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日本ロック紀GS編 コンプリート [男にBOOKを!]

最近、今まで以上に少し貪欲に音楽を探して聞いてます。
それはイベントをやるとなれば、至極少しギアが1つ上がる感じにも似てるけど。

引っ越しをして。
音楽を中心にした生活じゃなくなっていて。
リビングにプレイヤーはあれど。
そのプレイヤーは結局のところ、興奮を蒸発させるものではなく。
ただのBGMな生活。

模様替えをしながら、生活の中心を今まで以上に音楽にしていこうと。
そう強く思っているのです。
2月という日々。

極端な話、1ヶ月の間にアルバムでいえば。
20枚近く新しいものを聞いてる生活をしています。
もっと言うと、30枚近くで1日1枚な感じでもあり。
この生活は、名前は聞いた事はあるが、音を聞いたことがないものを多く聞く。
という消化試合にも近いのですが。

それはそれで、猛烈な刺激があるわけで。
趣味の域でのこのレコード漁りは極上の娯楽です。
ここから、良い物が絶対にあるという確信のないまま進みますから。
ふいな宝物を探す感じ。

その地図として、ディスクガイドを探しに出たけれど。
品薄か需要の低さか、あまりお目にかかれず。
昔中身を見たけれどそそらず放置したガイドも。若干の後悔を加味して。
その中の1曲が自分の価値観を変えてしまうかも・・・
という可能性を信じて。

ひたすら聞きたいなという気分になれたりするのです。
先日地図を一冊。
「日本ロック紀GS編 コンプリート」を買いました。

グループサウンズです。

手に負えない代物です。
コンピが出れば、初回以降廃盤。
7インチが出れば、高額。
視聴しようにも、いい音でも買うのを若干の躊躇で迎える世界。
これがGSなわけで。

そんなもんのディスクガイドなんか買っても・・・・。
とは思ったのですが、あるのとないのとでは、天と地ほどの差があるし。
海外での高評価の折、海賊盤のDROPは作り手には申し訳ないが、
廉価で音を変える絶好の機会でもあったり。
そういう意味も含めて。

GSには無限の可能性があると信じてやまない隊です。
ここから、ガレージにもサイケにも広がるという魔法は嘘ではないからです。
挙句、ロカにもR&Bにも波及します。

日本の音楽を聴き漁るというのは至極難しいのではあります、広すぎて。
狭い日本で、歴史も狭いにせよ。
この博学は1日にしてならずなのです。

自分の価値観の中での「R&R」を探す作業の結果は。
ディスクガイド以上に、自分の中では効果的に感じるのです。
自分の中のディスクガイドの完成とでも言いますか。

28歳の時には28歳の
19歳の時には19歳の
といった価値観の変容の中で。
変わらない流れをつかむというのは、至極自分にとっては、
気持ちの良い物だったりするわけで。

GSも高嶺(高値)の花だけど、諦めきれないわけで。
ディスクガイドを手に入れた後。
ぼくはまた新しい旅への地図を手に入れたみたいで。
興奮しながら、宝物を見つけるべく。
町を行きたい気分であります。

聞きたいレコードの多くはリサイクル屋に眠ってるはずだと。
そう信じてますが、近くにリサイクル屋がありません。
もはやフリマには限界もとはありますが。
でも旅は続く。

期限はない。
欲しい気持ちと、探す気力さえあれば、生涯だって賭せる旅。


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コメント 14

旅は準備してる時がいちばん楽しいよね。
どきどきして大変なんだけど、旅に出たらそんなのすぐ忘れるし。
終わりが見えない長旅も悪くない、と自分にも言い聞かせつつ。
楽しい旅を続けられると良いね。

あ、旅は道連れとも言いますね。(ニヤリ)
by (2008-02-22 03:03) 

えみぞ

大海原へ乗り出してしまうわけですね。
そこで発見したものから
また新たな海へと旅を続けてしまうわけで。

で、結局全部つながっている、と。

お互いいい音楽の旅を続けましょう。
by えみぞ (2008-02-22 19:54) 

はーく

旅はきっと一生続きますね。
by はーく (2008-02-23 00:52) 

ぶっ!ぶぶぶっ...
ごめーん、ちょっとその「男にBOOKを!」っていう
フレーズがツボに入っちゃって〜

ディスクガイドって、もうなんか大変だねっ
終らない旅〜♪

ウチは新宿のディスクユニオンでもらってきた
DISK UNION STAFF SELECTION
THE PUNK BEST っていうのと
その第2弾の小冊子が人気です(笑)
by (2008-02-23 09:17) 

MOMO

NHKBSの「GS大全集」見ました。

もろもろ感慨ありましたが、久々のシャープ・フォークス(それも「ついておいで」)で溜飲を下げたわけであります。
by MOMO (2008-02-23 13:43) 

ルースターズ

>Lo-Fi様
旅というのは、やはり日記だとかつけて。
風情を感じながら進めて。
とどめておく必要がある気がします(笑

にしても、買って満足もまた多いんじゃないかと笑えます。
by ルースターズ (2008-02-23 16:30) 

