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THE BRIAN SETZER ORCHESTRA 「GUITAR SLINGER」 [君にR&Rを!(舶来)]

少し日常の中からBLOGを外すと、億劫になって。

今まであれこれ考えたり、読書したりする時間が、
子どものアレコレ、家庭のナニソレ、仕事の疲労などに塗れてしまい、
結局職場と家の往復になりがちになってしまうから。
それを避けるために外出して、また妙に疲れる。
という悪循環に陥るんですが、まさにソレ。

先週は、郡山でSELECTERでRECORDを回したり。
翌日は鳩ヶ谷で人生二度目のLIVE STAGEに立ったりと。
それなりの充実感と達成感には満たされていたのですが、
やはり、ここが気がかりになり・・・・・・みたいな。


郡山でのSELECTERは、ミッシェルガンエレファントTRIBUTEということで、
今まで何度もSELECTERをしたけど、何か1つ集大成の30分間にしようと
それなり考えて、キッチリ形に出来たかなと。
そういう心地でした。

そんな中で、アベさんが愛したバンドに曲。
というのを、曲単位ではなくアルバム単位まで掘り下げて聞き続けた
イベント前2週間ですが。

気がつけば、ブライアンセッツアー一色というか。
時間の喪失に、バイクの故障(苦笑)があるんですが、
(山手通り、富ヶ谷にて電気系統がシューンって(苦笑))
通勤がバスに変わり、時間も早く出て、長くかかるというのと
非常に公共の乗り物が疲れる。
というステキな利点で、疲労蓄積です。

代わりに、たくさん音楽を聴けて、ご無沙汰な友人にメールが出来る。
こんな程度しか無いんですが。

THE HOUSE IS ROCKIN'から始まる、GUITAR SLINGER。

DIRTY BOOGIEを1つ完成とするなら、黎明の。
非常に勢い任せの緻密さの一歩手前。

ブライアンセッツアーの声も、必要以上に跳ねてる気がする。
ギター以上に跳ねてる感じ(笑

STRAY CATSを聞いていても、それがブライアンセッツアーにならず。
ブライアンセッツアーオーケストラの名盤「DIRTY BOOGIE」の
城のような雄大で完璧な美しさを誇るロックンロールの1つの形が
最初の入り口となったことが、返って幸せな時間になりました。

DIRTY BOOGIEを聞いてから、シャカリキにストレイキャッツも聞いたけど、
それはそれで楽しかったし、これが有名なストレイキャッツかぁ!
とおのぼりさん気分で、聞いた事ある!と妙な興奮を抱いたもので。
もう随分前の話だけど。

聞き干したつもりでも、それはつもりで。
今更ながら、ブライアンセッツアーを聞き続けて出勤する。
というよりは、帰りの疲労の崩す方法に常用。

guitars.jpg

ただし、この妙な悪循環を断ち切るには、やっぱりバイク通勤に戻さなくちゃ!
だと想っております。

毎度ながら、最初のFXからお世話になってるレッドバロン大宮店に
平にお願いする次第です。

ボクの元気を返せ。
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「WHERE THE WILD THINGS ARE」 KAREN O AND WITH THE KIDS [君にR&Rを!(舶来)]

最近は会社を出て、タワレコにふらぁーと吸い込まれるのが日課。

最近はCDでもDVDでもなく。
BOOKSが好み。
張ってないアンテナに有効なのは、ピンポイントで深く掘れるネットよりも紙。

雑誌が売れないらしいけど、人間の本質は変わらないのだから、
興味深いものであれば売れるはずと。
その興味の矛先を探しながらふらふらする。

個人的には、小説はあまり読まない。
雑誌から得た知識や漢字や言葉ばかり。

沢山の雑誌を読むから、散ってる興味の欠片を頼りに
欲しいものや興味深いものを探すのは、とっても楽しい。

マイケルジャクソン追悼の匂いが充満していても。
マイケルの隙間から、21世紀の今は見え隠れしてる。
ファッションもミュージックも。

そんな中。
KAREN Oの文字。

モーリス・センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」の映画化の
サントラをYYYsのカレンが作ってるというから、もう大変。

wherethewildthingsare-poster-fullsize.jpg

絵本は国内でも1975年。
そしてオリジナルは、1963年と半世紀に渡る大ベストセラー作品。
知らなかったボクって。

絵本の世界というのは、大人になって幾つも選択肢を無限に見つけてしまうような。
純粋さが薄くなってしまった人が見ても、尚面白い。
感情の置き所は、どこにでもあって。
なぜこんな話なのか、何回も繰り返し読みながら。
その描写の真意を探るが。
結局の答えは、作者自身にしかなく。
もしかしたら、作者自身にも無いのかもしれない。

