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大貫妙子 「ROMANTIQUE」 [君にREALを!(音楽編)]

大貫妙子=シュガーベイブ。

一度、大貫妙子のソロを聞いてみたくて借りてアルバムには、
良さが見出せず封印。

時間の経過のち。
久し振りにというか、ディスクユニオンで「romantique」が安く売っていたので、
意を決して再び、大貫妙子の世界へ。

PA0_0632.JPG

予備知識が無い分と、先に書いたシュガーベイブの印象を強く持って。
レコードの針を落とすと、「CARNAVAL」
まぁカーニバルなんですが語意は。
個人的に「カルナバル」と言う言葉の響きが好き(笑)
植田ひとみの時にもそう思ったんですけど。
意味は無し、ただ好き。

このカルナバルが、まさかのテクノアレンジ。
というか、YMO。

ロマンティークは、YMOか加藤和彦という、優れたアレンジャーの下に作られており、
1曲目のテクノアレンジ以外は、全て柔和な世界の下に構成され。
丁寧な印象。

さっき色々読んでたんですが、「ヨーロッパ」といわれてるそうで。
ボクはよくわからないんですがね(笑)
ヨーロッパの景色が見えるでしょ?ホラ。みたいな感じなのでしょうか?(苦笑
やっぱりわからん。

単純にヨーロッパの地名を歌詞に起こした感も多少ですが、
歌詞を読んでも、日本というよりは大陸なイメージは確かにありますが。
望郷でもない他国の情景を呼ぶよりは、なんとなく聞き手のイメージでいいとは思います。

全体的にやわらかく、嫌味も薄い感じ。
何より声もしっとりしてるので、1人のBGMにも邪魔にならず。
何か物足りなさを感じながらも、レコードを替えられないジレンマの中。
やっぱり聞いていたいと尾を引く感じです。

実際のとこ、レコードもCDも結構買っていますが、ちゃんと聞いて、
なんか発見があるのは、そんなに無いものです。

このいアルバムも、あまりにカルナバルのスタートが度肝を抜いてしまったのと。
YMOの再始動のニュースもちらほら読んでたので、YMO再考のキッカケ的にも
非常に印象深い感じです。

と言っても、ほぼストリングスで、ピコピコしてる感じはこのアルバムには無いのですが(笑

大貫妙子の必要性は、大貫妙子の声であって。
何か、細い糸が綺麗に紡がれるような。
絹糸にも似た繊細さと大胆さがあるところだと。
鳥の羽のような感じもあるけれど、強さは奥でゆらゆらしてるだけで、
初期(シュガーベイブ)には見られる羽ばたきのような印象は、
知った10年ぐらい前の随分ソロなときには無かったわけで。

口ずさむだけでも、空気が細くなる。

そういう印象も強かった分、YMOアレンジのカルナバルは、
何か勝手なボクの大貫妙子像を崩し、更に聞いてみたい気持ちにもなったわけです。
機会を見つけて、気長に聞いていくつもりです。

絶賛したカルナバル。
これが大貫妙子の曲だと思って聞くと、なぜか感じたことのない新鮮を覚えたわけです。



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コメント 4

都市色

こんばんは。
よくヨーロッパ三部作の第一作品として挙げられますね。
僕はこの後の『AVENTURE』、『CLICHE』、そして『SIGNEFIE』も好きです。
by 都市色 (2009-04-27 22:24) 

ルースターズ

>都市色様
凄くバランスがよくまとまっていて、綺麗なアルバムです。
なかなか女性ボーカルの作品って聞かないので、
そういう意味でも新鮮でした。

石川セリ以来の、傾聴です(笑
by ルースターズ (2009-04-28 07:57) 

TBM

大貫妙子、姉がよく聴いていたので、
私もこの頃の大貫妙子はわりとよく聴いていました。
でも私がどっぷりだったのは、加藤和彦!
70年代末~80年代のソロ作は、大好きでしたね。
安井かずみさんを亡くされてから、ソロ作がでなくなり
とても残念です。
by TBM (2009-04-30 00:30) 

ルースターズ

>TBM様
加藤和彦って、あんまり世間ではすっげぇー!みたいな
ヒットメーカー扱いじゃないけど、昭和を代表する素晴らしい
トラックメーカーだと思ってます。

初めてミカバンドを聞いたときには、どうしようかと思ったぐらいです(笑
ソロ。
まだボクは到達してないので、気にしていきます。
最近はレコード安いんで(苦笑
by ルースターズ (2009-05-05 21:46) 

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