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NECグリーンロケッツ×サントリーサンゴリアス @秩父宮ラグビー場 [LIVE OR DIE ?]

少し肌寒い。
神宮の銀杏並木もいつのまにか、黄金に色を変えていたし。
フリマで賑わう明治公園を横切ってバイクで抜けると。
いつもの赤い魂がムラムラしてしまう・・・。

とまぁ、神宮球場と寸分違わぬ立地。しかしながら、野球はシーズンオフ。
残念ながら、神宮の杜でありながら広島東洋カープではない。

生涯初のラグビー観戦。
NECグリーンロケッツを観戦しに。

初めてくぐる秩父宮の門。
そして、思ったよりも人が多くて、びっくりする。
門の外も。門の中も。
J2の試合より、人の多さに少し驚く。

とてもラグビーの強かった母校。
母校にはほとんど愛着はないが、母校で出会った友達には感謝をしてるし、
良い大学だったと思っている。

友達の一人に未だ、ラグビーボールを追いかけている男がいる。
それが、NECグリーンロケッツにいる。

大学選手権だとか、日本選手権だとか。
今まで一度も行かなかったクセに、今更ながら、「行って見ようかな」みたいな
気持になったのは、僕自身、とても彼を尊敬しているし。
自分らの年齢も考えると、「見ればよかった」と後悔したくないこともあって。

嫁と友達を誘った。
「明日見に行くよ」と話すと、「チケットを用意しておく」と気の利いた言葉。
お言葉に甘えて(笑)

初めてのラグビー観戦になるわけだが。
正直、これが「罰」だというのなら、金を払えばよかったと思うような悲惨な結末が、
秩父宮には待っていて。

屈強な男たちの肉体は、半袖半ズボンという筋肉の露出も手伝って。
とても隆々に見えて。
同じ人間か?と思うような骨格の仕組みは、大学時代にも感じてたが、
やはり日本のラグビートップリーグともなると、肉体のレベルも違う・・・・。

大男たちが、ボールを取り合って走るという単純な仕組みの中、
鬼のような形相でプレーするんだから、見ている方もルールがどうとかはあんまり重要ではなくて。
重要なのは、「押せー!」「走れー!」「止めろー!」くらいなもんで(笑)

その明快さが、妙に面白くて。
初めて見たけど随分力が入ってしまった(笑)
自然に声も大きくなるのは何故でしょう。
それほどまでに、魅力があるんでしょうね。

サッカー以上に体をぶつけ。
野太い声が歓声に掻き消されず、耳まで届く。
小競り合いも、すぐに収束する一体感。
体同士がぶつかる肉弾の音まで聞こえる臨場感。
それでいて一瞬の隙間が、空間を切り裂くあの疾走を見たら、やっぱりドキドキするもんです。
しかしながら、それは黄色のユニフォームの話。

吹き抜けのような寒さは、観戦して動かない自分の体温を下げたわけですが、
重要なのはそこではなくて。
試合の温度は沸点に達する前に、ノーサイドを迎えるのです。

昨年日本一のチームが、驚愕の得点「0」
0-43という悲惨なスコア。

良くも悪くも魅せ場も無く。
男達の12月中旬の戦いは幕を閉じたわけで。

溜息しか出ない、「あぁ・・・・」と漏れる声の山。
初めて見た試合が、ノースコア。

ただ、こんな風に期待してる。
「強いNECの「0」点の試合を見たぜ!」と。
ある意味大勝した試合より印象深いのかもしれない。

ただ、彼はフィールドを駆け巡っていたが。
また見たいと思うのは、彼の魅力もさることながら、ラグビーが面白いと思ったからかもしれない。

今度は、寒いと感じる隙間の無い、熱くて迸る試合を見てみたい。
そして、緑のバンダナを振り回してみたい。

願わくば、彼がフィールドを切り裂き、電光掲示板の数字が変わる瞬間も。


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コメント 4

ひいらぎ

秩父宮の試合は、あまりに距離が近すぎて、骨の当たる音まで聞こえて。
男のスポーツで、憧れて、見に行った。遠い昔だー。

私が見てた頃は、サントリーも強かったけど、今はNECが昨年日本一なんですね?
ブランケットと暖かい飲み物は必需品です。
by ひいらぎ (2006-12-17 18:55) 

山田虫

>重要なのは、「押せー!」「走れー!」「止めろー!」くらいなもんで(笑)
うん、そうなんです、いまだに私も(笑)
ルールとか、実はいまだによくわからない。
けどあんな屈強な人間が、ぶつかり合って、進んでいく。
それだけでも見る価値があって。昔から「肉弾相打つ」ってのにヨワい。
格闘技も然り。

たしかにちょっと悲惨なスコアでした(涙)。
テレビでみながら「ありゃまあ…」と何度つぶやいたことか。

>願わくば、彼がフィールドを切り裂き、電光掲示板の数字が変わる瞬間も。
その瞬間は、ゾクゾクしますよ。友達だったら、なおさら。

ようこそ、ラグビーの世界へ。
by 山田虫 (2006-12-17 22:28) 

ルースターズ

>ひいらぎ様
骨の音(笑)
でもそんな感じですよね。
踏まれて、蹴られて。
そんなものに、ドキドキして。

間違いなく、ブランケットは必要です。
実感しました・・・。寒すぎ。
by ルースターズ (2006-12-20 07:54) 

ルースターズ

>山田虫様
凄惨な結果でしたが、マイアイドルがいるのといないのでは、
やっぱり違うなと思いました。
楽しかったです。

ただ寒さを凌がないと。
切り裂いて欲しい。
空間と期待を。

願わくば、希望がそのハコの中にありますように。
by ルースターズ (2006-12-20 07:57) 

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