答えなき発想の穴。

子どもが見たら。
更にその発想は純粋さを増して、およそ想像もつかない世界にたどり着くんだと。
そう想った。

絵本の読み聞かせというのは、聞かせるだけじゃなくて。
そこから子どもがどんな感想を持つかの一言を楽しみにしながら、
一緒に読むのが楽しみかもしれないなとそんな風にも想った。

「WHERE THE WILD THINGS ARE」のコーナーには、
ぬいぐるみもあって。
珍しくあまりの可愛さに連れて帰ることにした。

PA0_0953.JPG

娘の友達になってくれれば・・・・と想ったが、
娘の表情は未だ冴えない。

サントラではあるが。

PA0_0960.JPG

Brian Chase, Nick Zinner (Yeah Yeah Yeahs)
Tristan Bechet (Services)
Bradford Cox (Deerhunter)
Jack Lawrence (The Dead Weather, The Raconteurs, The Greenhornes)
Dean Fertita (Queens of the Stone Age, The Dead Weather, The Raconteurs)
Aaron Hemphill (Liars)
Greg Kurstin (The Bird and the Bee)
Oscar Michel (Gris Gris)
Imaad Wasif (New Folk Implosion, Alaska)

今回の名義は、YEAYEAHYEAHSじゃなくて、KAREN O AND WITH THE KIDS
KIDSというぐらいで、少年少女合唱団の声も混じり、綺麗なものから、
子どもの柔らかさやその跳ねた感じが、絵本のサントラという世界観を見事に表現している。
歌と音響が風景に溶けてる期待感です。

メンツは、とても豪華ですがとても丁寧です。
正直、本当にサントラ故の枠組みの中に綺麗に花咲くイメージぴったり。

映画を見てみないととは思いながらも。
童心に還る時間を確認しながら。

あれやこれや詮索せずに。
絵本を読むように、その後に訪れる波を待ち構えて。

ワクワクするのか、「?」になるのか。
気持ちを6歳ぐらいに戻して。

スパイクジョーンズの仕事。活目してみないと。
公開は来年になるそうです。

SAILING HOME

絵本の1ページとこの曲がとっても合っていて。
額に入れて飾っておきたい気持ちになります。


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We Love Cyndi -Tribute To Cyndi Lauper- [君にR&Rを!(舶来)]

ライジングサンで猛烈に興奮した曲の1つに。

20080829-00000003-lisn-musi-view-000.jpg

EGO WARAPPIN'の「Girls Just Want To Have Fun」であります。

RED STAR FIELDが人だかりに塗れ。
良恵ちゃんが、すっげぇ気持ちよさそうに歌ってたあの歌が凄くボクも気持ちよかったのです。

程なくして、「GO ACTION」のカップリングだと発覚して。
そして、先週奇跡の「7インチ」のDROP。

ボクの青春には、ほとんど洋楽って流れてなくて。
シンディローパーさえも、知らなかったんです(笑

グーニーズは、幼き頃のアンセムだったけど。
あの歌がシンディローパーって知ったの。
かみさんと逢ってからなのです。

かみさんは、中学の頃はビルボードな曲を聴いてたって。
カッケーって思いました(笑

ボクは、XにTMNでしたから(笑

NIRVANAのカートが死んだときも、かみさんは少しショックだったって。
ボクに至っては、死んだことすら知らなかったですから。

シンディローパー。
商業的にも成功したアメリカの歌手だと思います。
歌詞を読み解いても、ベッタベッタなんですがね。
それでも歌詞を知らない理解できないボクでも、妙に嬉しくなるのは。
そのメロディーの爽快と明快、懐柔。

