大江慎也「ＴＨＥ ＧＲＥＡＴＥＳＴ ＭＵＳＩＣ」

明日は、フジロックのチケット発売ですね。

大江慎也は、数ある中から、一体どの形を選び、苗場のステージに立つのだろうと。
どんな形でも、今その姿をありのままを見たいと心から望むのです。

アルバムがセールスされる前、オフィシャルＨＰでは様々な動きがあり、
精力的にアルバムのプロモを行う現実は、僕らのような輩には本当に
嬉しい事であると同時に、心配でもあったりする。

「あんま無茶しないで、ゆっくりでもいいのさ！貴方がいればそれでいいのさ」と。

渋谷のＨＭＶには、古ぼけたテレキャスターが飾られてる。
彼の愛の形であり、音楽に見捨てられた瞬間でさえも、
片時に置き、いつか再びの友達との再会を夢見たテレキャスター。
今、このギターから流れる音が、僕らを殺す。

「ＵＮ」という時間ではあったが、大江が前線に戻ることを熱望してた。
夢にまで見て、求めていた大江慎也の帰還だったのに、
このソロアルバムの方が、何倍も素直に聞けるのはなぜなんだろう・・・。

大江慎也「ＴＨＥ　ＧＲＥＡＴＥＳＴ　ＭＵＳＩＣ」

楽曲演奏は、初期ルースターズの４人。
作詞作曲など全てを大江慎也。
時間が経ち、初期ルースターズが事実上、ニューアルバムを出した事になる。

でもそれは、聴き手の個々が感じればいい所感であり、大題的に言うことじゃない。
４人が、数ある４人それぞれの未来の中から、この形を選んだということ。

「大江慎也」という名前を選んだというだけのこと。

気負いもなければ、緊張もセールスの心配も、なにもないんだろうなぁと。
邪念や金の匂いがしないわけです。
出す事に意味があるような気がするのです。
売ることに意味はない気がします。
この音を、日本に世界に鳴らすことに意味があるんだと。

花田・井上・池畑そして、大江。
彼ら４人が、やりたいことをやりたいようにやってるだけ。
名前なんか必要ないと思うのです。名前なんか。

いいなぁ。
こういう関係になってしまう九州の男達の生き方に素直に感動して。
そして、「ＳＴＲＥＡＭ　ＯＦ　ＦＵＮ」を聴く。

１１個のルースターズの未来の欠片の中で、この曲が一番好き。
結局はそういうこと。
潔さと簡潔さ、温かさと優しさ。そして強さ。
言葉に表現出来ないことが、このアルバムには落っこちてる。

それに気づいた気がする。

コメント 10

言葉に表現できないことってありますね。
聞くほどに、聞くほどに好きになるアルバムです。
by samyu (2006-03-11 10:00) 

＞ＳＡＭＹＵ様
気持ちいい感じっすかね。
くぅっつーよな。そんな感じ。
テンションもやや↑。いい気持ちになりますね。
by ルースターズ (2006-03-11 10:21) 

泣けますよ、ほんと。どの曲聴いても。
この４人だからこその自然体、ありのままの姿に感動。
by TBM (2006-03-12 00:01) 

＞TBM様
本当にいいですよね♪無駄なものが一切無い。
傲慢でなく素直。
あまりに綺麗すぎて、こっちが戸惑う感じ。
感情移入もあるとは思うが・・。
by ルースターズ (2006-03-12 20:40) 

最近ここのブログを知りました。いつも楽しみに読ませてもらってます。。
僕は福岡在住で、ルースターズやロッカーズ・モッズが博多で活動していた頃に、、同じ空気の中にることができた幸せ者のひとりです（笑）。。。
今回の大江慎也のソロアルバム、、僕もヘビロテです。このアルバムを聴いていると、、、フジロックでの花田さんのジャンプが思い出されて、、切なくて、、↑で、、美しくて。。。ぼく、、あの花田さんのLET'S ROCKでのジャンプを見たとき、、涙があふれ出して止まらなかったんですよぉ。。。花田さんのルースターズに対する思い、、それは大江慎也に対する思いでもあるのでしょうけど。。。一緒に今プレイしているうれしさとか、、これまでの言い尽くせない思いの、、ありったけを見せてもらったんだなぁ、、、という気がして。。。ルースターズを止めなかった花田さんには、、博多でもいろいろ言われてたりしましたからね。。。めちゃくちゃかっこいいと思いました。。今回のソロアルバムは、、やっぱり、、大江慎也だから４人でやれたんでしょうね。。。ルースターズでは、、むずかしんだろうなぁと思いますし、、もう、、ルースターズでなくても大丈夫ななのかな、、、とも思います。。そして、、そんな４人が本当にかっこいいですね。。

はじめてなのに、、、長々と失礼しました。。。
by Φ (2006-03-13 13:49) 

＞Φ様
イカシタＨＮっすねー（笑）
はじめまして。

大江！大江！！とルースターズを話すと皆そこに。
でも花田裕之こそが、一番ルースターズを愛して。
花田さんが魂ですから。肉体（ルースターズ）は死んでても、
花田さんが死ななければ、ルースターズは死なないですから。
そう信じて止まないのです・・・・。

花田さんが居なければ、
こんなにも歓喜に満ち溢れ大江さんが戻ってくることは出来なかったこと、
大江さん自身が一番感じてるんじゃないかと・・・・。

そうですよ！ルースターズという名前は、花田さんが幕を下ろしたあの日に、
終わったんです。
苗場の夏は、ちょっとしたおまけだと思ってます。
待ってたファンに、最後のピリオドを打ちに。

もう、彼らにルースターズの名前は必要ないとそう少し笑いながら。
そんな気持ちになります。
ＧＯ　ＦＯＲ　ＴＨＥ　ＰＡＲＴＹ。
僕らも行かないと間に合わないっすよ！（笑）

これからも、宜しくお願い致します。
by ルースターズ (2006-03-13 22:24) 

これ、病みつきになってる・・・。もう何度もリピートしっぱなし。
歌詞もなんだか深いね。
by ローリー (2006-03-15 21:53) 

＞ローリー様
やっばいよね。俺も気づくといつものイントロな感じっすかね（笑
by ルースターズ (2006-03-17 07:39) 

やぁやぁ、俺もリピートしまくりでイイ感じ。
早くも今年最高のALBUMだな。
by tetsuya (2006-03-17 20:47) 

＞テツヤ兄貴
いい感じっすね。結構な具合で。
やっぱりこの人凄いっすよ。
Ｒ＆Ｒってほんっとうにいいっすね（笑
by ルースターズ (2006-03-17 21:28)