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僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話 [男にBOOKを!]

久しぶりに衝動的に本を買い。
そして、こんなクソ朝っぱらから読んだりしてたが
集中が切れたので休憩。

こと福祉業界には真面目な方が多い。
職種上、誰かの人生の舵取りや援助や支援といった
つまりは、ふざけてる場合ではないので、
基本皆真面目で、仕事熱心な人が多い。

一生懸命にクライエントの生活がより良く!と考えているときに、
適当なこと、おちゃらけたことを挟む隙間など、微塵もないのだ。
教科書には、会議の論考や配慮すべき点など、細かく敷き詰めてある。

今傍らには「精神保健福祉援助演習」のテキストがある。
ここには、援助の基本がある。
支援となれば、BIESTEKの7つの行動原則やら
FALLOONの傾聴やらも決して意味の無い話ではなく、
基礎部分としては、踏まえなくてはいけない部分ではあるのです。

ケース会議の方法やプレゼンテーション方法も載っているが、
そこに本当に大切だと思う部分はなく、配慮の部分。

どうやったら本音を引き出せるか?どうやったら上手くいくか?
ということで、千差万別の症状の話や対処などは載ってない。当たり前(笑)

色々僕自身も人間関係で悩んだり、苦い思いも少しではない。
当然、仕事でどうやったらより良いのかなどと、
GOALが見えない検討を重ねた時間はわずかではない。

人間関係がものを言う仕事の中で、
自分の言動や行動が想像以上に暴発することだって、
稀な話でもない。

でも、人間関係で大切なことはロックンロールが教えてくれたわけで。
そこには、信号は赤渡らない!これ常識!となぜ、赤色で渡ってはいけないのか?
という理論肯定は無い。

義理人情は大切だと、無意識な行動の中にも、
実はそれが優れたツールだと気付かないで死んでいく人も多いと思う。
気遣いの部分。
金払いが囃されるのは当たり前の話。
そんな実践が簡単なツールの話ではない。
一朝一夕で人に信用されれば、それこそ破綻するわけで。

ただ、義理人情という理論付けが出来ない精神論が中心の人生だったけれど(笑)
そうではないことを35歳になって、
参考書を開いて新しいことを学んで、それが経験と繋がって。
でも慢心してはいけない、お前は中学生だ探究心を忘れるな!という
気持ちを褪せないようにして。
いつだって次のスケベ心を忘れないような。そんな探究心。

くだらない話でくだらない長さの駄文ですが、
買った本はこれ。

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「僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話」
本田亮 著

かみさんが、ラジオで聴いてて。
凄く面白そうだと話してたら、気になりすぎて一昨日購入。

僕には電通にいる友達がおりますが、
彼が電通に転職した後に気付いたのは、「認める」スピードが速いこと。
自分のツールを全部出す前に、認めてしまう。
それこそ、出す前に認めてしまう。

人は認められると反論しなくなり、
そして相手の意見を素直に聞くようになるようで。
今まで我が強く、押し出すことまではなかった彼が、
素直に「あそこのお前は凄かった」などという発言をすると、
何か悪い気はしないものです。(体験談(笑))

本で得られるスキルなんて、薄っぺらで。
すぐに忘れてしまうものだと思ってます。

でも本の中で、自分の価値観を少しずつ反映させながら、
引き出しを何回も何度も開けて、自分に少しでもある部分を
増幅させ、自分の行動を信じるツールに変化させていくには、
とても有効な手段だと思います。

だから、仕事とは関係ない部分で、沢山考えて、
沢山経験していくことで、自分の選択肢や発想を増やし、
必ずピンチにはやってくる自分をつくりあげるのではないか?!
とそう感じるのです。

まだ本読み終わってないんですが、
電通という大きな事業だとか、精神論だとか成功論ではなく、姿勢の話。

これはあり、これはなし。
って、思う中で、自分の行動の1歩先と、自分の行動意義/意味が確認できます。
正直、この本は凄い。
どれだけ良かったかというと、こうやって久しぶりにBLOGやってしまうぐらい(笑

社会福祉の専門書とセットにしたほうがいい。

社会福祉畑で育ってきて、国家資格もそれなりにあるけど。
本当に大切なことは、経験でも資格でもなくて、もっと違うことだと思います。
まだその答えを理論的には言えないから、日々精進です。
わかってるんですがね。誰もがわかるような言葉に起こせない無知ゆえです。

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THE BIRTHDAY @日本武道館 [LIVE OR DIE ?]

