナンバー。
(※ベースは、このBLOGでは知名度の高いTOKIEさんです。)

この曲での客の上がり方が普通じゃなかった。
ここから凄まじい勢いに加速して客にも火が付いた感じ。
それは初めて見るライブではあるが、
曲りなりにもライブ観戦は百戦錬磨の自負がある。
会場の空気が変わることぐらいはわかる。
自分でもあそこ1つが区切りだと感じたぐらい。

安室の初めてのシングルでの作詞の作品らしく。
こういうSET LISTの組み方の中で思いいれのある作品なんだろうな
と勝手に想う。
個人的に凄く好きな歌なのです。
この曲で安室を再び気にしだしたJ-POPです。

後、「WHITE LIGHT」の衣装は無し。
見てるコッチが恥ずかしくなる感じ。
カツラも浮いてたし(笑)何より、コレありなのかなぁと思わせるような
衣装と舞台に卒倒。
ファンには堪らないようだが、関係ないボクらにも、違う意味で堪らない。

こっからHIDE&SEEKで更に加速。
ONとOFFのスイッチが明確。

あれだけのヒールを履き。
手練れのダンサーを率いても、そのダンスに手抜きを感じられず。
挙句、歌う彼女の姿を見れば、何がREALで何がFICTIONかは自然とわかるはず。

久し振りにエンターティメントを感じたいい意味で。
歌を聞くというニュアンスではなく、安室を見る。安室を感じる。
素直の拍手したくなるような、全身全霊と全力疾走でした。

こういう大きな場所でのライブ。
まるで球場で選手への歓声のような
「なみえー!」「かわいーー!」「あむろちゃぁーん!」
「ケンター!」「打てぇー!」「前田さぁーん!」カープverね(笑)
なんだか、懐かしくもある気分でした(笑)
声を出さなくちゃ自分の興奮が収まらない感じ、嫌いじゃない。

NO MC。
客に話しかけることをせず、全力でやる感じは正直共感しました。
余計な話とか、本当に余計なんです。
それを端折って、ステージで魅せる感じ、ねじ伏せる感じは圧巻でした。

今回の安室奈美恵。
TKの曲は一切無く。
わが道を進み始め。
CDが売れないこの時代で、DVD付とは言え100万枚を売り上げ、
セールスの不安を払拭した自分のスタイルを組み上げた結果の美しいものだったと
思います。
さほど音を聞いていない。
こういう人間が見ても、「おぉ!」って想うのは、エンターテイメントだなと想います。

DOUBLEの楽曲をカバーした形になってると思いますが、「BLACK DIAMOND」
今回初めて聞いたけど。
明らかに今までの流れと違う感じの曲なんで、チケットを手配してくれた友達に
聞くとDOUBLEとの曲だということで・・・・。

安室自体も大切にしてる感じなのかなと想って、こんな一流でありながらも、
こういう感じをSET LISTに組み込むのは、本質理解を忘れてないと。
そう想ったりもします。
ちなみにボクら世代のdoubleはまだ姉が健在でdoubleでした。

DOUBLEの曲の質が非常に高い。DOUBLEが作詞作曲だそうで。
DOUBLEのプロデュースでアルバム作ればいいのに(笑)



素直に楽しかったです。
ただ、想像に漏れず仁王立ちで見てましたが何か?(笑
いい席をありがとう、KANAKO!


「NAMIE AMURO 「BEST FICTION tour 2008-2009」@YOYOGI」


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コメント 8

じゅんこ

お久しぶりです。

基本的に女性歌手は苦手なのですが、「namie amuro PLAY tour 2007」のDVDをみる機会があり、「Hide & Seek」のかっこよさに驚いた記憶があります。
ベースがtokieさんだったとは気づきませんでした。

コメント書きそびれましたが、沖縄レポート楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。
by じゅんこ (2009-02-23 12:07) 

ルースターズ

>じゅんこ様
気付いてください(笑

PLAYも誘われたんですが、「なーんで俺が安室奈美恵見なくちゃ
いけねぇーんだよっ?!」と断ったんですが、PLAYのDVDを
見たら、一生に一度見ておきたい気持ちになったので、行って見ました。
by ルースターズ (2009-02-23 22:02) 

阿佐谷テルヲ

GIRL TALK をライブで聴いてみたいです。
tokieさん最高!!
by 阿佐谷テルヲ (2009-02-23 22:32) 

ルースターズ

>阿佐ヶ谷テルヲ様
今までみたことのないタイプのライブ。
なんだか、むず痒い感じやら懐かしいやら。
一度くらいはいいっすよ(笑
聞きたかった曲もあったし。

TOKIEさんは相変わらずステキです(笑
今回はいませんが(笑
by ルースターズ (2009-02-25 08:08) 

FUCKINTOSH66

安室さんはスゴイですよねぇ〜ホント!好きですわたくし
こっちでビヨンセのライブとか見ちゃうと
うーやっぱかなわねぇなぁーとも思うけど
個人的にはアメリカ進出して欲しい唯一のシンガーです安室さん
えぇ、「さん」付けですからっ♪いーなーライブっ

by FUCKINTOSH66 (2009-02-28 10:57) 

ルースターズ

>F66様
意外っ!
懐深いなぁ。

ビヨンセも凄そうだな。
そうなんですよね、やっぱりUSに比べるとコンパクトな印象はあるけど。
でも、十分に伝わる質があると思います。
濃縮とまではいかないけど。

でもアジアレベルならトップクラスというか、トップですね。
安室さん(笑)
どこかまだUSの真似の名残があるけど。
ここからの加速でまた変わると思います。
にしてもヒールでダンスって。
ペタンコの靴ならどんなになっちゃうんだよー。って。

でもペタンコの靴なんて履かないだろうし。
絶対に完成して欲しくないと思う女性の1人です。
by ルースターズ (2009-03-03 08:32) 

FUCKINTOSH66

ビヨンセのライブ、まぢすごいよ
USのセクシーつったらこのくらいのボリュームと迫力で
バックダンサーやコーラスつったらこのくらいの皆さんで
ライブやショーつったらこのくらいのエンターテイメントらしーよ
http://www.youtube.com/watch?v=wpTzi6jbxHM&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=L-so__VDOm8&feature=related

by FUCKINTOSH66 (2009-03-04 12:34) 

ルースターズ

>ZIN様
いんやぁー。このYOUTUBEのLINKからかなりビヨンセ見ました(笑
桁違いっすね。
すっげぇーUSA。
つか、ビヨンセ。
サマンサタバサのバックなんかの広告は伊達じゃねぇー。
女子でもときめく。
いや、女子がときめく美しさです。
そんな感じ。
by ルースターズ (2009-03-10 00:41) 

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