焦燥感、もしくはざらざらとした感情

【'72月刊ユミックス＆nicolaへのRESPECTを込めて。】
http://blog.so-net.ne.jp/yumixjapon/2006-09-09-1

時々の焦燥など意味の無いもので、本能の咆哮。
自らを省みたりだとか、そんなものもまた意味のないもので。
食物連鎖の様だったり、仕草だとか、獣の本能が美しいのであって、
偽物や虚飾などは、メスを傍に置く本質にもなりはしない。

朝には刺激が強すぎると想いながら。
この音楽は、音楽とかR&Rではなくて、獣の咆哮にも似た純粋な音の集合体。
そう感じます。

この音を聴いて、一瞬で恋に落ちた僕は、
首に牙を突き刺され狩られたインパラのように自分の運命を呪わず。
食物連鎖の中に、身を沈めましょう。

そして、その生涯の終わりに声をしぼりましょう。
愛の言葉を。

The Star Spangles　「Bazooka」

Star Spangles　-　Which of the Two of Us Is Gonna Burn This House Down

ジョンレノン 「ＲＯＣＫ’Ｎ’ＲＯＬＬ」

訃報が続き、今夜通夜に向かいます。

不謹慎かもしれないけど、こう思ったのです。

逝った人の顔はとても綺麗です。
少なくても、そういう人との別れでした。
美人だったとか、男前だったとか。そんな次元の話ではなくて。

綺麗な顔をしてたり、少し笑ってるように見えたりするのは、
ムコウ側の世界でもすでに楽しくやってるんだろうな・・・・って。

そう残された人間が勝手に感じることが出来るから。
勝手に感じながら、いなくなった空間を眺めながら、
まだ声をかけてくれそうな顔を傍らに感じながら、サヨナラの瞬間を迎えたくなくて。

昨年、ばぁちゃんが亡くなるまで、人が死ぬという現実に対峙したことがなくて。
そっから端を切ったように、色んなことがあったり訃報が続いたり。

そういうのは、僕の何かの感覚に火が灯る感じがして。
人との別れは、とっても信じたくないし、嫌なことだけど。
悲しみと逢って、共に過ごさなければならない時間は確実に来るしあるから。

最後、みんなに「美人だなぁ・・・」なんて言われる人生は、僕は上々だと想う。

俺が死ぬなら、
線香の煙を追いかけるように、皆が笑って飲み干したＢＥＥＲの瓶を積みあげて欲しい。
そして願わくば、どこかの時間でジョンの声を聞かせて欲しい。

LONDON BOOTED

ロックンロールじゃない。
パンクじゃない。

それでも、ＣｌａｓｈはＣｌａｓｈで。
ＪＯＥはＪＯＥ。

何気なく手にとった２枚組みのレコードには、遊び心と尊敬にも近い丁寧なつくりで、
上質に練りこまれた打ち込みの音が、３３ｒｐｍで流れてきた。

この手のレコードは、原曲の良さもクソもなく、大抵は、どーしようもないものばかり。
トリビュートで、愛を感じることなど稀で。

しかしながら、多くのトリビュートとは違う志向で、サンプリングを多様しながら、
クラッシュで遊ぶ行為はこうも見事に出来上がってると、それはもはや感動。

この手のレコードに裏切られながら、ようやくしこたま聞ける良盤と出会った。

ボクはこのレコードはこの手のトリビュートの中では群を抜いて優秀・秀逸な出来だと思う。

その昔、クラッシュがレゲェのリズムを取り入れたように、音楽には好奇心と冒険が必要だと思う。

これもまた、温故知新。
古きものを、最新型に変えずとも、古きものは、最新型を凌ぐ鋭さを持ちながら
あえて新しいもの中で、悠然と泳げる。
そして改めて原曲の良さを存分に感じる。