ボクは80年代のUSの音楽ってってんで興味が無いんだけど。
シンディローパーだけは、今でも良く聞きます。
懐メロって言葉を聞くと「FUCK!」ってなります。

いつの時代の曲でもいい曲は褪せないし。
シンディローパーかよ?!って思われても、
それでもそこになんとなく感じるものを無視できない感はあったりして。
そういうのは無視できないのです。

そんな中、少し前に。
シンディローパートリビュート。

MHCL-1370.jpg

CHARA×ハナレグミの「TIME AFTER TIME」が聞きたかったんだけど。

ガールズトリビュートって、基本正直ダメなのが多いんですが。
今回も質的には、伏せますが(苦笑)
ボク自身が好きな女性歌手が圧倒的に少ないってこともあるんだけど。

CHARA+ハナレグミは想像した以上の空気で。
贔屓かもしれないけど。
凄くいいです。「TIME AFTER TIME」はやっぱり好きな曲なので。

まさか永積タカシが歌い始めとはね(笑)しかも柔らかい。
こうでなくっちゃ!って気になる。

他には、土岐麻子「The Goonies‘R’Good Enough」も凄くPOP。
ただでさえ、POPなのにどこまでPOPにするかってこと。

EGO WRAPPIN'はそういった意味では完璧だったと思う。
ここに無いのが無礼なくらいに(笑)

そんな訳で、すっげぇ忙しい日々です。
そんな中、繰り返しシンディローパーを聞いております。

一応、元気です(笑)

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THE BAD PLUS 「THERE ARE THE VISTAS」 [君にR&Rを!(舶来)]

無事に週末のイベントを終えました。
自分のセレクトは相変わらずアルコールと煙に塗れ。
何を、かけたんだかも順番なんかも覚えちゃいませんし、20分ほどで降りました。
こういうのを、いつもことだと笑ってくれる仲間とお客さんに感謝してます(笑

SUNDAY。
六本木に足を向けたのは、九美洞ギャラリーに向かうため。
しかしながら日曜休館・・・・。
せっかくの六本木。
東京ミッドタウン~新国立美術館から色々と。
春の日差しにも似た心地よさの中。
モヒカン確かに。
ティアドロップ。

派手な買い物をしたわけではないが。
給料というHAPPYな日付も加えて。
地味に欲しかったものを買いあさる。

最近LIVE YOUNGもあったことで、妙に音楽を聴き倒したが。
聞きたかった音も沢山あった。
LIVE YOUNGの後片付けをしながら。

ずっと聞くのは「THE BAD PLUS」
今頃は、遠くニューヨークで演奏真っ只中だろう。

この音を知れたことは、何か自分の可能性の幅も広がった気がする。
今でこそ、NIRVANAであれば、IN UTEROを列挙するが。
幼い時分において、SMELLS LIKE TEEN SPIRITのリフに匹敵する興奮など、そうは無かった。

あのリフから始まる雷のような攻勢はボクを貫き。
黒こげにした。
ボクの音楽史は非常に浅い。
必死の中で、NEVER MINDは光明だった。

このTHE BAD PLUSと出会ったのは違う曲だったが。
「“かつてない最もうるさいピアノ・トリオ”と呼ばれているザ・バッド・プラス」

ROCK AND ROLLの国境をJAZZで渡り。
更に鋭く、更に広く浸透力と破壊力を兼ね備え。

豪快に強引に、凝縮されてる輝き燦燦。
JAZZという難解な入り口を優しく紐解くかと思えば。
決して崩せないパズルのように、組曲とし。
決して解けない結び目のように、頑なに音を描いていく。

その音が。
浮き上がる満月の調べのような気になってしまうので。
ボクは月見にように、何度でも何回でもこの音をむさぼる。

キレイなコントラストを耳で感じながら。
その世界に身を沈めながら、様々な残務をこなした。

家に帰り、このCDをブチ撒けて。

PA0_0017.JPG

コンダクターのようにパソコンのタイピングでリズムを刻んだ。

ようやく終焉の暁を向かえ。
そこに残った自分の興奮をまた感じたくて。
また聞く。
それを繰り返す。

気がつけば、なんどもCDはREPEATを繰り返す。
違うアルバムも聞きたくなる。

21世紀が生んだこの新しき融合かつ包括な音。
スタンダードを踏まえた上での挑戦の華麗なる美しさ。
決して、安易な金儲けでなく。
その原曲を踏まえたうえで、自らの音にかき消すその構成と世界。

