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SION withThe Cat Scratch Combo× 野狐禅@梅田シャングリラ [LIVE OR DIE ?]

初めて降り立った関西の空気。
ヒリヒリするぐらいの暑さに、柔らかな風が吹きぬけ。

梅田の新シンボルが目前に。
上にあるものが、横に見えるのは、寝転がるから。
観戦、観光。朝7時の大阪桜橋口。
8時くいだおれ太郎に、9時ビール。
大阪城にゲリラ雷雨未遂。

足は少しずつ言うことを聞かず。
時間だけは裕にあるなら、することは昼寝。
木曜オフィス街。
寝ているのは、多国籍と自分。

噴水の流れを静かに聞きながら、子供が遊ぶ音が聞こえるのを
遮断してのんびり眠る。
1時間半横になり、少し体調回復し。
すぐ近くの梅田シャングリラ。

PA0_0157.JPG

赤いカーテンに覆われた魅惑的な箱。
大阪で初めてライブを見るハコ。
大阪で初めて見るアーティスト。
なにもかもが童貞。
女の子について何も知らないのと同じ。

会場に入り。
コインロッカーの前の談笑を遮る。
ビールを目指す。

極力水分を耐えた。
全てはこの1杯のために。
この瞬間のためにってことっすかね(笑

SIONの名阪TOUR。
対バンは、野狐禅。
体が瞬間に反応した。
これは舐めて聞くと呑まれる。
必死な声と必死な音を。
この瞬間に賭けて来る輩がいる。
スタイルの問題もあるが。
「ふざけんなぁこのヤロー」みたいな感じでもある。
聞きやがれじゃなくて。

既に何かを突きつけてる。
久土’N'茶谷にも感じた熱波。
野弧禅の空気は、一瞬で会場を張り詰めて。
そこから放つ力は殴打。

言葉を込めて。ピアノは歌わず叫ぶ。
ギターの弦は弾け切れ。
垂れ下がった弦が、悠然に揺れて言葉の強さとは裏腹に。
SIONに恐縮していたが、頷ける。

この後のSIONのステージもまた、野弧禅以上の熱波。
そうだったんだと思い出した。

SIONも話す言葉と訴える想いを一緒に突きつけてくる。
その突きつけ方が、柔らかであったり。強引であったり。
その凸凹や波長が激しければ激しいほど、言葉は更に訴えかける。

野狐禅も素直に、そして言葉を聞きながら聞いた。
近年、興味も無い対バン。むしろ興味のあった対バンでも
ここまで吸い込まれた男達はなかった。

大阪の客層の優しさも感じたが。
それ以上に、彼らのスタイルの正直さに体が反応したというのが、
素直な感想だと想う。

SIONは、アルバム「住人」に幾つかの旧曲を組み合わせながら。
東京と変わらないステージだった。

むしろ、東京のどのハコよりも小さい空間は。
よりSIONの空気をまじかに感じる、有意義な時間だった。
8ビートはしっかり8ビートで。
バラードは、やっぱりSIONで。
少し微笑むSIONは、どこでも見ようが。
どう見ようが。
いつもと変わらない、いつもながらだった。
それが嬉しくて。

あぁ俺、どこいるんだろう?
あぁ大阪か。
なんか特別な気もほのかにするなぁだとか。
そんなことを想った。

大阪で「新宿の片隅で」なんてを聞ける時間は特別な気がしたし。
大阪の街は暑くて。
夜を泳ぎながら。
吹田の友達の家に向かう。
なぜか、笑顔で。
「にやけ」が、止まらなかった。

知らない街の知らないハコで。
ボクはSIONを観たんだという優越感がボクを支配した。
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コメント 2

TBM

いかかでしたか、大阪?
さて、SION。私はかなりご無沙汰です。
自主盤の「新宿の片隅で」にしびれて、その後
何度かLIVEを観ましたが、それきりになってます。
改めて聴いてみようかな。
by TBM (2008-08-14 00:28) 

ルースターズ

>TBM様
そういや、大阪結果UPしてないや(笑
まぁいいや、そんうちに(笑

改めて聞くと、新める新鮮が舞いますよ♪
それもまた、吹雪です。
綺麗ですよ。
by ルースターズ (2008-08-19 21:29) 

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