林檎の花 [INFOMATION]
多くのタネを残した、僕の親愛なる林檎の花。
僕が愛した、林檎の花びらが一片も残らず、今日ゆっくりと落ちた。
僕は、ゆっくりと凛として咲く花を、随分と見ていないし、同じ時間を共有したことは無い。
でも、その花の強さや、優しさ、儚さ。
そして何より、林檎の花は、僕に優しかった。
たまにしか逢う事のない僕と林檎の花は、いつでも大きく、そして温かかった。
そのぬくもりが、ゆっくりと消えてしまった。
林檎の花の命は、短い。
だけど、９４年もの間、咲き続けた林檎の花は、
燃える炎に、身を委ね、僕らと永遠の別れをすることになった。
明日、僕は７年ぶりに青森のばぁちゃんに逢いに行く。
もう言葉を交わす事は出来ないが、それでもばぁちゃんに逢いに行く。
昔、ポケットにねじこまれた２万円のお礼を、再びすることは叶わなかった。
また、きっと逢えるからさ。
シャイニーの林檎ジュース飲みながら、ばぁちゃんの津軽弁聞かせてくれよ。
ねぷたを眺めながらさ・・・・。
僕、貴方を愛してました。
ありがとう。
ルースターズさん、大丈夫?
その気持ちはきっと届いてるよ。
気を付けて行っておいでね。
待ってるからね。
by oka-ka-i-love-rock (2005-09-06 22:38)
ルースターズさん 気をつけて 行ってね。
おばあさん きっと 帰りを 待っています。
きっと 心は 届いていますよ。
by Runa (2005-09-06 23:03)
青森はきっともう秋の気配だったね。
そんな気がするよ。
風邪ひかないようにしなよ。
ではでは。
by hanao (2005-09-07 00:33)
台風は、大丈夫かな？青森のほうは・・・かなりぐっときた！！きっと、ばあちゃ
んも喜ぶと思うよ
オレ・・・去年ばあちゃん亡くして、二十歳から東京に来て（現３１歳）。
ちゃーんと、腹わって、ばーちゃんと、喋ったことなく・・・いってしまった・・・。
親父と酒飲みながら（二人で飲んだのが初めてだった）、ふたりして・・・
男泣きしたのを、ふと思い出した・・・ありがとうルースターズさん！！
by マコトラ (2005-09-08 00:15)
驚いた。
自分も今日、おばぁちゃんにさよならをいいました。
そして、自分も色々と考えて『ありがとう』と『愛してる』を繰り返したので。
by palo (2005-09-08 00:25)
出発前のお忙しい時に、コメントをありがとうございました。
亡くなった人のことを想う時、その人の魂はすぐそばに来ているといいます。
わたしも父の存在をそうして感じてきました。
台風が心配です。どうかご無事で。
by チヨロギ (2005-09-08 02:03)
まだまだ気持ちの整理がついていない頃だと思いますが・・・あなたの愛でた林檎の花はきっと美しかったのでしょうね。今、私も７年前に亡くなった祖母の事を思い出しています。明治生まれのたくましい女性でした。上京したての頃もらった手紙はいまでも宝物です。いつまでも、いつまでも林檎の花を、あなたの心の真ん中に咲かせていてくださいね。道中気をつけて・・・
by karu-karu (2005-09-09 19:36)
やっぱり。
やっぱり君は素敵だ。
そんな君の婆ちゃん。きっと素敵な方だったんだろう。
向こうでも素敵な時間を紡いでるに違いないさ。
幸い、自分はまだ婆ちゃんが元気でいてれくれている。
子供の頃、親よりも長く一緒にいてくれた婆ちゃん。
優しかった婆ちゃん。
悲しいけれど、いつか会いたくても会えなくなってしまうときが来るだろう。
そのとき自分はどんなことを思うのだろう。
この文章を読んで、そんなことを考えさせられたよ。
by mates (2005-09-10 00:28)
＞おかあか様
宴会でした。
笑い声と、酒が絶えない（笑）
ばぁちゃんが愛した町も、賑やかな祭りの町でした。
不謹慎かな。
楽しかった（笑
by ルースターズ (2005-09-14 08:00)
＞ＲＵＮＡ様
７年ぶりの町は、妙に静かでしたが。
それでも、やっぱり僕が好きなばぁちゃんの家でした。
１４歳の時に、叔父の仕事を継いで、田舎で暮らそうかと
本気で考えてましたから（笑）
あっこが、一番落ち着くのかもしれないと思ってましたが、
東京に空気がやっぱり、僕は好きだったりします。
たまに行くから、楽しいのかなって。
by ルースターズ (2005-09-14 08:03)
＞ｈａｎａｏ様
涼しかったなぁ。
食いもんも美味かった。