そして、ボクはまた違う世界の扉を開く。
海のムコウ。
ボクが敬愛する絵描きの愛した音が。
部屋に響き。
きっと演奏したであろう調べに、想像をしながら。

そして、今頃になって。
先月、日本のBLUE NOTEで演奏したことを知る・・・・・。
TOURの真っ只中。

はぁ、バカ・・・。
本当に行かなかったことを心底後悔・・・・・。

でも知れたことで未来のチケットは刻まれたから。

THANK YOU http://fuckintosh66.blog.so-net.ne.jp/2008-02-10 ♪
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PIL 「RISE」 [君にR&Rを!(舶来)]

先日、友達が来る昼間に柚子を買った。
サラダに混ぜて、少し柑橘の香りを仕掛けたかったからです。
しかし、サラダ作り以外にも色々台所でバタバタしてるうちに、
ホームパーティーはいつの間にか前菜を終えてしまい、
忘れ去られた賞賛されるはずの柚子は、冷蔵庫でネーブルの隣で眠ることになってしまった。

少し時間が経ち、もはやフレッシュな野菜に紛れて、
主張するだけの勢いが消えてしまっていた柚子を風呂に入れようと思った。
しかしながら、風呂洗いをしようと思ってた矢先、妻が洗い。
バスクリンの投入によって、またもや陽の目を見ることがなくなった柚子。

いい加減冷蔵庫でも厄介者になっていた。
数日の後、拙者が風呂洗い。
ごしごしぴかぴかの後、待ちに待った柚子投入である。
いい加減時間の経過は書きたくないくらいの忘却の柚子が、
食されずその生涯を風呂で終えようというのだから、それは悩ましい。

ぷかぷか浮かぶ柚子を冬至でもないのに、浮かべて本を読みながら、
湯船に体を沈めて、ホッケーとする。
そんなことを初日。
子供のときにお風呂のおもちゃは決まって浮くものだったなと、
そんな普段考えもしない幼少期の感情がさえぎる。

翌日。
柚子は相変わらず浮かんでいたのだが、膨張してきてる。
爆発寸前の夜明け前みたいな感じ。
明日は、もしかしたら沸かしてる最中に爆発するかもと思いながら、
まだ匂いを楽しむ、いい加減風呂がにごる。

また翌日。
爆発するはずが、そんなこと思ってたことも忘れる。
亀裂が入り柚子は沈む。
変な感触だけが、下のほうでのろのろしてる。
亀裂を眺めながら、なんだか頭の中でPILが回った。
なんでだろう、柚子の亀裂を見てたら「ジョンライドン」が歌いだして。
早く風呂から上がって、ジョンライドンを聞こうとすぐに風呂を出た。
柚子は、もう知らない。

レコードに針を落とす前にYOUTUBEを見た。
個人的には、このRISEには思い出があって。
PILは本当にカッコイイんだけど、音楽に疎い時間が長かったから、
PILを知ったのは、この曲からだった。

ボクは、ラジオを知らない。
正確には興味がなかった。
でも当時、ボクは中村達也の「モンテカルロボンボン」を必ず聞いてた。
電波の悪い我が家。
金沢文庫周辺には妨害電波でも出てるんじゃねぇーか?!と思うような、
電波障害の中、ありえない位置までコンポのアンテナを伸ばし。
雨戸を開けて、窓を開けて。
そうしないと、達也さんの声は聞こえなかった。

そうやって、苦労して準備するのもまた儀式な面持ちだった。
ラジオは「3104丁目のダンスホールで」だったかな、そんな感じからの続編。

スカパラやってればSKA。
BJCで新譜が出れば、BJCと。
あとはパンクにロカビリーなどなど・・・ごっちゃまぜのラジオだったけど、
達也さんが「カッケー!」と叫ぶ瞬間は、たまらなく同じ気持ちだった。

翌日、このラジオを聴いて。
FAXを取り寄せる。
時にバイトの、親父が会社やってるボンボンの女の子。
時にコンビニ。
そのFAXにはSET LISTがあって。
そのSET LISTを頼りに関内のディスクユニオンに行ってレコードを探して買う。
なければ、横浜のアストロレコード、ミッキールームに、バナナレコード。
片っ端から探して買う。