クラッシュに新曲は出ない。
ＪＯＥはこの世にはいない。
でも、クラッシュを愛するものが、その音を愛し。
そしてこうやって音源が出る。

ただただ、カッコいいあの音楽が少しでも、違う形で聴こえくれば、
ボクはまたクラッシュを好きになる。

その循環はたまらなく愛しい。

Ｉ ＬＯＶＥ ＰＵＮＫ♪

ＲＯＬＬＩＮＧ ＳＴＯＮＥＳ 「A Bigger Bang」

結局のところ、「Ｒ＆Ｒ」という人生最大の出来事にブチ当たった人生。

じゃぁ、「ロックンロール」ってどんなんなの？という話になった時、
もしくは、「ロックンロール」と言えば？みたいになってしまった時。
誰もが知りうる、言わば「登竜門」、「門番」が、まさしく「ローリングストーンズ」。

13才くらい、矢沢永吉を初めて知った時に、矢沢永吉は、レザーのキャップを被っていた。
「矢沢＝ＲＯＣＫ」と言われてたが、僕にとって、コレがなんでＲ＆Ｒとなるのか？と
一抹の不信を抱いたものだ。

ド級のデビューを飾り、華々しい言わば「ロックスター」という形も、
日々進化を続け、新譜ごとにその姿も代わっていくわけです。

前述の矢沢永吉に場合は、更なる進化の過程での姿を見たため、
その姿では、あの当時の僕には、１ミクロンもＲ＆Ｒを想像出来なかったわけです・・・。

ただ、まったく変わることなく、ステージで暴れ世界中を魅了し続ける男達、
それが「ローリングストーンズ」

最後だ！最後だと！言われる日本公演もまたありそうな気配（笑）
「サティスファクション」は偉大なるマンネリと化し、毎日聞いていても、
ライブに行って、キースがあのリフを始めば、初めて聴いた３３ＲＰＭの興奮が
蘇ってきてしまう始末。
そして、何度も口にした言葉をまた言ってしまう・・・「ストーンズ最高・・。」
もうジャンキーな世界であるでしょう。

偉大なるマンネリは、もう何度も通ってきたはずなのに、一瞬にして
時計の針が戻るような、そんな錯覚を起す。
そんな曲を演リ続けるバンド「ローリングストーンズ」

偉大なるマンネリこそ、Ｒ＆Ｒ！
何度聴いても飽きないのだよ。

結局のところ、８年ぶりの新譜。

先日、仕事をしてるとやけにカッケーリフがラジオから聞こえてきた。

しばらく聴いてると、「？！ミック？！」ってな具合になってきて。
曲が終わる時には、ローリングストーンズと。

世界最強の「ＯＶＥＲ　６０」

死に損ねたキースは、もう絶対死なないんじゃねぇーか？なんて思うし。
チャーリーワッツなんか、いつ死んでもおかしくないし（笑）

今世紀を代表する名曲は生まれそうもないけど。
それでも積み重ねた時間なんか関係なく、ストーンズじゃなくても
あのラジオから流れてきた、「ＲＯＵＧＨ　ＪＵＳＴＩＣＥ」を聴けば買ったと思う。

