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「りんごとちょう」 イエラ・マリ エンゾ・マリ 1976 [君に絵本を!]

最近の休日といえば、代々木上原の某店。下北沢の某店。
絵本を探しに。

確かに新刊・新品は、種類も多く。
青山のクレヨンハウスの丁寧さも、本当に有り余る選択肢を貰える。
ただのどこの本屋に行っても、イチオシは変わらないかなって。
そんな気持ちになったのと。

自分なりのオススメを探す&好きな方のルーツのような。
そんな旅が、楽しいかなってことで。
(最初からそのつもりだったんだけど(笑))

今は専ら古本屋さんで本探しています。
安いし。

当然、新刊・新品には無い刺激で溢れています。
名作は長くありますから。
比較的良いものは、時間の経過をもっても。
古本屋さんに当たり前にあります。

先日、下北沢で購入したのが、

「りんごとちょう」 イエラ・マリ エンゾ・マリ 1976

PA0_0602.JPG

この絵本には、文章がありません。
便箋に使われるような。
今でこそ、目を引くデザイン!というわけではないのだろうけれど。

個人的には、1976に生まれ。
時代が追いついてきた感じを想うと、不変さを感じてしまうものです。

文章が無い。

読み聞かせをする時に、自分で物語を紡ぎます。
林檎の中から、あおむしが出てきて。
あおむしが蝶になって。
蝶になるまで季節は巡って。

色も多様化していないので、どこが変化してる箇所なのかの
理解、間違い探しのように、その変態と季節の移り変わりを
追いかけることが出来る中で。

何を伝えて、何を理解させた上で。
何を想像するのかという、おおよそ予測の範疇を越えた気付きを、
本人が探してくれればいいかなと想ったりもします。

話すたびに、物語は些細に変わるのは、
読み手も読むたびに何か違う発想を与えたいというような
エゴなんでしょうかね(笑

綺麗な絵を眺めるだけではなく。
そこに何があるのかプラスアルファの部分を探すには、
読み手も文章という潜入観を捨てて対峙する。

それが読み手、聞き手ともに、同じ気持ちの中で、
本を楽しめるのかもしれません。

林檎の花は、長く咲きません。
故に、その刹那な感じも現実にはあったりして。

そう考えると蝶はひらゆらと夜に舞うのかもしれないし。
絵の中の世界がすべてではないということを、
先ずは僕らが捨てた上で、向き合うようにしないと勿体無いかなと。

そう感じます。

大人の柔軟な発想と、子どもの未知な発想との共演になりそうです。

あおむしから蝶になる有名な絵本がありますが。
今のところは、コッチのほうがボクには好みです。
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