そうやって、レコードを買っていった。
ボクがレコードを買う術って、この方法しかなかった。
そうやって聞いてきたものすべてがボクの財産になってる。

PILもそう。
なぜか、この日の達也さんは、PIL DAYだったんだよね。
んで、PILってジョニーロットンみてぇーだぁ!なんて思ってたら、そだね。みたいな(笑
恥ずかしながらそん時はそれぐらいの知識しかなかった。

すでに日本のおかしなレコード。
東京ロッカーズかめんたいロックか!みたいなとこでしか音楽聴いてなかったから、
本当に世界の音楽なんて、まるでしらんかった。
世界の音楽というのが、言い方がバカだな(笑

そうやって、色んなこと吸収してまだ吸収して。
そっからまた広げて。
そういうことしてまだまだ足りないと思ってるし、まだまだこっからだと思う。
30歳手前。
こっからだと思った柚子の亀裂とジョンライドン。

そういえば、PRETTY VACANTのバスの行き先がNOWHEREだった。
何処でもない何処かへ。

なんだか、あの日以来。
あの絵を見た以来、NOWHEREのことばっかり考えてて。

そういえば、あのバスの行き先だったって。

これでタイピング終了。
なんのこっちゃわからない。
でも、これでいいのだ。

明日、東京は雪。


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RADIO HEAD 「IN RAINBOWS」 [君にR&Rを!(舶来)]

以前、ブランキージェットシティが「ロメオの心臓」を創った時に。
RADIO HEADの名盤「OK COMPUTER」の影響をうけたと、
そんなことを書いた様々な記事を目にした。

あの頃、全盛期から少し離れ。
それでも尚違う頂に上がっていたBJCを以てして。
新しい音楽の形を証明し、見せつけた「RADIO HEAD」の存在は、
ボクの中で1つ特別なものだった。

ボクにとって「BLANKEY JET CITY」は人生の真ん中だったし、
彼ら3人の好きな音楽と名のつくものを紐解いて、今のボクの音楽の趣向がある。
言い過ぎじゃないし、3人が「かっこいい」というものは、基本何でも聞いた。
そういう青春時代だった。

「ロメオの心臓」は、解散への匂気が漂うアルバムにはなったが、
この頃のベンジーと照井さんの言葉には、ある種新しい物への
新しいR&Rへの可能性を突き進み、「ロメオの心臓」は実験的でありながら、
確実で新たな方向性を見いだしていたと思う。

にしても、突き刺すような貫くような。
そんなR&Rをブチ撒けていたいた人間たちが、
簡単にその匂いを消すことなど出来るわけもなく。
皮膚や体を覆うものをすべてを射し込み、必然の高揚を与えるROLLと違う
RADIO HEADの次元のROCKは、正直あの頃のボクには伝わらないものだったが。

時間も経て。
ボクも少しばかり大人になり。
BLANKEYも無くなり。
ボクも様々な音楽のフィルターを通過することで、また新しい音と出会ったりする中で。
2008年近くこの時期のRADIO HEADは、あの頃感じ得なかった「未知」の領域に
遭遇した気持ちが溢れた。

外の寒気を感じながら、必然に感じる切迫感。
射し込むものではない、ゆっくり浸透しながら体をふわり上げる高揚感と、スピードの混在。

これを用いた上で、再度旧譜も聞き直すつもり。
日本版のジャケのカタカナが気に入らず、翌日DROPの輸入盤を買った。

今年も色んな音を食したが、ここにきてのRADIO HEADは、妙に優しい気持ちになれる。

ようやく彼らの音を実感し、ようやく追いつけた気がする。
これの善し悪しは人それぞれの尺度があるけど。
今のところ、今のボクには幾握かの感動と感慨が残る。


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CHRISTMASには・・・・。 [君にR&Rを!(舶来)]

クリスマスなんてなけりゃぁいいのに、浮かれやがって・・・・って思う反面。
心躍るクリスマスナンバーには、毎回自分的にはウキウキしてしまう妙な感じ(笑)
クリスマスソングってキラキラしてるじゃないですか?!
キラキラ感って凄くキュンとしてしまう(笑

