山口百恵 「歌い継がれる歌のように」 [君にREALを!(音楽編)]
時代の流れに翻弄されることなく、また時代の波に逆らうことなく、彼女は唯一無二の存在として
昭和の時代に存在した。
「少女」が「女性」を歌う。そんな輩はこの時代にいないでしょう(笑)
僕は彼女をリアルタイムには知らない。ましてや、昭和の時代の歌謡曲も知らない。
平成のPOPSを歌謡曲と呼ぶかは知らないが、昭和の歌謡曲に比べて、
なんて薄っぺらなんだろうと思う。
商業的だったにも関わらず、昭和の音楽の凄さは、どれもキラキラしていた。
彼女に教えてもらったこと、それは「去り際」「引き際」の美学。
人気絶頂。セールスも上々。歌い続ければ、彼女から時代を越えた名曲が生まれただろう。
しかし彼女は、一昔前の大きな節目として存在した「結婚」を、正々堂々受け入れ、
ステージから去った。
彼女は帯通り、伝説から神話になった。
あの日、彼女は「さよならの向こう側」を歌い、白いマイクを置いた。
引き際・去り際の美しい人は、いつだって愛される。
音楽も同じ。彼女が歌いつむいだものは、セールスやメディアに存在しなくても心に残る。
よく言うおっさんの言葉「長嶋は、記録より記憶に残る男」
これに似てる。
人間何かを、やめる時は、誰からも惜しまれながらやめたい。
そうありたい。
「ロックンロール・ウィドウ」「プレイバックpart2」「絶対絶命」だけでも、俺はR&Rの匂いを感じるよ。
決して、宇崎竜童に踊らされてるわけじゃないよ(笑)
塩化ビニールの溝から流れる歌に、彼女のオーラを感じる。
時代に翻弄されたわけではない、時代の流れの中で、自分のあり方を探し、その中で
最良のLASTを見つけた女性のオーラが。
山口百恵
歌い継がれてゆく歌のように。
ルースターズさん、おひさしぶりです(^_^)
百恵ちゃんなので、飛びついてみました(笑)
塩化ビニールが変形するまで聞きましたよ。
レッド・センセーションやイミテーションゴールドもすきです。
最近ブログでも歌謡曲よく振返ってます(^o^)
by samyu (2005-03-03 23:56)
>samyu様
昨日たまたま、このレコードを聴いて、いいなぁと改めて感じました。
R&Rとは違い、愛だの恋だのの歌謡曲ですが、昨今の歌と違い、
濃さと厚さを感じます。
素敵な歌の数々を、彼女は残してると思います。
by ルースターズ (2005-03-04 08:15)
こんばんは、コメント&niceありがとうございました。
百恵ちゃん大好きでした。いつも若いのにしっかりと落ち着いていて、そのプロ根性には子供ながらに憧れを抱いたのを覚えています。こんなに潔い生き方ができたらいいなって思います。
by haruharu-hitorigoto (2005-03-07 19:59)
>はるはる様
いやぁ、「潔い生き方」という言葉に惚れました(笑)
あのシャツ素敵っすよ、いやマジで。
by ルースターズ (2005-03-07 20:30)