SSブログ

父への手紙 [ROCKな人]

僕の人生は、父の日々の研鑚と努力、葛藤。
そして希望と目標など、様々な「想い」の全ての上に成り立っていたと思います。

父がいなければ、今の僕は丸ごと存在しない。

僕の人生は、中学を選んだ12歳以降からの自分の意志の上。
父が築くレールを「思うが侭」に、巡らせながら前に進んだ。
その「思うが侭」を、父は信じてくれたし尊重してくれた。

父が元気にいて、父が怠らず勤労をしてきた果てに僕は存在する。

今の友達や今の妻、学歴から至る職場までの道程。
昔愛した人や、僕の思い出や経験の全ての根幹は、父の存在なくして成立しない。

そんな父が、仕事を置いた。

定年退職を迎え。
間髪置かず、会社としては異例の臨時社員として、再雇用の道を選び2年。
その再雇用も全うし、男の人生の1つのゴールを迎えた。
今後は、その腕を買われ。
時々の出向を依頼される「アルバイト」をすると笑って話した。

僕は父を尊敬している。
男として、父として、夫として、実に「ロックンロールな男」だと想っている。

これからの人生が、父にとって最愛のものになれば良いと心底想う。
僕は父にこれから手紙を書く。
最初で最後の手紙としたい。
父からの返事は要らない。

僕は、父と呼べる人が、あの男であの人で良かったと。
ただそれだけ伝えたいと、そう想う。


nice!(4)  コメント(6) 
共通テーマ:育児

nice! 4

コメント 6

ひいらぎ

自分の父親を尊敬できる子供って、幸せです。
私も自分の父を尊敬してます。今は天国の住人ですが。

ルースターズさんに、そんな風に手紙を書いてもらえて、
お父様は喜んでるでしょうねー。

私は親孝行なんてものは全くできなかったけど、
自分自身が幸せに生きていれば、喜んでくれてるんじゃないか、
と自分勝手に思ってます。(笑)
親孝行、してないなー、私。(^^;)
あ、母は存命なので、その分、母に、だよね。(誰に聞いてるんだ?)
by ひいらぎ (2007-01-15 21:37) 

やすこ

手紙かぁ・・。ステキですね。
私の父も昨年秋に定年を向かえましたがあと3年出向という形で
残ることになりました。あと3年は単身赴任生活です(笑)。
私は手紙書けるかな・・う~んちょっと無理かも。
3年後までに何か考えます。
by やすこ (2007-01-16 17:03) 

ルースターズ

>ひいらぎ様
親孝行って、自分の満足の上に成り立ち。
後悔を薄めるためのモノでしかないと想ってます。

だから「ものさし」の基準て、他人じゃなくて自分なんですよね。

だから、ひいらぎさんも、「あぁーあの時に」なんてことを想わないような、
そんな感じが大切なんだと思いますよ(笑)

そんな後悔を薄めたくて、なんとなく親子でい続けてると思います・・・・。
by ルースターズ (2007-01-16 22:44) 

ルースターズ

>やすこ様
3年と言わず、タイミングを図らず思い立ったら即行動!
みたいにしないと(笑)

生きてるモノは、死ぬから生きてるわけで。
死ぬタイミングは自分には絶対分らないものだから。

やろうと想ったら、その時!
それがモットーです(笑)
by ルースターズ (2007-01-16 23:08) 

いい話!!

私もひいらぎさんと同じく父は天国の人です。仕事熱心で音楽が大嫌いでした。その反動で私はCD買いあさる日々を送ってます。(笑)
でもここまできたのも今の私があるのも父のちからが大きいと思います。いや、否定できないんですけどもね。

次に実家帰った時にはお土産と共に近況報告しないと。
by (2007-01-18 15:24) 

ルースターズ

>あこちゃん
(笑)

いい話にするつもりもないんだけどね(笑

反動。僕もそればっかだなと思うな。
滅茶苦茶なのは、知らないうちに抑制されてたものへの
欲求かも知れない。

レコードもまさにそんな感じだし(笑
by ルースターズ (2007-01-19 07:38) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。