なにより、やっぱりばぁちゃんを、ＨＡＰＰＹに送り出せたと。
そんな気持ちです。
昨日帰ってきて。
東京の空に星を見つけられませんでした。
あんなにムコウでは、キラキラしてたのに。
それでも、やっぱり、僕には東京しかないんだなと思うと、
少し複雑な気持ちでした。
by ルースターズ (2005-09-14 08:05)
＞マコトラ様
雨男の僕は、台風を呼びました（笑）
ばぁちゃんは、本当に優しかった。
素敵だった。
古い写真が出てきて。
それを眺めてたら。
なんともいえないオーラが出てた。
こういう空気を感じることが、出来たなら。
僕は幸せな孫だったと、そう思えます。
by ルースターズ (2005-09-14 08:07)
＞ｐａｌｏ様
ばぁちゃんには、照れくさくて言えなかったです。
墓の前であっても（笑）
ばぁちゃんの前で手を合わせると、言葉が出ない。
だから、余計な言葉を止めて。
僕は、頭を下げて。
そうやって、線香と雨音、花の匂いを感じながら。
綺麗に化粧されたばぁちゃんに、姿を眺めて。
そんな時間が、ゆっくり流れてました・・・。
by ルースターズ (2005-09-14 08:10)
＞チヨロギ様
僕は、昔から悪い事をすると、父ちゃんカァちゃんに謝るより、先に
僕が物心つく前に逝ってしまったじぃちゃんに謝ります。
バチが当たらないようにとか、あぁ、ごめんなさいとか。
勝手な祈りはじぃちゃんにしてました（笑）
この歳になったら、さすがに悪さは無いですが（笑）
報告する相手が増えました。
ばぁちゃんは、きっと怒ると思います。
俺も、怒られたいのです。
でも、それ以上に優しかったな。
もう二度と見れないと思うことはしないのです。
思い出せば、ばぁちゃんの笑顔しか記憶にないのですから。
あ！俺、今少しＨＡＰＰＹかも（笑
by ルースターズ (2005-09-14 08:15)
＞karu-karu様
整理は、つけるほど大変なもんじゃないっすけどね。
「逝っちゃったか」って感じっすね。
道中、林檎が実をつけてました。
林檎の季節です。
ぐるぐるまわる時間の中で、僕は間違わず生まれて。
じっちゃんとばっちゃんから生まれた林檎の実を美しさ・強さを
俺は忘れず。
そして、伝えられように。
林檎の実という名の僕らの系譜は、これからもグルグルと続く。
by ルースターズ (2005-09-14 08:22)
＞ＭＡＴＥＳ様
数えるくらいしか、時間を共有してなかった僕にとって、
沢山の時間を共有した、従姉妹たちとの涙の数は違えど、
重さは変わらず。
ばっちゃんを、慕う気持ちも変わらず。
皆そうやって、アルコールを流し込んで。
どんちゃん騒ぎ。
ひどいくらい賑やかだったな（笑
by ルースターズ (2005-09-14 08:24)
お帰り〜ぃ(^^)
思ったより元気で良かったっ!!
賑やかなのも、楽しかったのも、不謹慎なんじゃなくて、
全ておばあちゃんの人徳なんだと私は思います。
そんな風に送ってもらえて、きっといい所へ行かれていると思います。
私の人生は終末で「プラスマイナスゼロ」にしたいです。
そしたら笑って逝けるかも....
by oka-ka-i-love-rock (2005-09-14 16:41)
＞おかあか様
風邪ひいたらしく、クラクラしてますけどね・・・。
３００人はくだらない香典袋の勘定。
ため息しか出ませんでしたけどね（苦笑）
・・・ばぁちゃん。人徳あるねって（笑
by ルースターズ (2005-09-14 19:39)
ぐっと心に響きました。
nice!ってつけるの、迷ったけど、ルースターズさんのおばあさまを想う気持ちがすごく胸ぐらつかまれました。
by うみぼうず (2005-09-14 23:35)
＞うみちゃん
胸ぐらつかみましたか（笑）
本当は、帰って来て書きたいことがあったんだけど、
すげぇ色んなことがあって、余計な感情が邪魔して、
キッチリ書けない気がして。
違うＢＬＯＧで書きなぐりました。支離滅裂でしたが（笑）
まきちゃんっていうのよ。ばっちゃん。
凄く綺麗な顔をしていました。
それだけで、満足でした。
往生なのかもしれません。
でも、皆涙しませんでした。大人だからかな。
死ぬとき、皆泣かないって、羨ましい。
みんな、ばっちゃんに対して後悔が無いってことだよね。
涙って、すこしばかりの後悔で出来てると思います。
それが、少ない分だけ、皆愛してたんだなって、そう思いました。
by ルースターズ (2005-09-16 08:42)