毎年なんかしら1枚は買ってる気がします。
クリスマス関連のレコードをCDを。

ボク的には完全にキラーナンバー満載で疾走するのが好き。
バカデカイエンジン積んで全速力。
トナカイなんて時代遅れの乗り物を捨てて。
カッ飛びやがれ、サンタクロース!
と言うわけで。
ボク的クリスマスアルバムのナンバー1は

「BIG BAD VOODOO DADDY / VERYTHING YOU WANT FOU CHRISTMAS」
捨て曲なしのシークレットトラック入(笑)
どこから聞いてもHAPPY。
どうしてもHAPPY。

12月になるとムラムラしてこのアルバム聞いてる率が高いですかね(笑)
BIG BAD VOODOO DADDYのクリスマスアルバムと聞いて。
発売日に買った逸品です(笑

今年はレコードを買いました。
師走。

ディスクユニオンで偶然に出会った「MANIFESTO!2」
これがBOOT BEATの仕事で。
あまりにキラキラしてて、素晴らしいMIXCDだったので少し気にしてたら、
ドンピシャでレコード発見。挙句、クリスマスソング(笑

Noel Recordsから出た12インチ。
5曲入りですがどれも凄く素晴らしい出来で。
クリスマス最高ってなってしまう(笑)とってもポップでスウィーンギン♪

 Boot Beat / Kurisumasu、
  Winx / Don't Laugh
   DJ Sora★Mimi / Jingle★Bells
 Yumin Horibe / A Hectic Christmas
  Snob Doggs / Michelle's Jingle Bell Boogie

そんなこと言ってますが。
クリスマスだからって、特別なことする気はまったくないです。
予定?
んなもん無ぇっすYO♪


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YEAH YEAH YEAHS 「IS IS」(EP) [君にR&Rを!(舶来)]

実に9年ぶりに黒髪をやめてみた。
まだわからない。
ブリーチ剤のチクチクを感じながら、ここに座りタイピング。
そのチクチクも9年ぶり。
20歳の頃、なんとなく10代と決別したくて、髪を白に。
血が滲む頭皮に逃避の我慢をしながら、phの強さは僕の10代を解脱。

出来上がった色の満足は、これからの20代の勢いと虚勢そのものだった気がするけど。
あの時のあの色はいかようにも染まる純白であったとそんなことを回想する。

そして、蝕む社会での停滞する時間の中。
低くなったアンテナはネットの世界で一様の変化を見せ。
今日は仕事を早々にさよならして、渋谷HMVへ。
用事は1つ。

カレンの声を買うため。
昨年の苗場の衝撃は、RHCPの衝撃よりも「YEAH YEAH YEAHS」の衝撃だった。
聞いたこともみたこともないのに、どこかで聞いた懐かしさやどこかで受けた衝撃が、
一気に押し寄せ。ステージで起こる事件。
その姿やその1つ1つの動きに心を吸い寄せられる気分になった。
ここ近年、新しい音楽で衝撃を受けたのはこのバンドが唯一の光星かもしれない。

正直に胸をえぐられ。
その声の響きに脳天まで痺れた衝動は、今も一片も薄くはならない。
そして、1年。

そして、ようやく今夜。
ついに待ち焦がれたカレンの声が到着。
「IS IS」

EPで購入。
値段の問題ではなく、いい音楽がアナログで存在するならば、
それはアナログで買う一種の礼儀にも似た美学があるため。
EPで購入。
2枚組み。A面B面で回転数が異なる。
面倒臭さすら愛しい。

パティスミスの存在もまた燦然だが、パティの衝撃より。
今の僕にはカレンの、YYYSの衝撃の方が随分重い。

思いの丈は個人の自由で、パティのアルバムはふと聴いた時に、
心の隙間に完全に流れ込む液体にも感じれるが、その水温は非常に曖昧で。
気持ちの置き場所によっては、熱湯にも冷水にも感じれるのがまた狂気で。
でもその高低の優しさが、僕には凄く柔らかい。

YEAH YEAH YEAHSには、そんな感情の余地なく畳み掛けられてる感覚に陥るのが
自分には凄く心地が良い。

この衝撃を味わいながら、また盤をひっくり返す。
回転数を変える。
儀式の果てに響くカレンの声。
夏の夜。

そろそろ、ブリーチ剤も馴染んできた。
そして、この声に馴染みを感じてくる。
段ボールに囲まれた夜。
この部屋で流れるきっと最後の曲になるだろうと思うなら。
この部屋へのレクイエムだと、ボリュームを上げてみる。


