SSブログ

坂本龍一 「B-2 UNIT」 [君にR&Rを!(日本)]

買ったキッカケは随分前に、電気グルーヴのメロン牧場で
石野卓球が「あのB-2 UNITを作った坂本龍一だぜ?!」と。
何かを揶揄するようなコメントの一節だったとは思うが(笑

最近、「BLACK STONE CITY」の作業をしながら、
よく聞いているのがこの坂本龍一の「B-2 UNIT」

PA0_0772.JPG

FRICTIONとも噛み、PASSに所属していた頃のこのアルバム。
1980年製。

何も考えなくてもいい反面。
変なヒントもふんだんに出てくる、教則に近い肌触りを感じるアルバム。

フランス料理同様に、どうやってこの形になるのかは、まったくわからないのが。
興味ではなく、流れてくる音に言葉が混ざるタイピングの心地がとてもいい。
そういう意味では、創作活動のBGMにしては、
とても刺激的で好意的なのかもしれない。

断面が柔和であったり、鋭利であったりと。
非常に複雑な心象は否めないが、「分からないときは考えない」
という極論まで、すぐに導いてくれる。

何か余計なことを考えさせられるような音は、創作に向かないし、
歌も基本はダメで。
頭の中で、何かの波が跳ねる感じなのは、妨げになる。

YMOではダメだけど、このアルバムはいいのはそういう感じ。

当時、坂本龍一がやりたかったすべてが、このアルバムにはあると思うし、
実験と工夫の中に、今に続く道があると思えば、
こういう焦点の定まらないアルバムは、聞いていて挑戦的で刺激的。

出来そうで出来ない。
感じれそうで感じれない。

自分の中でのどっちつかずが心地よいときは、気持ちが安定しているときだと
ボクはそう思う。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

You'll Never Walk Al..大崩壊 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。