そして僕は初めて、新譜という状態でローリングストーンズを買った。
なんか変な気分（笑

ＨＯＬＥ 「ＬＩＶＥ ＴＨＲＯＵＧＨ ＴＨＩＳ」

USA産。
ぶった切れるようなSPEEDと空気。
国産の女性には、出すことが出来ない圧倒的な空気。
塩化ビニールに針を落すだけでもヒリヒリするよ。

明日、台風来るよのね。
でも大切な仕事で、遠出しなくちゃならないのよね。
「中止」の言葉なんざぁ、出てこないイライラ・・。

いろんなLPを聴いても、なかなか晴れなかったイライラが、この「HOLE」で引いていく。
イライラする気持ちを抑えるには、やっぱりぶった切る様な声が必要で。

久しぶりだったしね。

コートニーの話なんか、わんさかネットのニュースに出てくるのに、とんと聴いてなかったのですよ。
ぶっちぎれてるのは、昔から。
お構い無しなのも、昔から。

マイク投げて観客にぶつけてケガさせても、訴訟になっても。
麻薬で親権を一時無くしても。
暴行罪？
凶器保持罪？
生放送でオッパイだしても。

大体ぶっ壊れてるのは、毎度だよ。
毎回、どっかのニュースでコートニーのニュースを聞くと、ホッとする。

「コートニー・ラヴだからね。」
そういう理由で、なんか納得する事柄の多さが妙に、愛しい。

いつか、HOLEで帰ってくることなんかないんだろうが・・・・。
でも、昨年FUJIで見たコートニーの姿に、ドキドキした。

レコードから流れるR&Rが、こんなイカレタ女が歌う歌だと思えば、
やっぱりR&Rってすげぇなぁーって思います。

純粋な女の純粋な道が、ROCK　AND　ROLLなんだなって。

画像はカートとの一人娘フランシスとコートニー。
親権無くすなよ（苦笑）

BAT MOBILE 「SEX STARVED」

正直、相当ヤル気が出ない。
メシ食ったからかな・・・。なんか既に眠いし（笑）
こんなやる気のねぇ夜には、イカシタR&Rレコードがしっくりくるのさ（笑）

んな訳で今夜は、「BAT　MOBILE」
バットマンの車じゃないよ。マイケルが昔買おうとしたヤツではない（笑）
オランダ産のサイコビリー。バットモービル。
いやぁカッコいいすよ（笑）本当に笑えるくらい。
こいつは、９１年の７枚目っすね。
以前ブランキーの中村達也氏がやっていたＲＡＤＩＯで流れてて、
横浜関内のユニオンで見つけて購入。
横浜は良いレコード屋があってよく行ってたのに、無くなっちゃったなぁ（笑）
ネオロカになるのかな？あんまゴリゴリしてないし、スピードも速く、しなやかな感じ。
ハイトーンな感じのボーカルがまた良い。

それがきっかけで、まぁ再発をボチボチ買う。
オリジナルはやっぱ、高い・・・。おんなじなんだから僕は再発で充分（笑）

ふんで、この人たちのトリビュートも出てる。
このＶＡに参加している、THE MONSTER A GO GO'S。
このバンドに匂いは独特だった・・。
ガレージだったんですけどね。
僕も２回ほど見たがインパクトは凄かった・・・。カッコよかったしね。
そんなバットマンマスクのブラックレザーを身に纏い、
Ｒ＆Ｒの異臭とも言うべき個性的な匂いを撒き散らしていた男「ヒデロウ」氏が、
ある日、バイク事故で逝ってしまった・・・。
事故の状況・実況見分のようなものや、色んな思いの交錯するＨＰをみて、少し悲しくなった。
それはそれは、残念でならなかった・・。

このモンスターアゴーゴーズの、Ｇのヒロシ氏が、今やっているのが「ＲＯＢＩＮ」
ＢＡＴＭＡＮ＆ＲＯＢＩＮ。
ヒデロウ氏の遺志・想いは、今尚、盟友ヒロシ氏によって受け継がれて、更なるＲ＆Ｒを
掻き鳴らしている・・・・。

話はそれましたが、今日は「ＢＡＴ　ＭＯＢＩＬＥ」！！
『ＢＥＥＲとレコードと煙草』

今の所、これに勝る組み合わせは、「酒と泪と男と女」（河島英五）くらいなもんです（笑）

THE MUMMIES 「PLAY THEIR OWN RECORDS！」

僕が最大のリスペクトを送るバンドがあるんですが、彼等のHPが新しくなり、
横浜のみならずようやく都内でもライブをすることHPにて知った。
（アイツら連絡よこさねぇから。いっつも（笑）まぁ、それがいいんだけど。）
彼等と知り合って６年くらいか。その間一度バンドが変わり、今は違うバンドをやっている。

今はまだ音源が無い。だから紹介はしない。
彼等が音源を出す時が楽しみだ。
本当に楽しみだ。
R&Rとか、こうなんだぜぇ！と教えてくれたバンドの１つだし、そういう奴等だ。
早く紹介出来る日がくればと思う・・・・。