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2007-06-02-10:17 (SAT) [君にR&Rを!(舶来)]

「貴方のブログは日本の音楽つまりは、邦楽ばかりで。
 基本的に家でも日本の音楽以外は聴かないのかね?」と尋ねられたら。

「そうでもないです」と答えたい休日の朝。

朝の奥さんの掃除機をかける音に混ざりながら、
負けず劣らず部屋を、掻き乱す空気に紛れて。


IGGY POP 「CHOICE CUTS」
大好きな「THE PASSENGER」が聴きたくて。


大抵のモヤモヤは、KING KURTの音でカタがつく。


正直、これ以上は無いなと実感した時間があったボクの金字塔。
BAT MOBILE。やっぱり気が付くと聴いてる1枚。


ボクも持ってますよ、「THE DETROIT COBRAS」


奥さんがUSAに留学してた頃、USAで探してきてくれ!と懇願したレコードが
結局アメリカには無くて、上野のディスクユニオンにあった衝撃(笑
恐るべき「DINOSAOR Jr」名曲「THE WAGON」


んで、やっぱりLIVING ENDは1st。


なぜか入ってたメンバーの直筆サイン(笑

以上、朝の90分。



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クリスマスイヴは、デビッドボウイ。 [君にR&Rを!(舶来)]

クリスマスイヴの街の浮かれ気分とは違いまして。
街と言えば、環七をスクーターで疾走したのみ(笑)
昨夜深夜まで摂取したBEERのわだかまりは無くて。心地よい風でした。

今日はといえば、昼過ぎに我が家に戻り、あくせく年賀状のメッセージを書いておりました。
大体、20枚も書いたら、心が折れます(笑)

そんな中、BGMはこの2枚。
- DAVID BOWIE /  DIAMOND DOGS -

- DAVID BOWIE /  MAN WHO SOLD THE WORLD -

昨日、埼玉県川口市において、救出いたしました。100円でした。

昨晩呑みながらBARにて、
LIVE AIDのDVDでボウイを目撃したばっかりに、針を落すときのドキドキ感は猛烈でした。
「ジギースターダスト」で全てを悟ったかのような、浅はかな僕のボウイ感は、
この2枚でその評価を変えて・・・・・。
あまりにキラキラしている楽曲に、トキメキました。

しかしながら、名作と呼ばれるメジャーな旧譜というのは、
本当に滅多な機会が無いと針を落す事は少ないし買わない。買う勇気が無い(笑)
「今更・・・」なんて。
聞いたこともないのに、聞いた風になってる感じが馬鹿ですね、僕(笑)

学生時代は、シャカリキにレンタルして、MDに落して聴き倒してたけど。
時間が経つと、MDの存在すら忘れてたり。どうしようもない(笑)

人生の時間には、限界があって。
一生のうち、現存する音楽の全てを聴くことは不可能だから。
時々、こうやって温故知新な機会があるのは、とても嬉しい。
Thanks!レコードの神様(笑)

こじんまりとした小綺麗な店内のダンボールに。
ギッシリ詰まった¥100レコード。
少しカビ臭かったり。
この上ない幸せ(笑)
そこに良盤があったときには、靴箱ラブレターを見つけた気持ちじゃないっすか?(笑)
入ってたこと無いけど(笑)男子校だったし(笑)

今日、かぁちゃんとも会話したが、「あんた最近どうなの?」みたいなこと聞かれて。

「¥100のレコード段ボールを見つけて。んで、カッケーレコード見つけて。
 んで、缶コーヒー買うときに、あぁー、あのレコードはこの缶コーヒーより安いのに、
 幸せな気分になるもんなーと想って。
 んで結局、缶コーヒーの¥120が惜しくなる瞬間が堪らなく愛しい」
と話したら、あんたはバカだねと笑われました。

そりゃ、バカだなと思いますが。それでいいし、それがいいです。
フリマも同じ感覚ですね(笑)

そんなことを想いながら、クリスマスイヴは、デビッドボウイ。
嫁は、職場の同僚宅に宿泊。
僕は、部屋で爆音、ダイアモンドの犬。

【ボウイと一緒に救出した¥100レコード】


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