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背番号「42」の苦しみの曇り空。 [君に広島東洋カープを!!]

空低く、雲厚く。
3連戦ようやく東京望み。
夏の終わりの涼しさの混在の中。
東京代々木上原。井の頭通り手前をスクーター。

突然の雨に屋根を求めて。
雨宿りをしながら、隙間の青い空を確認したら、
東都の空、中止の発表なぞ存在しないであろうと確信。
煙草2本分の雨宿り、程なく。
ゆっくりと雨は止み、傘を差して歩く往来少なく。

再びエンジンに火をいれて。
澁谷にて、残り2連戦のチケットを買い入れる。
台風が迫ってきていても、己が雨男であっても。
その天候に左右されても、このチケットが「関東最終戦」の手引きになるであろうと、
妙な期待も抱きつつ。
中止でもいいわと、微笑んでみせましょう。
しかしながら結局のところ、友達との連戦観戦と勝利に期待する。

18:20プレイボール。
1時間前。
いつもの神宮の杜は閑散とし、改めてこの僕が愛して止まないカードが、
世間一般的には、所詮下位チームの蠢き程度にしかないと実感。
徐々に埋まるレフトスタンド。
隙間目立つ1塁内野席。

2000本の頂後、初の関東遠征。
皆決まって前田智徳を待ち望んでいるはず。
スタンドには多くの背番号「1」が存在して。
そんな光景を見ながら、流し込む水の無味無臭のように。
妙な静けさだけが、綺麗に水面のように広がる光景に
ここが戦場であるかという意識は希薄。

結局6番レフトに前田の名前が存在しない神宮もまた、
度々目撃する期待を萎ませるスコアボードの光。

改めて、神宮に前田が存在することの稀少を実感。
怪我以外で、前田がスタメンで神宮に見参するのは、あまり記憶が無い。

しかしながら先発長谷川の投球には、満足しているわけです。
でも、長谷川の今シーズンの不備はやはり先制点を取られてしまう
一瞬の緩み。
結局点取りゲームなのだから、1点とられてしまったら、
「1-0」という最低なスコアが産まれてしまう。

しかしながら、長谷川への期待は一向に薄れない。

結局、1・2番機軸にならなく。
クリーンアップがヒットで出ても、それをクリーンにするバッターの匂いがせず。
結果的には散発惨敗。

長谷川の援護も出来ず消沈の挙句、ホームベースを踏む景色は無く。
何も無い、何も出来ないただの「0」の羅列に言葉出ず。

正直なところ、代打「前田」を見に来ているわけではなく。
やはり、試合に出る前田が見たいわけで。そして勝利を。

代打前田の喝采は猛烈なもので、アイドルのコンサートと違えるほど。
熱気は最高潮に達していたけれど。

この経験は初めてではなく、もはや幾度も
ネクストバッターサークルの前田の姿「たった1度の打席」を目撃をしているわけで。

高揚・高潮への道筋は生まれるには縁遠い。
ここが広島ならば、きっとあの場所には当然前田はいるのだろうにと
思うこと、1度ではないと思うわけで。
関東のファンに不満は、やはり募ること偽り無く。

試合の辛酸よりも、何故か試合後手を振るマーティーに苛立ちを感じたり、
前田の去り際、「関東のファンにも挨拶してくれぇー!」だの言う輩には、
「前田がするわけねぇーだろう」と、
早々に外野スタンドを去った多くのスクワットで身を焦がしたファンの気概や
本質への理解を感じれないのかな?と苦笑いしたり。

代打ファーストゴロ。
それで「2000本ありがとう」など挨拶するような男ではないでしょう。
逆転2ランならまだしも。

前田はいつもの前田であってくれたことだけが、
1-0の中の唯一の光明。

雲厚く東京の夜空に一閃。
夜空をフラッシュで瞬く一撃を見たかったな・・・と呟き。
今日の先発よりも、今日の天気に気を揉む。
明日もきっと同じ。

敵は、ヤクルトでも打てない打線でもなく。

空の顔色。


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もんた

前田は1試合は休むと思っていたのですが、2試合とも休むとは・・・足の状態が悪いのでしょうか・・・。打線は、この前の土曜日で燃え尽きてしまったのでしょうか。貧打線に戻ってしまいましたね。
長谷川はここのところずっといいピッチングしてるのに、勝てないですね。青木高もですが。
by もんた (2007-09-06 12:57) 

ルースターズ

>もんた様
長谷川にしろ、青木にしろ。
契約更改は反映さえてあげたい選手ですね・・・・。

にしても打てない。
本当に打てない(涙
by ルースターズ (2007-09-16 10:18) 

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