まぁ、今日は久しぶりの洋楽なんざぁを聴いてみようと思い、針を落すのは以下。

THE　MUMMIES　　「PLAY　THEIR　OWN　RECORDS！」
マミーズは、僕がリスペクトする上記のバンドのボーカル＆ギターの奴がくれた。
７インチも何枚か貰った。要はファントムサーファーズなんだけど（笑）
まぁ、ガレージROCKなら王道なバンドっすね。
本当にかっこいいなぁ・・。
姿は包帯グルグル巻きで馬鹿なんだけど、音は凄いね。上手いし（笑）
今日はなんかこんな気分だったりした。朗報を受けて少しHAPPYだったしね。

STAR　JETS　「GOD　BLESS」
結構POPな感じもしつつ、しっかりR&R。
なんか、いつものゴリゴリした感じが飽きたら、いっつもこういう感じのを聴きます。
凄くなんか音はヒリヒリしてないけど、しっかりとしたメロディとそれでいてR&R。
なんか節々で、ファイヤースターターみたいだ（笑）ちと違うな（笑）
今日の感じには凄くあってる。
コーラスもカッコいいし。綺麗。
昨日はSKA三昧だったから、今日はスイッチをR&Rに戻す。
最近邦楽ばっか聴いてたから、こういうのがいいなぁ。
ジャケットかっこいいし（笑）

でも明日、うちの同居人とその友人と夏木マリ見に行きます。
楽しみだ（笑）
一体、今日のR&Rチャンネルは何のため？みたいなね。
いいんです。毎日がR&R。目標っすから。

それとおまけでこれ。

JACKIE　AND　THE　CEDRICS　「THUNDER　STRUCK！」
いつも行くBARのマスターが誕生日にくれた７インチ。
もうしびれるカッコよさ。
あまりのギターの上手さと凄さに圧巻でした。よくよく考えればジャッキー＆エノッキーは
何度か見たことがあるが、セドリックスは１度だけです。
ロッキンジェリービーン、なかなか来ないんかな？（笑）
絵はしょっちゅう見ますが（笑）

久しぶりのレコードを聞くことにした。
こうやって夜は更ける。BEERを飲みながら。

THE KILLERS （ザ・キラーズ） 「HOT FUSS」

僕は、まぁなんか新しいバンドを探すときは、HMVの渋谷に行く。
大抵外国一般ROCKの新着７インチは、ここにあるんで・・。
アルバムもまだ出ていなく、まだまだルーキーの頃、このバンドと出会う。
THE　KILLERS（キラーズ）。
僕が感じた、昨年洋楽でのＭＶＰです！！！

大体、７インチは￥５００～￥７００なんで、ここで気になるヤツや、ジャケットの良いヤツを選び買う。
キラーズは、ジャケが良かった。んー、アルバムのジャケなんかより相当良い。

それで、買って聞きましたよ。ＫＩＬＬＥＲＳ　「Ｍｒ　ＢＲＩＧＨＴＳＩＤＥ」
まぁPOPだなぁと・・・（笑）
まぁでも聞きやすかったのは事実で、家の同居人の方が気に入っており、
まぁ、しばらく放置していたわけです。
まぁ、その間にフランツ（フェルディナンド）あたりがアルバムアウトしてたりして、
それもLPで購入。なんか、聞いた感じすんなぁと思い、キラーズを思い出す。
しばらくしてこのアルバムが出る「HOT　FUSS」も即LP購入。
（このアルバム、綺麗な水色のレコードなんです。ジャケ同様に・・。）

ぶったまげましたねー、凄くいいっ！！（笑）
若干打ち込みぽくなってるんだけど、好みです。
正直フランツより良い。しかもフジロックに出るつーんだから、楽しみなってしまいましたよ。
自分・・・。こういうのがあるから、フジは良い。

でも正直、フジの演奏は良くなかった・・・。音が割れてるというか、あんま上手くねぇなぁ・・。
と感じました（笑）フランツも出たんですが、演奏は断然フランツが圧勝な感はありました・・。
ここが、もしかしたらこのキラーズとフランツの決定的な評価の違いか？！と思ったくらい（笑）