昨年2月。長女とクロマニヨンズを見に行く。
最初少し聞きかじって散らかし、就寝。
アンコール起床。
ギリギリガガンガンで爆発。

あれから、10ヶ月。
年末。VISION TOUR FINALを武道館でやることを知る。
子供が生まれてめっきりライブにも行っていない。

別に妻に行くなとも言われていないが、妻が子育てしてる大変さがわかるので、
よっぽどではない限りは、1人で外出はほとんどしなくなった。

別にそれについてはなんとも思わないんだけど。
なんとなく、長女にクハラさんとチバさんを見せたかったので、
本人にそれとなく聞く。

「コンサート行かない?」
「いかなーい」
「・・・・。ロックンロールだよ?」
「ヒロトとマーシー?」
「違う。キューちゃんとチバちゃん」
「いかなーい」
「・・・・・。」

とまぁそんなやりとりをしつつも、結局THE BIRTHDAYの武道館公演に長女と出かける。

吹き付ける九段下を上がった風はいつも冷たく痛い。
ヤフオクで随分安く通路側のチケットがあったので、余計に行きたかったのもあった。
3歳で武道館も、相当だとは思いますが、
こういう経験はクロマニヨンズで経験済みだったはずですが、
思いの外、音の反響で耳を塞いであげたり。

久しぶりのTHE BIRTHDAY。
クワトロ以来ではあったのだけど、やっぱり聞きなれたあの声には、本当に染み込んだ
ロックンロールが蒸発するようで、心地よかった。

娘も帰ろうとは言わず、踊ったり拍手したり、自分なりの時間を過ごしていたよう。
しかし、まぁ我慢できるわけもなく、武道館の外周廊下を2人で散々散歩しましたが(笑

きっと覚えていないあの光景でも、僕が覚えていればいいわけで。

あのタイコがキューちゃん?と何度も聞きながら、
少し遠いステージを眺めて、スティックでたたくような真似をしていました。

前回の武道館も来ていたけれど、前回よりは凄くじっくり見れて楽しかった。
娘がいたので、真摯にライブに向き合うことはできなかったけど。
それでも、久しぶりに聞くTHE BIRTHDAYにはいつ来ても必ず訪れる安心感があります。

聞きたかったROKAも当然聞けて。個人的には満足で家路。

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友川かずき ゴールデンベスト [君にREALを!(音楽編)]

母の見舞いの間にも、病院から程近いショッピングモールのCD屋のワゴンの中に、
このCDを見つけた。

長く聞きたかったその人、友川かずき。

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小川真一氏のライナーが的を得ていて、そのままネットに掲載したいぐらい。

おどろおどろしく、見てはいけないもの。
聞いてはいけないもののような、そんなギターの掻き毟る音とその声。
見てはいけないものや聞いていけないものの多くは、
目を覆いたくなるような真実であることが多い。

そういうものは、思考を呼び頭をめぐらして、自分の価値観の葛藤を呼ぶ。
どれが正解か、数式を解くように、いくつもいくつも仮説と証明を繰り返していかなくてはいけない。

それは面倒で、そしてやらなくてもいいこと。
だから蓋をする。
俗に言う見て見ぬふりというヤツ。

見て見ぬふりで、呵責に耐えられるのなら、
それはもう無い物にもなる。

そういう真実と、見なくていいものが友川かずきで。
そしてその音楽こそ、音楽というより闘争に近い激筆な心地でもあり、
聞いていれば、見えない感情が浮かんでくる。

家族のことなども気にならなくなり、自分の立っている場所と意味を
何度も問うて、その何度もの問いに波のように繰り返し問答を繰り返す。

友川かずきが、世間の第一線に出てくるわけでもなし。
東北独特の訛がさらに、その楽曲に必要以上の魂を乗せる。

真実や現実が投影される紙芝居のようにも聞こえる
その禍々しい音から、あまりに美しすぎる情を見つけ出してしまった。

年末に聞きたくもなかった消費曲がすべて、嘘っぱちに聞こえてしまう。

嘘っぱちばかり聞いてると、きっと本当のことがわからなくなってしまう。

母の見舞いで、削られた気持ちがこのCDでさらに追い討ちをかけたことは
また事実ではあるが、それでいても現実はこんなにも深く暗いことを覚悟できた。

日本語の素晴しさと、ギターの野生感を十分に感じれるアルバム。
クレバスのように深く暗いけれど、そこをつたう水は透き通っているのです。


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