ルースターズ

>EMIZOさん
生涯続くって。
そんなん当たり前じゃんと言う人がいますが。
じゃぁ、10代の20代の自分のキラキラ。
今もキラキラして30代40代なんかと問われて。
素直に「おう!」と応えるようになりたい。

結婚だとか子供だとか生活の変化だとかで
旅を終わらせるようなら、最初から出ない(笑

互いにいい旅をしたいですね、まさに(笑

んで、またきっと交わって。
それはまた僕らが。そして違う誰かと。
そういう行きずりをかみ締めて、旅を行く。

結局繋がってる。
世界って意外と狭い(笑
でも深くもぐればいいんですよね(笑
by ルースターズ (2008-02-23 16:33) 

ルースターズ

>はーく様
そして、毎日違う景色が見れたらいいなぁって思います(笑
欲張り。
by ルースターズ (2008-02-23 16:36) 

ルースターズ

>FUCKINTOSH66様
(笑)
この記事更新するときに「あれ?君じゃなくて男じゃん」って
気づいて(笑)
直すのためらうぐらい面白かったんで、
そのままにしてみたら、食いつかれた(笑

その冊子持ってます(笑
あれで随分USのPUNKを掘りました(笑
意外とというか、さすがというか。
日本が誇るCRAZYなレコ屋ですからね(笑
by ルースターズ (2008-02-23 16:39) 

MYU

シャープホークス、、リキヤさんですね。いまはなき、、生きてるって!
GSか、、、マシュルームカットだった、、小田和正をみせてあげたかった。
赤松愛、なんで、あんな曲でファンが失神したのか、、純情だったのね。
ゴールデンカップス、ごらんあれ。
by MYU (2008-02-23 16:43) 

ルースターズ

>MOMO様
我が家にはBSなど・・・(苦笑
シャープホークス。
安岡力也が歌ったんですか?!

映像という手段で垣間見る機会があまり無いにせよ。
今の姿で見るというのは、どんな感じなんでしょうか?
卓越した感じなのかな・・・・。
それとも、やっぱり別物なんですかね・・・・。
知りたいな。
by ルースターズ (2008-02-23 16:45) 

ルースターズ

>MYU様
こないだOXを聞いてたんですが、ぎゅんとこないですね・・・・。

まぁGSも数多あるし。
自分の趣味とか趣向に近いGSもあれば、そのムーブメントすべてが
賞賛になってたのかというのもまた、別問題なんだなって
思うようになってます・・・・。

カップスはセッションが完璧ですね。
もはやガレージ。
ただ、あの商業ベースの方はむず痒い(苦笑
by ルースターズ (2008-02-23 16:48) 

昭和の音楽って平成より面白いものがいっぱいありますね!改めて思いました。私にとってのディスクガイドのひとつはルースターズさんの記事です!

私は歌謡曲とGSの間のギリギリなところで線が引かれてあるようなイメージがあります。
身近な例えだとお父さんが歌えるのが歌謡曲で、お母さんが歌えるのがGSみたいな(笑)

しかし安岡力也がGS出身だったなんて知りませんでした・・・。
by (2008-02-23 23:51) 

ルースターズ

>アコちゃん
そうなんだよねー。

でも最近にリバイバルで。
アコちゃん世代になるのかな?
チャゲ&飛鳥とか、小田和正だとか。
J-POP隆盛の時代の7センチシングル時代のコンピが
馬鹿売れなようで。

僕らから見たら、あんな¥10シングルコーナーの曲
いくら集めても¥10じゃぁい!みたいなね(笑
そう想う人間から見たら、なんだか妙ですが。

逆に、ボクが今ギャーギャー言ってる曲も、
見る人から見たら、あんな¥10EPに、この小僧は何ギャーギャー
言ってるんじゃぁい!ってなりそうだけど(笑

そして、このBLOGがディスクガイドかぁ。嬉しい言葉です。
レンタル屋で、そういやアイツが書いてたな程度で、
音楽に触れたらそれはそれで趣満載かもしれません。

>>私は歌謡曲とGSの間のギリギリなところで線が引かれてあるような
>>イメージがあります。
そうなのー!!!まぁもっと言うと。
GSと歌謡曲の間に潜む、ガレージっぽくもあるもの。
GROOVIN’なもの。こういうとこですよね。
フルオーケストラなビッグバンドみたいな。
アレンジの秀逸なものを探して止まないみたいな(笑

ちなみに我が家は、お父さんが歌えるのが演歌で。
おかぁさんが歌えるのは、天童よしみでした。
今でも、自分には音楽におけるバックボーンが何もないと実感してます。
自分の感じたものがすべてです。
ただ青春期を過ごした90年代のXだとかTM NETWORKな
感じは染み付いて離れないっすけどね(苦笑

安岡力也もそう。
岸辺一徳も岸辺シローも。
萩原健一も。
あと寺尾聰も。
あげたら結構いるんじゃないかなー。
by ルースターズ (2008-02-24 10:52) 

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