下手な感じがしたんですが、まぁ勢いは感じましたよ（笑）特に「Ｍｒ　ＢＲＩＧＨＴＳＩＤＥ」
そうＨＭＶで偶然出会ったあの７インチ。そして、やはり「ＳＯＭＥＢＯＤＹ　ＴＯＬＤ　ＭＥ」。
つーか！「ＳＯＭＥＢＯＤＹ　ＴＯＬＤ　ＭＥ」は、ＲＥＭＩＸ出しすぎ！！！（笑）
何枚買ったかわからん！（笑）
個人的にこのＲＥＭＩＸで秀逸だったのは、
「ＪＯＳＨ　ＨＡＲＲＩＳ　ＲＥＭＩＸ」これは、素敵でした。ＣＬＵＢＭＩＸとＤＵＢＭＩＸともに。
こいつは、もしかしたら、レコードにしかないかも・・。

そして、来日公演・・・。つーかチケット無いし・・・。見てぇなぁ・・。
上手くなってるか確認してぇ・・・（笑）
でも絶対いいんだよなぁ・・。見たいなぁ・・（笑）レコード聴く度いいし・・・。

http://www.islandrecords.com/thekillers/site/home.las　
（キラーズ公式。日本Ｖｅｒ作れ！！（笑））

＝追記＝
なんとぴあで普通に売ってたそうです・・・。灯台下暗し（笑）楽しみ！

ジョーストラマー（JOE STRUMMER） CLASH「LONDON CALLING」

いつもは国産のR&Rなんですが。今日だけは、クラッシュです。
というよりも、ジョーです・・・。今日は日本で言う、３回忌にあたります。
２００２年の今日、ジョーは犬の散歩を終えて帰宅、椅子に腰掛け、
そのまま息を引き取ったそうです。享年５０歳。

メスカレロスも好きです。ジョーの遺作となった「ストリートコア」も何度も聴きましたが、
今日は「ロンドンコーリング」。何でロンドンコーリングの評価が高いといえば、
それはGREATなアルバムだと誰もが認めるから。
初めてこのアルバムを聴いて１９７９年に出たアルバムだと知ったときは
ぶったまげました。遠くイギリスの空には、ジョニーが叫び壊し、ジョーが歌い創る、
PUNKが生まれて、既に終わろうとしていました。
俺はといえば、ようやく生まれたくらい。そして、このアルバムを知ったときは
グダグダしょーもない人生矢先の１０代も終わる頃でした。

ジョーのエピソードなどを聞くと、懐の深さ、人として尊敬してます。
特に、今PARCOでジョーの展示会やってます。
是非！！足を運んでみたらいかがでしょうか？
私は明日行こうかと思っています。

PUNKとは、どうしようもない奴、ろくでなしの意味を持つんだけど、
イギリスでは、当時階級制度の理不尽な差別や、学歴の無い奴が頑張って仕事を
しようとするも、それをぶち壊すかのような深刻な失業問題など、やり場のない
社会体制への怒りや思いを、音楽に表出した。
それがイギリスのパンクムーブメント。

大方の日本のチャラチャラPUNKの奴等は愛だの恋だのを歌い、
多くのオシャレパンクスは、その意味すらも知らず・・・。

ジョーが逝った２年前、ちょうど川口にあるBARで酒を飲んでいて
その日たまたまクラッシュの「コンバットロック」を。
なんでだろう。あんま普段は「コンバットロック」は聴かないんだけど、
無性に聴きたかったんだよね・・・。ジョーが。その２日後のクリスマスイヴ。
ジョーが逝ったことを知る。
しばらくクラッシュしか聴かなかったもんなぁ（笑）

拝啓、ジョーストラマー様
あなたの音楽に逢えて、嬉しかったです。
あなたのように、優しい心を持ち続け、でも常に芯は冷えない、強い信念を持つ男になりたいです。
ジョーになりたいです。
でも無理なんで、ジョーみたいになれるように頑張ります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

http://www.ganban.net/joe-index-new.html