「words for a book」大江慎也 [君にめんたいROCKを!]
ルースターズや大江慎也について。
先日、MAZRIでのジプシーズを見て、僕自身の中である一つの結論に至った。
そして、しばらく忘れてた言葉が、その結論を肯定してくれた。
「俺たちは今にあるからそこにしばられない」
ジプシーズがアルバムを出した時の、キャッチコピー。
同じことを、大江自身も感じていたことを、この本で僕は理解した。
ただ、僕達は彼が居なかった時間の中で、「そこ」の彼を渇望し、待ち続けた。
彼もまた、「そこ」に縛られなくとも、「そこ」への未練にも似た「憧れ」を抱いていた。
「UN」や「ALTANATIVE ROCK」や「ジプシーズ」とは違う、
4人で「ルースターズ」を演るという事実は、彼を再び表舞台へと引き戻す、
最高の舞台になったのであろう。
彼だけが望んでも、きっと呼応は難しい。
井上も池畑も、そして花田も、心のどこかで諦めてたあの頃を、忘れてはいなかったし、
忘れることすら出来なかったんだろうと思う。
逃げることも、忘れることも出来ないあの頃を、RE-START&FINISH出来るという事実は、
僕らの現実の世界では、容易に出来ることではない。
僕らは、彼らがステージに立ち演奏したあの日に、「そこ」に縛られるのを、
捨てるべきであったのだと。
若かった頃には作れなかった彼らの音楽を、聴く楽しみを得た今のほうが、素敵だと思う。
最後、大江慎也は大江慎也を分析していた。
自己分析というのは心身性の病を患う人には、難しいことと聴く。
素直に吐露される言葉の多くに、感想なんてない。
この本を読んで、やはり思う事。
「俺たちは今にあるからそこにしばられない」
他のバンドが再結成というと金と名声の匂いがする。
ピンクレディーのようにね。
僕らが待ち続けた彼らには、金の匂いがなかった。
音楽の純粋な匂いがしたんだ。
今を楽しんでることが、その匂いを更に素敵な匂いに変えた。
この大江の本は、待ち続けた僕らに大江が答えをくれた。
空白の時間の存在を、僕らに彼の「戦いの時間」を教えてくれた。
ルースターズが飛び。
大江が話した。
それならば、僕らも飛ぶべきだ。
この本を読んで思う事。
「ルースターズ」と出会い、愛したことに間違いはなかったと思ってます。
今の僕がこれからの僕だから。
そう強く思った。HAPPYな自分を感じたわ。
本の中に書いてある以上のことが
伝わる本でした。
ルースターさんの書かれた文章、
簡単にコメントが出来ないぐらい深い想いが詰まっています。
いつも心を動かしてくれて、ありがとうございます。
by samyu (2005-06-13 22:58)
>SAMYU様
そう言って頂けると、僕も幸せでございます・・・・。
本当に、僕の待ち続けた思いが見れた気がします・・・。
by ルースターズ (2005-06-14 08:22)
僕もこの本読みましたよ。大江が飲んだときにぽろっと言った一言「花田とやりたい・・・」、演ってくれ~っ!!
結構ヘヴィな時代のことも語ってるし、ルースターズ再結成についても冷静に分析してるしほんとに完全復活かって思った。これから大江慎也のロックがまた鳴り出しそうな感じなので、すげえ楽しみになったよ!!
by ローリー (2005-06-14 22:45)
>ローリー様
花田と大江、そして池畑・・・・・。
トミーはいなくても、大丈夫さ。
この3人がいれば・・・・。
最高だ!ルースターズ!!!!!!!
この本、本当に教えてくれました。
知りたかった深層を・・・。
by ルースターズ (2005-06-15 08:05)
ほえ~ん、はやく買いにいかなきゃ!!
by りんりん (2005-06-15 16:47)
>リンちゃん
買わないと!!!(笑
by ルースターズ (2005-06-16 07:39)
買ってきたよ~会社の近くに売ってました!!
そうか・・・あのときそういうつもりはなかったのか・・・
あのかたは・・・そうだったのか・・・
などなど・・・考えさせられました。
by りんりん (2005-06-16 15:07)
>リンちゃん
うちのルースターズ好きのR&R兄貴からも、
マジ泣いたとメールきました。
グッときますね・・・。
by ルースターズ (2005-06-16 17:00)
私もようやく買いましたよ。
by TBM (2005-06-18 00:09)
>TBM様
今日、ユニオン行ったら、菊の本まで出てて。
「なんじゃぁこりゃー」みたいな感じ♪
by ルースターズ (2005-06-18 09:00)