泉谷しげる 「春夏秋冬」 [君にREALを!(音楽編)]
週末にリヴヤングを控える。
レコードセレクトをするわけで。
でも、気がついたら季節が春になってた。
椿が足元に真っ赤に鮮血。
ふと公園のベンチに止まり。
目前には、桃色。
桜のつぼみは、ボクの頭上で少しずつ膨らみを増してるわけだから。
桃色は梅かなと、満開の木を視線の先に置いて。
視界に。
子供を撮る年老いた男が、デジカメでしきりにシャッターを落とす。
閃光は無い。
昼間の光度に、暖かさ。
春もうすぐと、1枚上着を脱ぐ。
会社を出ると、やはり脱いだ1枚を取り返し。
挙句、もう1枚となり、羽織る。
まだ3月だもんな、と冷静になる。
開花宣言が早まるというけれど。
春は4月になったら実感したいと想って、木曜日を終える。
あと1日だと想ったら。
煙草に火を点さず。
元に戻す。
疲れて。
文章と相対するほどの気持ちは無く、草臥れて。
にも関わらず。
こういう時季とこういう季節には、決まって聞きたいのが「泉谷しげる」なのです。
息が詰まりそうでありながら、呼吸音すら確かに聞こえてくる。
ギターの合間のほろりと落とす声の柔らかさは。
春一番を終えた今の季節に、やわらかく溶けて。
希望にも聞こえるが。
少し物悲しい、幼き頃の夏休みを無くした大人としての生活のループを哂うが。
あからさまな、嘲笑をせず。
明らかな賞賛もせず。
絶望を与えず、喜びも与えない。
曖昧な中に、響く声にしては鋭利で尖ってる。
だからこそ、奮い立つ何かを感じるような。
そんな「熱気」を感じる。
優しいわけでもないし、厳しいわけでもないから。
その訪れる必然の感情に向かい合う気持ちになれる。いずれ慣れる。
慣れたら、急に染みて来る。
決して春を歌っていない。
でも、人生に必ず訪れる春にも似た、息吹やまたやってきたかという溜息にも似たものを。
春夏秋冬と呼ぶならば、幾度の春でも。
桜と泉谷しげる。
黒いかばんをぶら下げて。
気持ちを上げずに。
少しのろまに、くすぶる自分の熱情を確かめる。
桜の木。
ハート柄の花びら。
落ちる先に吟醸。
飲乾す喉の通り道。
辿って。
泉谷を口ずさんで。
また春が来る。
加藤和彦、高中正義、つのだひろ。
隙間の無い職人の仕事だからこそ、空気というのは澄み、響く。
レコードセレクトをするわけで。
でも、気がついたら季節が春になってた。
椿が足元に真っ赤に鮮血。
ふと公園のベンチに止まり。
目前には、桃色。
桜のつぼみは、ボクの頭上で少しずつ膨らみを増してるわけだから。
桃色は梅かなと、満開の木を視線の先に置いて。
視界に。
子供を撮る年老いた男が、デジカメでしきりにシャッターを落とす。
閃光は無い。
昼間の光度に、暖かさ。
春もうすぐと、1枚上着を脱ぐ。
会社を出ると、やはり脱いだ1枚を取り返し。
挙句、もう1枚となり、羽織る。
まだ3月だもんな、と冷静になる。
開花宣言が早まるというけれど。
春は4月になったら実感したいと想って、木曜日を終える。
あと1日だと想ったら。
煙草に火を点さず。
元に戻す。
疲れて。
文章と相対するほどの気持ちは無く、草臥れて。
にも関わらず。
こういう時季とこういう季節には、決まって聞きたいのが「泉谷しげる」なのです。
息が詰まりそうでありながら、呼吸音すら確かに聞こえてくる。
ギターの合間のほろりと落とす声の柔らかさは。
春一番を終えた今の季節に、やわらかく溶けて。
希望にも聞こえるが。
少し物悲しい、幼き頃の夏休みを無くした大人としての生活のループを哂うが。
あからさまな、嘲笑をせず。
明らかな賞賛もせず。
絶望を与えず、喜びも与えない。
曖昧な中に、響く声にしては鋭利で尖ってる。
だからこそ、奮い立つ何かを感じるような。
そんな「熱気」を感じる。
優しいわけでもないし、厳しいわけでもないから。
その訪れる必然の感情に向かい合う気持ちになれる。いずれ慣れる。
慣れたら、急に染みて来る。
決して春を歌っていない。
でも、人生に必ず訪れる春にも似た、息吹やまたやってきたかという溜息にも似たものを。
春夏秋冬と呼ぶならば、幾度の春でも。
桜と泉谷しげる。
黒いかばんをぶら下げて。
気持ちを上げずに。
少しのろまに、くすぶる自分の熱情を確かめる。
桜の木。
ハート柄の花びら。
落ちる先に吟醸。
飲乾す喉の通り道。
辿って。
泉谷を口ずさんで。
また春が来る。
加藤和彦、高中正義、つのだひろ。
隙間の無い職人の仕事だからこそ、空気というのは澄み、響く。
冬と春の間はけっこう好き。
桜の季節も待ち遠しいねぇ。
by Lo-Fi (2008-03-14 01:18)
>Lo-Fi姉さん
待ち遠しい。
新道公園花見。
今年は日程調べておくから、参加っすからね!(笑
by ルースターズ (2008-03-14 08:08)
花粉症と闘いながら心地良い季節を迎えます(笑)
by DEBDYLAN (2008-03-15 21:45)
春夏秋冬、本当に良い曲ですね。今頃イヴェントで盛り上がっているのでしょうか?やはり絵が大変になってしまい行けなくてすいません!
by kurohani (2008-03-15 23:05)
私はよくこの歌を鼻歌します。
なんか心に少し刻まれる気がします。
by のんのん (2008-03-16 13:48)
泉谷さんや、桑田さんなどきれいな声とは言いがたいけど、歌と一致したときにそのよさが倍増するような気がします。
泉谷さんは明るいキャラクターとしてテレビに出ていますが、足に障害があり、また生きてきた時代が時代だけに、その声の持つ切なさ、パワーをどうしても感じます。
いずぞや、「ラブストーリーは突然に」の出だしを歌ったときは鳥肌が立ちましたよ。
by えすぱ (2008-03-17 20:20)
>DEBDYLAN様
結膜炎にならないように気をつけて!(笑
泉谷聞けばなんとかなる?(笑
by ルースターズ (2008-03-18 21:38)
>kurohani様
個展も近いですしね!!!
でも日曜~火曜まで休みとは。
恐るべしでした(苦笑)
いつ行けばいいんだ?!とかみさんがぼやいてました(笑
ME TOO。
by ルースターズ (2008-03-18 21:40)
>のんのん様
鼻歌?
何を春夏秋冬?(笑
by ルースターズ (2008-03-18 21:41)
>えすぱ様
そうなんですよね、荒くれなみてくれから。
実は非常にセンチメンタルで繊細。
今も変わらないといえば変わらないけど。
泉谷が吼えるぐらいのことが無いのかな・・・・・。
いつだって傍若無人に「聞け!コノヤロー」と言ってほしい(笑
そして、そういうの聞きたいっすね(笑
泉谷あまぁいー!みたいの(笑
by ルースターズ (2008-03-18 21:45)