永訣の朝
1月2日 7:47
寂寞の今です。
呵責と後悔の到来が来ないよう、9年の間。
幾度も成せることを、踏み締めて来たつもりなのに。
朝靄で曇った窓の屈折した光は、点滴に鈍く光を加え。
つたう一滴一滴の流れは、横臥する母に混じっていたのに。
空と重なり。
気圏と銀河の先端まで旅に出ました。
フィラメントが切れたように。
ただ長い時間の終わりは、想像以上に苦しいものです。
母の62年生涯最期の笑顔は、2人の孫娘へでした。
それまで意識のきれぎれだった母の顔が急に、あやす様な。
祖母の顔になった瞬間に、今まで諦めていたものや、
捨てていたものが急に惜しくなり。
そこに決壊した後悔が、怒涛に押し寄せました。
怒涛は涙に代わり、母の横臥する姿が、急に寂しくなり、悲しくなり。
止め処なくやってきます。
しかしながらお別れです。
ありがとう、おかあさん。
バイバイ、かねちゃん。
しっかりと2人の娘を育てようと想います。
寂寞の今です。
呵責と後悔の到来が来ないよう、9年の間。
幾度も成せることを、踏み締めて来たつもりなのに。
朝靄で曇った窓の屈折した光は、点滴に鈍く光を加え。
つたう一滴一滴の流れは、横臥する母に混じっていたのに。
空と重なり。
気圏と銀河の先端まで旅に出ました。
フィラメントが切れたように。
ただ長い時間の終わりは、想像以上に苦しいものです。
母の62年生涯最期の笑顔は、2人の孫娘へでした。
それまで意識のきれぎれだった母の顔が急に、あやす様な。
祖母の顔になった瞬間に、今まで諦めていたものや、
捨てていたものが急に惜しくなり。
そこに決壊した後悔が、怒涛に押し寄せました。
怒涛は涙に代わり、母の横臥する姿が、急に寂しくなり、悲しくなり。
止め処なくやってきます。
しかしながらお別れです。
ありがとう、おかあさん。
バイバイ、かねちゃん。
しっかりと2人の娘を育てようと想います。
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