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「しゃっくりがいこつ」 マージェリー・カイラー(作) S・D・シンドラー (絵) [君に絵本を!]

先日、青山のクレヨンハウスで妻が「ジャケ買い」をした一品です。
もはや我が家では「逸品」ですが。

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「しゃっくりがいこつ」
マージェリー・カイラー(作)
S・D・シンドラー (絵)
黒宮 淳子(訳)

もはやタイトルどおりで。
朝起きたら、しゃっくりのとまらない「がいこつ」の話。

しゃっくりの止める方法を試していくのがストーリー。
がいこつのシュールな絵が非常にいいのと。
がいこつの割りに表紙見ての通り、柔らかいということ。

山下洋輔氏と同じように、擬音語が随所で。
ページをめくる際も飽きない、飽きさせないことが可能ということ。

これがまたとても読みやすいのと、
絵が大きくシンプルな分、吸い込まれやすいのがいいようです。

話も深くなく、ファンタジーでもなく。
現実の出来事でわかりやすいのと。

赤ん坊の頃は、毎日のようにしゃっくりをするので
親しみやすいのが、いいのかもしれないです。

「あれ?この(しゃっくりの)音知ってるな」という顔をしてるようなぁ、してないような(笑)
聞いている子供の表情も楽しめます。

がいこつ=気味が悪いイメージは固定概念を作るので、
こういう話はとても馴染みやすくていいと想います!

オススメです。
娘も気に入っているようです。


一方で名作と呼ばれる

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「あおくんときいろちゃん」
レオ・レオーニ (作)
藤田圭雄 (訳)

色。そして色が混ざると新しい色になる摂理。
家族も登場することで、より深い話に転がると言った感じですが。
個人的には好みではありません。

色の識別のための本は、紀伊国屋の絵本コーナーでも
ベストセラーで扱われていましたが、こういう知育絵本の匂いがしてしまうと、
なんだか露骨な感じがして好みじゃなく。

まぁ、2ヶ月の娘が楽しめるような話の内容でもなく。
また目で色をおいかけるよりも。

デカイ本でインパクトのある色彩華やかな絵本の方が、
見ているほうも楽しそうだし、読んでるコチラも楽しい。

そう言った意味では、暗いトーンの絵よりも。
前回にも書いたけど「長 新太」さんの絵のような爆発してる感じが、
今はいいのかもしれません。

親の好みで絵本は選びますが、子どもが親が選択しなかった絵本も
少し大きくなって選べるような環境はあったほうがいいかなと。
そんなことも想う日々です。




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コメント 2

アコ

また帯がいいですね!がいこつ!
奥様ナイスチョイスです。
by アコ (2009-11-21 11:19) 

ルースターズ

>アコちゃん
ところがお話はもっとステキですよ♪
本屋で見つけたら、開いてみてくださいなっ!
by ルースターズ (2009-12-03 12:16) 

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